あらゆる環境で力を発揮できる人の特徴 ~人間を理解する力~
仕事やプライベートを通じて、比較的多くの方々との接点がある中で、
ものすごく有能だと感じる人と出会う機会も少なくありません
でも、その人達がすべてその有能さを社会や地域や組織の中で、存分に発揮
できているかといえば、そうでない人もいるなという認識もあります
もちろん、その能力をフル回転させてめちゃくちゃ活躍している人もいます
じゃあその差はどこで生まれているのか? 気になるところですよね・・・
いくつか自分なりの見解は持っているのですが、その1つは、
『ビジョンやストーリーを持って生きているか否か』
で差がついているのかなと。
その能力を活かして成し遂げたいことが明確にある人とそうでない人の差は
時間経過とともに大きくひらいていく。
その能力を発揮して、どんな未来やゴールを描きたいのかという目的&目標
に向かって高い意識で日々活動している人。能力は高いけれど、その日その日が
過ぎればいいと考えている人。そこの差は大きいだろうなと感じています。
もう1つの見解としては・・・
自分なりに人間の能力って大きく3つに分解されるのかなと思っていて
①知識力 ②技術力 ③人間理解力
この3つの総合点が高い人間がいわゆる”能力が高い”とか”優秀”とか言われる人
ではないかなと考えています
その仕事や役割で必要とされる専門的な知識やテクニカルスキルが高いという
のは優秀であるための必要条件でしょう。
もちろん、時代は流れ変化しているので、知識やスキルも常にブラッシュアップ
することが必要ですから、常に学び続けるというスタンスが必要なんだと思います
あえて、専門知識とテクニカルスキルを必要条件と表現したのは、
その2つを高いレベルで維持しているけれど、なぜかそれほど活躍できていない
人がいることを実感しているからでもあります
そこで、自分自身が一番重要だと考えているのが ”人間理解力”
なぜならば・・・
『あらゆる場面で活躍のレベルが平均以上な人の共通項が人間理解力が高いこと』
だと思っているからです。
人間理解力が高い人って?
『場の状況を読んで的確に行動や判断ができる人』とでも言いましょうか。
知識やスキルを発揮する前の問題として大切なことではないでしょうか。
知識やスキルがその人の武器だとしたら、その武器をうまく活用するためには
まわりにいる人達の思いや考えやニーズなどを理解する力が必要ということですよね。
アーティスト的思考が強い人達は、上記のパターンに当てはまってしまうことが
多いのかな・・・自分の経験則でそんなことも感じています。
あらゆる場所や環境で本人が持っている力を発揮する前提としては、
その人が、その場所や環境に”居場所”をまずちゃんと作る必要があるということ。
以前、『居場所をつくる力』というタイトルで記事を書いたので、
その内容は以下に添付しておきますね。
もちろん、まわりに必要とされたり、社会で活躍し輝くためには、
専門知識やスキルを磨く努力を継続することがとても大切だと思っています。
しかし、それを発揮するための自分の”居場所”をちゃんと作ることができなければ
それらの力は宝の持ち腐れになってしまう可能性が高いですよね
その居場所が、就職した会社であったり、趣味のコミュニティーであったり、
友人や仲間のグループであったり・・・人間理解力に長けている人は、あらゆる
居場所を作り出していくことができる、しかも知識やスキルがハイレベルであれば
それらの居場所で存在感を発揮して活躍することでしょう
しかし、人間理解力に乏しい人、場所の状況を読めず独りよがりになって
しまう人は、能力は高くとも居場所を失っていく
最初、その能力に飛びついた人達も時間経過とともに、ちょっと付き合いずらいよね・・・
となって離れていく。
だからこそ、”人間理解力”って大事だなと思いますね。
個人的には、幼児期にベースとして身に付けてほしい力として優先順位が高いもの
です。知識やスキルはスイッチが入れば後からでも積み上げられるでしょうから
人生を豊かに過ごすって、自分が必要とされる居場所が存在し、そこで
自分の力を存分に発揮できる時間を増やすことではないでしょうか。
大人の役割って子ども達に自分の居場所を作る力を身に付けさせて、そこで
存分に活躍できるように自立させてあげることではないでしょうか。
何のために勉強して学んで力をつけるかは、上記を実現していくためだということを
教えてあげることではないでしょうか。
自分も含めて一生かけながら、人間は人間を勉強していくんだと思いますね。
今日は、有能で活躍している人とちょっとそうではない人って何が違うのかな
ということを自分なりに考えてみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。