自分自身の環境改善への道① ~人間は環境に影響されるから~
『人は環境に影響される』
これはよく聞くフレーズですよね
例えば、新人で社会人デビューする人にとって、最初に所属する会社や組織
やチームによって、その成長度合いはけっこう変わります
仕事に対する考え方、社会人としての基本的スキルやマナー・・・
特に、日々身近に接する指導係の先輩のレベルで大きく差がつくことは明確です
自分の場合、社会人1年目の頃、それなりに厳しい先輩方に育てていただいたので
今となって考えればそれはありがたい時間だったと感じることができます。
逆に考えれば、そのときにちょっと生ぬるい環境で、仕事に対するスタンスが甘く
時間にもルーズでいつも怠けているような先輩たちがまわりにいたとしたら
完全に今の自分はいないと思っています。
だって、それが普通だと思ってしまい、そこに埋没してしまうのが人間だから
それが環境に影響されるということ
以前、こんなことがありました・・・
ある新人Aさんと話していたときに、
「先輩たちのモノの言い方がきつくていじめられているように感じる日々です。
でも頑張って耐えて、自分が先輩になったらこのような体質を改善できるように
頑張ります!!」
数年経過して、その組織の新人Bさんと話していたときに、
「先輩Aさんのモノの言い方がきつくて、日々ストレスが溜まってしまい
もう退職したいと思っています。」
改善できるように頑張ろうとしていたAさんでしたが、時の流れの中で
その職場環境に影響を受けて、そこを改善することはなく埋没した事例ですよね
つまり、同じポテンシャルを持っている人でも、どこの組織に入り、どんな人と
時間を過ごしていくかによって、大きく成長レベルが変わるということ
これをもう少しマクロな視点で考えると・・・
『どんな環境に身を置くかで人生は大きく変わっていく』
ということなんだと思っています。
その環境を構成している因子の中で、とても重要な因子が『人』ではないでしょうか
人は、何かのインプット(刺激)を受けて、自己変革することで成長していくと
思いますが、そのインプット(刺激)の多くは、自分のまわりにいる人から
もらっていると思いますね
だからこそ、『良質のインプットをする=良質の人脈づくり』という公式も
成立するのではないでしょうか。
たまに、自分には良い環境がいつも与えられず・・・と嘆いている人に遭遇
しますが、まず、環境が与えられるものという依存的思考がよろしくないと思いますね
良い環境を求めるならば、自分で環境変革をする努力が必要だと思います。
それをただ待っていてもそんな都合よく環境は変わってくれないでしょう。
「どんな環境に身を置くかを誰かに何かに依存せず、
自分で考えて創り出していく姿勢が人生をより良くしていく大切なポイント」
なんだろうなと思っています。
そこで、環境改善の第一弾として大切だと思うのは、『人脈形成』
人脈の幅や質を広げていくことが、自分にとってより良い環境改善だと
認識して日々過ごしている人が多いかというと、そこまで多くないように感じます。
人脈形成って誰でもいいから、多くの人とつながっていることを自慢するような
人がいますが、それはちょっと今回お伝えしている人脈形成の本質とは異なります
仲間がたくさんいて、楽しそうでキラキラしているという自己演出??と
捉えてしまう自分がいます。
そこには『選択と集中』という概念がないですからね~
ただ広げていく=薄まっていくに他なりません。
もっとよろしくないのは、誰かを悪い意味で利用しようとして近づいてくる
人もいるので、そんな人には騙されないようにするのも環境改善スキルかと・・・
これは自分なりの考え方なのですが、どんな人とつながろうとしているかを
あらためて整理してみると・・・
・共感性が高い人(共感ポイントが近似している人)
・相手の話をちゃんと聞くスタンスを持っている人
・口先だけではなくちゃんとカタチや成果につなげている人(行動している人)
・苦労と失敗体験を乗り越えて、何かを成し遂げている人
・自分の自慢話や仲間の自慢話ばかりしない人
・相手に敬意を払うことが自然とできている人
・人生になんらかの夢やビジョンをもって生きている人
・自分にはないスキルや経験や発想などを持っている人 などなど
ぱっと思いつくレベルですがこんな感じでしょうか。
言葉にしてしまうとなんだかフィルターがシビアな印象になってしまいますが、
何もこれらをすべて満たしてる必要なないですからね~
まあ、一言で言ってしまえば、自分にとって
『良いインプット(刺激)を与えてくれる人』と言ったらいいでしょうか。
自分自身も相手にとって、そういう環境因子になれるように成長していく
ことで、あらたなステージの人脈形成につながっていくと思いますね
職業柄、誰かの相談にのりながら、状況に応じて、コンサルティング、コーチング
カウンセリングの要素を織り交ぜて対応する時間と機会が多いですが、
人間的ポテンシャルが高いのに、身を置いている環境の影響に埋没しながら
自分の可能性をいつの間にかふさいでいる人に出会うときもあります
正直もったいないなとも思いますが・・・
そこで環境改善をしていかない、そこに留まっているのは
本人のなんらかの意志が働いていることも事実なので、
その人にとってはそこを突破していくきっかけが必要なんですよね
それは、他人に言われたからではなく・・・
自分で変えていく!!という意志に基づいて行動していくことが一番大切
だと思いますね
そうでないと、いつまでも環境や他人のせいにし続ける依存症のままですから・・・
『人は環境に影響される』 だから
『どんな環境に身を置くかで人生は大きく変わっていく』
そこで、環境改善の第一弾として大切だと思うのは、『人脈形成』
人生で誰に会い、誰から学び、誰に影響を与えていくか・・・
このプロセスの質を高めていくことが、人生の中でとても大切な環境改善だと思います。