大衆心理と団結本能 ~最大公約数的決定思考からの卒業を目指す~
1月もあっという間に終わろうとしていますね 早い
ある程度の期間をかけてゆるやかなダイエットプランを密かにスタート
してから3ヶ月半が経過。スタート時のピークウェイトからは約7~8キロくらい
減量に成功 食事の内容に気を付けているので、自分のカラダの健康度アップを
けっこう実感することができています
目標ウェイトまであと2~3キロくらいなので、あと1か月程度で
達成できたらいいな~と思っています
それはさておき、今日のメインのお話しをしていきたいと思います。
『大衆心理』という言葉がありますが、
ちょっとその意味を調べてみたら以下のような解説文章がありました。
大衆心理とは、
社会を構成する集団が合理的是非を判断せずに特定の時流に流される事を指します。
大衆心理が発生する要因としては、自身が所属する社会において敵対する勢力が
出現した時の団結本能だとされています。
個が確立されていない社会や精神的に未成熟な子どもは、大衆心理に影響される
傾向が強いといえます。
自分も含めてですが、人は特定の時流に流されてしまうことってありますよね~
例えば、飲食店のメニューやら、商品陳列のPOPとかで
『人気NO1!!』『困ったらこれ!!』なんて書いてあると、とりあえずそれは
オーダーしてみる。購入する何かのセレクトに迷ったら店員さんに、
一番売れていて人気にあるものってどれですか?と聞いてみる。
自分ではAにしようかなと決めていたのだが、その他大勢の人達が
やたらとBを購入するので、最終的にはBを購入してしまった
行列ができている店を見ると、行ったことも食べたこともないのに
あの店絶対うまいんだろうな!!とポジティブな印象を勝手に持つ・・・などなど
つまり、何かを判断したり決定したりする際に、自分だけで決めた明確な考え
というよりは、その他大勢のいわゆる大衆の判断や決定事項に実は影響されながら
判断を下している人が多いということなのでしょう。
『最大公約数的決定思考』を人は誰しも持っているということ。
『人間が欲しいものとは、よく売れていて皆が持っているもの』
と捉えることさえできるのかもしれません。
大衆心理の本質的な部分は・・・
何かを購入するというプロセスを通じて”安心のニーズ”を手に入れようと
している人達が多いということなんだろうと自分では解釈しています
『皆と一緒だから安心!!』というやつですね。
別にこれが良い悪いということではないとは思いますが、個人的には、
自分がとても気に入って手に入れたものが、あとからやたらと大衆化して
多くの人が持つようになると、最初に購入したときの思い入れがだんだん
薄れてしまう傾向があります
例えば、まだあまり知られていない人だけど魅力を感じるなとファンに
なったのはいいのですが、その人がメディアへの露出が多くなり、誰もが
知っている大衆的人気者になってしまうと、なんだかファン度が下がってしまう
そんな感じで・・・
自分の場合は大衆化レベルが高まれば高まるほど
それをセレクトするのを敬遠しがちなタイプ。
現在、ものすごく流行っているものではなく、そこからちょっとずれた
自分のセンスを刺激してくれるアイテムをあえてセレクトしたいタイプ。
これって変わっているんですかね~??
あまのじゃく、アウトローなんですかね・・・
でも、大衆心理と自分のような感覚で向き合っている人も多いとは
いいませんが、それなりの割合で存在するような気はしています。
皆さんは大衆心理とどう向き合っていますか?
次に、『団結本能』という視点で考えてみると、
弱肉強食の野生動物の世界では、単体で弱い動物ほど、集団で群れながら
行動をすることが基本ですよね。
そして、何かに襲われそうになったら、集団で逃げたり、集団で対抗したりしている
そういう行動は反射的に本能的にしているわけで、野生の世界では、
団結して群れて行動することが、生命維持確率が高いと、生まれながら
に脳や遺伝子にインプットされているんでしょうね
もちろん、野生動物のレベルではないと言えども、人間も同じように
大衆化すること、つまり群れることで敵対する勢力への対抗力を上げる
という本能が備わっていると解釈するほうが自然でしょう。
だから、困るとなんだかとにかく集まろうとする人達が多いことも理解できます
そこに関しても、自分なりの考え方がありまして・・・
個人的には、『無意味にただ集まること』はあまり好きではありません
目的もなく、なんとなく集まることで安心できる人もいるんだと思いますが
そうやって群れることは苦手なほうですかね
逆に言えば、目的や価値観が共有されている、もしくは近似している人達
と集まることはとても好きですし、自分にとって必要なことだと考えています
まあ、自分の場合はそのように『条件付き団結本能』ですかね~
でもよく考えると、集まっても、目的や価値観がバラバラだとそこに
いざこざや意見の相違が起こって、最終的にその群れの中で敵対関係に
なるなんてこともあるのではないでしょうか
だから、ある意味、目的や価値観が共有されている人達という条件付き
の団結こそ、1つのパワーとなって敵対する勢力への強い対抗力になる
それって人と集まるときのキーポイントだと思いますね
野生動物でも人間の社会の中でも、強い集団や群れ(チーム)には、
必ず優秀なトップやリーダーやボスがいるものです
その人が打ち立てた、目的や価値観や道標に共感した人達が集まって
いるからこそ、1つのチームとして機能して、強いパワーを発揮できる
今まで何度か 『組織はトップとリーダーで99%決まる』と
お伝えしたことがありますが、まさにそういうことなんだと思います。
子どもや生まれたての動物のように、未成熟でまだ個が確立していない
段階では、大衆心理に沿いながら行動したほうが賢いわけですよね。
でも、そこから段階的に人間として成長&成熟してレベルアップしていくためには
まわりに同調&依存しているステージ、最大公約数的決定思考をどこかの段階で
卒業していく必要があるんだと思います。
そして、自分自身の生きる目的や価値観や使命を明確に持ち、自ら旗を上げて
それを、多くの人達に伝えていくこと、その結果としてその思いやエネルギー
に共感した人達と団結度の高いチームを作りあげていく
大衆心理によってもたらされる安心のニーズではなく、
個の魅力や力で多くの人達の安心のニーズを満たすことができる人こそ
真のトップ&リーダーということなのではないでしょうか
『皆が・・・だからではなく、この人が・・・だから』
その1人は、100人分もの1000人分もの価値がある人なのかもしませんよね
今日は『大衆心理』というものに対して、そこから派生する自分なりの
解釈を整理してみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。