スピード感と効率化を意識する!! ~習慣&前例の罠にはまらない~
- 2020.05.09
- MESSAGECONSULTING
今まさに、緊急事態宣言のプロセスにおいて、リモートワークという名の
働き方改革が進められています
今回の流れは自発的・主体的というよりも、仕方なくという要素が強いパターン
でしょうが、今回のレベルくらいのインパクトのある環境変化がないと、
そもそもそこまで大きな働き方変革は進まないんだろうなと思ったりもします
リモートワークというスタイルがもたらす1つの価値は、今まで
かかっていた通勤時間や移動時間の圧縮化ということになるでしょう
コロナウイルスがある程度、収束した後のこの流れがどうなるかは
とても興味があるところですね。
また、元のスタイルに戻っていくのか、それともリモートワークのスタイル
がある程度定着化していくのか??
日頃、仕事やプライベートの中で、時間の意識は誰もがしているとは
思うのですが、その意識のレベルはけっこう人によって差が大きいと感じています。
以下の2つの要素で差が大きくついていくと思いますね。
①スピード感
②効率化
正直なところ、自分のスピード感と相手やパートナーのスピード感が近似していると
仕事でもプライベートでもリズムがよくてやりやすいですよね
しかし、それが相手と乖離すればするほどリズムを狂わされてしまうことが多い・・・
もちろん、相手に合わせて自分のスピード感を調整することも大切だと
考えていますが、乖離レベルが激しいと問題が生じることもあるでしょう
効率化についても、同じようなことが言えるのではないでしょうか。
仕事や業務の効率を極力重視するタイプで、常に最善策を考えている人もいれば、
ただ言われたことを同じやり方で繰り返しているだけの人もいる。
例えば、効率化の1つとして整理整頓という視点がありますが、
整理整頓されていないデメリットが、モノを探している時間が増えるということ
ある調査データによれば、
サラリーマンが年間にモノを探している時間は約150時間だそうです。
1日8時間労働だとすれば、年間で約20日程度もモノを探しているということ
これは平均値でしょうから、ひどい人は年間で約1ヵ月くらいものを探している
のかもしれませんよね
そういう人に限って、もちろん残業が多くなり、
『忙しい』『大変だ』『仕事が多すぎる・・・』なんて言葉を発するケースも
多いような気がします。
ここでお伝えしたいのが・・・
『習慣&前例の罠』というお話。
あくまでも個人的見解ではありますが、まず仕事や業務のスピード感は、
その人が育った環境、もしくは務めている職場の環境の中でのスピード感
以上にはなかなかならないのかなと思っています
『良くも悪くも人は環境に染まる』からですよね
その環境で求められるスピード感はけっこう差があって、これは
職業柄、多くの会社や組織のサポートをしているので肌で感じる部分です。
正直、自分の感覚では1つ1つの作業や業務スピードがめちゃくちゃ遅いな・・・
と感じる人や組織もありますが、その人達にとってはそのスピードが普通であり
なんの違和感もないんですよね。
自分としては半日で終わらせるスピード感なのですが、その人達にとっては
1週間で終わらせるスピード感。そのくらいの感覚差を感じることは多いです
今やれば1分で終わる作業をなぜ、今やらないで後でやろうとするのか??
スピード感も効率も両方マイナスでしかないのに・・・なぜその判断??
それって、環境内において、仕事や業務の進め方の風土や習慣がいつの間にか
身に付いてしまうということなんでしょう。
習慣にも質があって、良い習慣もあれば悪い習慣もある。
でも、まわりがみんなそうならば、それが悪い習慣とは気づかない。
ここに陥っている人達、そこから抜け出さないと危険ですね。
また、厄介なのが”前例”というもの。
スピード感がなく、効率的に仕事を進められない人にとって拠り所に
なっているのが”前例”です。
前例に従っていればなんとなく安心という感覚の持ち主
これって、成長しない人の特徴なんですよね。
というよりも成長欲がない人の特徴と言ったほうがいいかもしれません
そこには、自ら考えて工夫するという思考が存在しませんからね。
効率的に仕事をしようとする意識がだいぶ低いんだろうなと感じてしまいます。
なぜ効率を高めることが大切なのか?
それは、すべての人に与えられている時間は平等だからです。
つまり・・・
『効率的に仕事ができるようになるということは、
自分自身の時間当たり付加価値が上がるということ』
給料や稼ぎや自分の自由な時間を増やしていく基本的な考え方だと
自分は思っています。
仕事のスピードを高める、効率を高めるという努力をしようともせず、
ただ給料を上げてほしいというのはおかしな話なのかなと。
1時間あたりの自分の付加価値はどのくらいなのか?
つまり、自分の時給ってどのくらいなのか?
500円なのか、5000円なのか、5万円なのか・・・
500円から5000円には勝手になりませんので、そのためにどんなスキルや
専門性を身に付けるのか、そして5万円にするためには、そこから
どうやって自己ブランディングをしていくのか・・・
そこに到達したら、毎日働く必要なんてなくなるので、自由な時間で
更なる自己投資をできるようになる
そういうことが、実は”人生の効率化”と言えるのかもしれません。
でも前例や悪しき習慣に身を委ねているだけだと、1時間あたりの
その人の付加価値は、ずっと500円のままになってしまうかもしれませんよね
まあ、ちょっと大げさにはお伝えしていますが、
『習慣と前例の罠』にはまることなく、日々の仕事や業務のスピード&効率を
高めることで、自分自身の価値も高めていくことは人生を有意義にする上で
大切な要素だと日々思っていることなので、今日はそんなメッセージを書いてみました。