効率とは全部やろうとしないこと?? ~器用貧乏の罠にはまらない~
時間効率 業務効率 器用貧乏 マルチタスク 断る勇気 得意分野で勝負
今、我が家のまわりで、我が子たちも含めて幼稚園から小学生の10人以上
の子ども達が鬼ごっこの真っ最中 そんな中、ブログを書いています。
古き良き子供らしい遊び方と関わり方
少々声がうるさいけれどリモートワークしている大人たちはちょっと我慢
子ども達には、こういう時間を楽しみながら、友だちとの関わり方を
学んでいってほしいな~と思います
さて、今日お伝えしようと思うのは、仕事や生活面での時間効率の話
誰にとっても、時間は大切であり、より効率的に使いたいものですよね。
”マルチタスク”という言葉があり、複数の仕事を柔軟に効率的に進めていく能力
と言われていますが、もちろん、その能力が高いと、あらゆる面で時間効率を
アップできる可能性が高いことは言うまでもありません
つまり、その人はその他大勢の人よりも、あらゆることを”器用”に遂行すること
ができるという長所を持っている
しかし、『器用貧乏』という言葉も世の中には存在しますよね。
『器用貧乏』とは・・・
器用であるために、あちこちに手を出して、どれも中途半端となって大成しないこと。
また、器用であるために他人から便利がられて、こき使われ自分ではいっこうに
大成しないこと。
この器用貧乏の罠に、マルチタスク能力が高い人がはまってしまうケースが
あるように感じています そして、そんな方から相談を受けることも多い。
自分があらゆる分野や領域の業務や作業を平均値以上のレベルでできてしまうが故に、
苦手な人や経験の浅い後輩や若手に、それを説明してやってもらうほうが
めんどくさくなってしまい、人に任せるよりも、自分でやってしまえ・・・
ということが繰り返されている人
そういう人を見つけては、なんでもかんでも、その人に当たり前のように
相手の状況も考えずどんどん依頼するクセがついている人もいますよね~
自分もけっこうその罠にはまりがちなのですが、そこにはまらないように
最近自分で注意していることは・・・
『断る勇気』
この勇気を持つこと、そして、なんでも引き受けてしまうクセから脱出
していこうと意識を高く持つことが大切。
なんだかモヤモヤしながら理不尽を感じながら日々を過ごすことを
回避していくために必要な勇気であり、意識なんだと思っています
承認欲求が変な意味で強い人も、頼まれたことを断れない傾向があるのかな
と思っています
『相手に嫌われたくないから断れない』というタイプの人。
でも、自分では良いと思ってやっていることが、実は自分自身を
苦しめている要因になっていることがあるんですよね~
そこは、今までそういう傾向にあった自分を見直して、意識的に自己改革を
していく必要があるでしょうね。
また、少し視点を変えた考察なのですが・・・
仕事をまわりに上手に振らないで、自分でなんとかしようとすることで
効率や仕事の質を悪化させているなと感じる人もいます。
特に、苦手分野の仕事や業務まで、自分でなんとかしようとしすぎるのはよくない
それがまわりのため、自己犠牲の精神だと思い込んで頑張り過ぎている人もいる。
しかし、最終的には全体的に仕事の効率も質も下げてしまう要因の1つになっている
逆に、全体像を考えて仕事の効率や質を高める能力に長けている人は、
誰がどんな分野や領域の仕事が得意で、どんな仕事に対してモチベーション高く
やってくれるのかを常にコミュニケーションをとりながらリサーチしています
そして、自分が少々苦手なことは、それが得意な人に振り、
自分も自分自身が得意なことに時間と機会を集中できるような環境と状況を
創り出そうとしています。
『得意な分野と領域で勝負している時間を増やすこと』
自分にも自分のまわりの人達にも、その状態をなるべく創り出すことが
最大の効率化につながるということでしょう
でも、以外と無理して苦手なことをつい頑張っちゃう人もけっこう多いのも
現実かなと思います
この考え方は、少し前にこのブログでお伝えした、
『長所伸展とウィーケストリンクの法則』の内容とも連動しているのでは
ないでしょうか。(以下にリンクしておきますね)
若いときやまだ経験不足のときには、あらゆる分野や領域の仕事を一度は
チャレンジしてみることが大切だと思います
だって、まだ自分の得意と不得意が何かも明確にわからないでしょうから。
もしくは、それはただの思い込みかもしれませんから。
ある程度のキャリアを積み上げて、経験値が高まったステージにおいては
しっかりと自己理解、自己分析ができていることが大切ですよね
得意は何で、苦手は何でというものが明確になっていたほうが
人生の選択と集中がしやすくなりますよね
すべてにおいて完璧な人間なんていないのですから。
そのステージにおいての効率的で効果的な時間の使い方を考えていくと
『効率とは全部やろうとしないこと』
『それぞれが得意分野に費やす時間を増やしていくこと』
『断る勇気』
そんなことがポイントになっていくのかなと思います
一人で必死に頑張っているのはわかるんだけど、なんだかその人やそのチーム
の成果やパフォーマンスがあがらないときに、ありがちな現象について
自分なりに思っていることを書いてみました
皆さんも、社会人基礎力&総合力を積み上げて、マルチタスク能力がハイレベル化
したときに、器用貧乏の罠にはまらないようにお気をつけください
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。