流れ&循環 ⇔ 淀み&滞留 ~自分のところで滞留させない~
一昨日、コンサルティングで訪問した幼稚園の園長先生が、帰り際に、
『最近の自粛生活の中で、どうもカラダが固まってしまって上半身が
ガチガチで頭も首も肩も痛くてどうしようもない・・・』
そんな話をされていました。
リモートワークが続いて、カラダを動かす機会が減っている世の中
でしょうから、そんな症状に悩んでいる人達も多いのかなと思います
もともと体育会系ですから、カラダの学びにも興味がありまして、
上記のような症状の人達の共通項の1つは・・・
『血流が滞っていること』なんですよね~
先日、家族であるTV番組を見ていたら、相手にぶつかって転んだことが原因で
それ以来、2時間前のことを思い出せない女の子のストーリーをやっていました
2時間前のことを忘れてしまうのですから、当然通常の生活や学校での勉強にも
支障がでてしまう・・・そんな連続に自分の将来も前向きにイメージできない日々
でも、MRI検査をしても特に脳に異常があるわけではなく、
主な原因がわからず過ぎてい行く日々
そんな症状を多くの人達に発信する中で、一筋の光が
その症状の専門医とつながり、専門機関の細かいデータ分析によれば、
その原因は、『脳しんとう』と判明
脳の各器官における血流量が標準値をすべて下回っているという検査結果が・・・
そして、専門機関での女の子のリハビリがスタート
そこでのリハビリのメインプログラムは
『カラダを動かすこと』&『脳に刺激を与えること』
つまり、血流量をカラダも脳も高めていくこと
最初は、めまいを起こすなどつらそうでしたが、彼女も頑張った結果、
5日間程度でデータが標準値以上に戻り、記憶もかなり改善されて、彼女に
未来に明るい光が戻ってきたというお話
カラダって本当にちょっとしたことに狂いが生じるだけで、こんなことに
なってしまうんですよね。自分や我が子にも運が悪ければそうなる可能性なんて
常にありますよね。
ここで、大切だなと思ったのは『流れと循環』
カラダにとっては血流がどれだけ重要かということですし、例えば、川の流れ
だって、その流れが止まってしまったら水が淀みそれがしばらく続くと腐っていく
歴史を振り返れば、すべての文明は大きな川のあるところで発生している
川が流れ続けることで、そこには飲める水があり、そこに多くの生命が育まれ
そこに人間や動物が集い、1つの文化や文明を作ってきたことは事実ですよね
私たちの日常生活の中で流れを止めないで循環させていくということは・・・
情報をインプットしたら、アウトプットにつなげるということ
チャンスを得たら、チャンスを活かす行動をするということ
お金を得たら、ため込み過ぎずに有効に使うということ
誰かに親切にされたら、その人もしくはまわりの人に恩返しするということ
インプットしただけで終わる、チャンスをもらっているのに動かない
お金をため込んでいるだけで自己投資しない、恩返しの行動ができていない・・・
そういえば、以前このブログでチャンスという言葉に対して
以下のようなタイトルで記事を書いたことを思い出しました。
クリックしてお読みいただくとわかりますが、
「チャンス」を「チョイス」して「チャレンジ」すれば「チェンジ」する
これも、4つのステージで流れを作っていく行為そのものなんだと思います
そうやって循環させず、あらゆることを滞留させてしまっている人の日常や
人生はだんだん淀んでいくんだろうなと
例えば、同じ場所、同じ動き、同じ脳の使い方・・・という環境に立ち止まっている
人には、当然新しい情報も流れず、新しい人との出会いも起こらないわけです
流れの太さや細さや速さや量という指標がありますが、
それらはあまり重要ではなく、
『重要なことは常に流れを止めないということ』なんだと思います
もしくは淀んでいる自分に気づいたら、そのままの自分に滞留せず、
流れを作りだそうと動くことが重要なんだと思います
それが、地球の歴史や人間のカラダや普段の生活の中から学ぶべき
大切なエッセンスのように自分は感じますね~
流れを止めていない、循環している人とは、つまり変化し続けている人とも
言えるでしょう。
『流れと循環=変化』
新しい流れや変化のあるところに人は集まってくる、そしてそこから
また新しい価値やカルチャーが生まれてくる。
旧態依然として物事が滞留し淀んでいるところから人は離れていく。
ということにもつながっているのでしょう。
ちょっと考えてみるといいかもしませんね。
今の自分は淀んでいないか?滞留していないか?
ちゃんと流れているか?循環システムが働いているか?
そんな自問自答を繰り返し、自分自身の軌道修正をしていくことが
『流れをつくる』という行為であり、その流れが人生を豊かに健康に
楽しく過ごしていくポイントの1つだと思います。
今日は『流れと循環』というテーマで自分なりの想いを書いてみました。
日々の生活でのプラスのヒントになれば幸いです。