プレゼンテーション能力を磨く!! ~人間が持つ最高の力を活かす~
- 2020.10.19
- MESSAGECONSULTING
今日は、コンサルティング先の会社の幹部ミーティングに参加してきました
今後の組織強化や人材育成をスピードアップしていくための
組織全体の仕組みづくりがメインテーマ
幼児&小学生対象の会員制のビジネス展開をしていて、現在ようやく
1000人程度の会員確保まで達成しているのですが、中長期計画では
会員数6万人以上を目指しています
当然そこに向かうためには、組織全体がスピーディーに成長していかなくては
なりませんし、会員数アップのために強化しなければいけないポイントが
いくつもあるわけで・・・
その中で出てきた切り口が『プレゼンテーション能力の向上』
見込み客への営業プレゼンテーションの質をアップして、接点があった
人達の入会率アップを図っていくために必要な力だからですよね~
一般的に、ある程度の人数の前で話すのは苦手だったり、とても緊張してしまって
ナチュラルには話せないなんて人のほうが多いと思います
自分も社会人に成り立ての頃は、そうでしたが、コンサルタントとして
20代から、研修や講演会などの場数を踏ませてもらう環境があったので、
今はどちらかと言えば、苦手というよりも得意分野になって
いるのかもしれません
たまに、相談を受けて「プレゼンを上手に行うコツ」なんてのも
アドバイスをすることはあるのですが・・・
自分なりにプレゼンをうまく進める上で大切にしていることを整理すると
以下のようなことを意識していつも準備しているような気がします。
①ターゲットの明確化
⇒誰に向かって話すのかが明確になっていること
(できればそれが明確なほうが内容を絞りやすい)
②目的の明確化
⇒聞いている人がプレゼンの最後にどのような気持ちになりどう行動変革
することが、今回のプレゼンのゴールなのかを明確にすること
③思い・感情を伝える
⇒説明をするというよりも、自分の思いや感情を伝えることに重きをおく
(ただ資料やパワーポイントを棒読みするのは一番やってはいけないこと)
④大・中・小分類の整理
⇒だらだら話していてもわかりにくい
(大きなテーマを伝えるために構成要素を整理して伝える)
EX)「今回お伝えしたいテーマは5つあります。」など
④体験談
⇒自分の体験や経験を通じた話(修慧)を入れること
(人から聞いたことや、本に書いてあることをそのまま話しても人の心は動かない)
野口芳宏先生の勉強会より【智慧(ちえ)のレベルアップ】
★レベル①=聞慧(もんえ)・・・聞きかじっただけの智慧
★レベル②=思慧(しえ)・・・聞いたことを自分なりに咀嚼した智慧
★レベル③=修慧(しゅうえ)・・・身をもって体を通して体得した智慧
⑤例えば(事例やエピソード等)の多様
⇒理論だけ伝えてもわからないので、「例えば・・・」という事例を多く話す
(例えばの事例ネタは、相手に合わせて変えられるバリエーションがあるとベスト)
⑥ロジカルなストーリー展開
⇒すべて、だから・・・だから・・・でつながるように構成する
⑦未来への期待とメリット
⇒過去の話をするよりも、これからその人にとってその商品や環境設定
がどんなワクワクする未来をもたらすかを伝える
もちろん、これに加えて、声のトーンや話すスピード、滑舌などにも
神経をはらないといけません。
そして、上記とは違う視点でよくお話しするのは・・・
~自己開示から聞き手を自身に引きつける3つの導入ステージ~
①親近感の醸成ステージ
今までの自分のライフストーリー&キャリアストーリーを語る
⇒公開できる範囲で構わない
(生まれ、家族、キャリアプロセス、現状のライフスタイルなど)
★自己開示を通じて、聞き手との距離間をぐっと近くすることがポイント
(親近感の醸成)
②信頼感の醸成ステージ
今までの経験・体験・勉学を通じて専門的に学んできたテーマを語る
⇒自分の得意分野・専門的知識や知見を培ってきた背景やプロセスの紹介
★自身が話す内容の付加価値がどこにあるのかを明確にする
(信頼感の醸成)
③期待感・興味関心の醸成ステージ
そんな私だから、これから皆さんに送りたいメッセージはこういうことですと語る
⇒理論ではなく自身の“思い”を伝えることで心を動かすことが重要
★自身が語る内容は、聞き手に本気で伝えたい内容である熱意を感じとってもらう
(期待感・興味関心の醸成)
この3つのステージも意識しながら、プレゼンや講義の導入の流れなどは
自然と構成しているように思います。
ある方から、人間が持つ最高の力は、「プレゼンテーション能力」
だとお聞きしたことがあります。
相手に自分の気持ちや思いや意思をしっかり伝えられる力を身につけることで、
人とつながることが楽しく、有意義となり、その人の人生も大きくプラスに
変化させていく力の1つでしょうね
これは、一人の力には限界があるからこそ、仲間とつながり協力してことを
進めていくために人間に与えられた力なのかもしれませんね
だからこそ、大きなビジョンを成し遂げようと思っている人達ほど、
必要な力なんだと思います。仲間を巻き込んでいくための能力の1つですから
あと個人的に感じていることは、「プレゼンテーション能力」が高い人は・・・
①相手の話を”聞く”能力が高い
②”情報整理能力”が高い
という2つの特徴を持っていると感じています。
そして、その人たちは共通して他の人達より優れているスタンスがある。
それは・・・
「常にアウトプットを意識しながら、人の話を聞いたり、情報をインプットしている」
ということ!! これは自分でも意識していることです。
ですから、研修などでは自分で講師として話すときよりも、
受講者として、聞いているときのほうが、実際は疲れます
(からだというよりも頭が疲れます)
インプットの脳みそと、アウトプットの脳みそを同時進行で使うので
かなり集中しますからね
私は20代前半に、SYワークス代表の佐藤芳直さん(当時は船井総研取締役)の
勉強会レポートを作成する仕事を2年間担当していました。
1回のレポートで4時間分の講義をまとめるとA4サイズで約40ページになります
それを月1回×24ヶ月ほど担当したので、トータルでは2年で1000枚近くの
レポートを書いたことになります。もちろんスピードも要求されましたから、
3日間徹夜なんてこともよくあって・・・
しかし、そのときにカラダと脳みそを限界レベルまで追い込んだことで、
上記のような各種の能力のベースを身につけられたので、当時はかなりしんどかった
けれど、今となっては貴重な体験でしたし、自分が成長できた体験と時間です
大変だったけれど、やり抜いてよかったな~と本当に思います!!
今はもうできませんけどね・・・絶対に体力がもちません
ということで今日は、「プレゼンテーション能力」について自分なりのポイント
を整理してみました
生活していれば、いわゆる「プレゼン」の機会はたくさんありますよね。
ある意味、日々まわりにいる方々へのプレゼンテーションをしながら人間は
生きているとも言えるかもしれませんよね。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。