幼稚園&こども園未来戦略 ~地域の教育総合コミュニティー施設化~
- 2021.04.27
- 園トータルサポートCONSULTING
教育総合コミュニティ 幼稚園 保育園 認定こども園 未来戦略
前回お伝えしたワークマンに学ぶマーケティングトレンド
『一点突破水平展開』
何事もまずは1つの分野に特化して探求・追求するステージが大切。
そして、そのステージをクリアして更に飛躍をしていくためには、
ステージ達成までのプロセスで積み上げた技術力やノウハウを、
今までとは異なるターゲット用にアレンジして商品・サービス展開する。
その結果として新たなポジションでの競争優位性につなげていく。
そんな事例としてワークマンを取り上げましたが・・・
それでは、弊社CLPが事業のメインとしている幼稚園・保育園・認定こども園
の業界において、そのエッセンスを学んだ上で、
自園の未来展開をどのように具現化していったらよいのか??
それは、約10年前に私、雑賀竜一が出版した著書の中にすでに書かせてもらいました。
最近のマーケティングトレンドを受けて、やはりこのコンセプトは間違っていない
という確信になりましたね~
そちらが↓↓
【未来へのシフトチェンジ】
~社会の本質的ニーズを解決できる園を目指すことに価値がある~
①幼稚園から家族園へ
②地域の教育総合コミュニティー施設へ
子ども達が将来、素晴らしい人財に育っていくための最適な環境を創造し続けること。
それこそ幼稚園が追求する最高の価値であり役割であると考えるべきではないでしょうか。
私が考える幼稚園の未来コンセプトは「幼稚園から家族園へ」
そして「地域の教育総合コミュニティー施設へ」となります。
子どもも親も関わるすべての人が成長し、そして地域社会に貢献ができる幼稚園こそ
本質的ニーズを満たす未来型幼稚園の姿ではないでしょうか。
(著書 ”幼稚園の経営を劇的に変える方法” より抜粋)
子どもが成長するためには、健全な家庭環境が必要です。
より良い家庭環境もプロデュースしていける園になっていくこと、
そして地域の人々が集まって学び合う場所へと進化していくこと、
そのための運営モデルとして最適なモデルを構築していくこと。
それが、必要とされる園になっていくために必要なこと・・・かと思います。
昔ながらの私学助成スタイルの幼稚園運営からの水平展開の具現化は・・・
まさに『地域の教育総合コミュニティー施設』への進化です。
3歳~5歳までの幼児教育コンテンツを更に、別の年齢層の対象者にも
提供していけるようなステージアップを図っていくことがとても重要に
なっていくでしょう。なぜならば、各年代の人口は減少傾向ですから・・・
そのままの運営モデルでやっていたら基本的には園児が減少していきます
だからこそ、対象とするターゲットの幅を広げていくことが求められます
まあ、現状の保育料を2倍から3倍にアップできればよいのでしょうが、
現実的にそんなことはできませんので
もちろん、それは1年や2年で成し遂げるレベルのものではなく
中長期戦略としてプランニングしていくことが必要
家族園というコンセプトの実現については、まず必要になっていくのが
『母親&父親教育コンテンツの拡充と強化』
子どもの成長には、やはり一番その子のそばに寄り添っている母親と父親
の関わり方が大きな影響を与えていますから、当然、そこを無視するわけには
いかないですよね~
これに関しては、教育に関わる各分野の専門家とのネットワークを持つ
ことが現実的な気がしています。脳科学の専門家、カラダ教育の専門家、
食育の専門家・・・などなど
もちろん、園長先生や現場の先生たちが専門的分野の学びを強化して子どもだけ
ではなく親にとっても講師的な役割を担えるようになっていくストーリーこそ、
最も望まれるスタイルです
コンサルティング先の数園では、各先生が自分の専門分野を探求するという
コンセプトで、チャレンジを進めてるもらっているところもあります。
そして、1歳、2歳児向けの教育&保育サービスの展開
これは、認定こども園化や小規模保育園の開設、企業主導型保育所の開設といった
展開が現実的に行われているものでしょうし、保育園についてはそれは以前から
対応できている部分ですよね。
最近はそのような案件の新規開発をしていくためのコンサルティングサポートが
けっこう増えてきています。
そして、卒園していった子ども達との関係性を維持していくための
教育コンテンツとサービスの開発も、段階的に付加していきたいですよね
『生涯園児発想』
これもだいぶ前からお伝えしていることですが、残念ながら多くの幼稚園や保育園
の場合、卒園してからの接点を継続してとれているところがほとんどない
それでは、地域の教育創造コミュニティー施設とは言えないんですよね~
最近では、いわゆる”学童保育”の展開を具体的に行っている園もありますが、
それを預かり保育とか学童保育というネーミングで運営している園がある。
その感覚がだいぶ古いですよね
〇〇クラスとか、◇◇スクールとか・・・
1つの教育提供ステージとしてのオリジナルネーミングがあったほうがよい
現在、私が監事をさせてもらっている東京の幼稚園では、10年以上も前から
小学生対象の教育提供を行っていて、その生徒数が約100人
園児が帰ったあとの教室を有効活用していますから、ある意味、補助活動収入
のプラスαとして経営効率が良い運営につながっているわけです
他にコンサルティングさせてもらっている園では、小学生対象の教育内容を
数年かけながら充実させてきたので、それが地域でのブランディングになり
園児募集にも好影響を与えているというところもあります
その園は、小学生スクールのサテライト展開もしています。
サテライト展開とは、自園とは別の場所に教室を借りて地域の数か所に
拠点をつくりながら展開しているということ。
そして、中学生、高校生、大学生が自園とつながるための教育コミュニティーの
あり方を模索していくこと
そして、地域の大人も巻き込んでコミュニティー化していくこと
そんな教育コミュニティーを作っていく上で、自分の中でのキーコンセプトは・・・
『リアルキッザニア構想』
これは10年前には自分の頭の中になかったものなので、著書には書いていません。
詳細イメージについては、また後日お伝えできたらと思っています。
数年前に私が書いた著書を読んだある園長先生からご依頼をいただいて
その園をコンサルティングさせてもらったのですが、現在その園の敷地内には、
ベーカリーカフェがあって、保護者と子ども達はもちろんのこと、地域の方々が
そこに集う場所になっています。カフェの開発に向けてもアドバイスさせて
もらいました。
ピザやジェラートやケーキなども提供されていますから、お遊びレベルではなく
本物レベルですよ~
園舎を建て替えるというようなステージでは、こんな発想も取り入れながら
検討していくと今までにはないコミュニティー施設化につながると思います。
日々お手伝いしている園の事例を言っているときりがないですから今回は
これくらいにしておきますが・・・
更なる進化に向けた水平展開の具現化に向けてちょっとしたヒントに
なっていたら幸いです。
『家族園への進化』
『地域の教育総合コミュニティー施設への進化』
ここに向かってステージアップを進めていく中で、地域にとってなくてはならない
場所&存在となり、そこに人が集まり学び合える環境を創り出せていけたら
更なる進化の可能性がでてくるし、それがCLPのコンサルティングが目指す
トータルブランディングのカタチだと考えています
子どもも親も関わるすべての人が成長し、そして地域社会に貢献が
できる園づくりこそ本質的ニーズを満たす未来型教育施設のモデルイメージ
かなと思いますし、CLPもそんな園づくりのお手伝いを楽しくしていけたら
ありがたいですね。
今日は、最近の一般的なマーケティング視点を、幼稚園・保育園・認定こども園
の未来展開に当てはめて考察させてもらいました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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