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4つの評価視点を考える ~無意識の意識化~

20191217

私たち人間は、普段の生活の中であらゆるモノゴトを常に評価しているのですが、
その行為が日常的すぎて、ほとんど無意識なのかもしれません
でも、これが好きとかこれは嫌いとか、口で人に言わなくても、心の中では
常に感じていることは確かでしょう

先日、ある本を読んでいたら、『生活者の4つの評価視点』というテーマで
その内容が書いてあり、確かに自分もその視点でいろいろなものを評価している
と実感したので、ここでその視点をお知らせしておけたらと思いました

①社会的評価
 一般の人たちの感想や意見、社会全体の反響、風潮などを参考にしての評価

②専門的評価
 学者やジャーナリスト、ブロガーなどの専門家の意見を参考にしての評価

③機能的評価
 商品のスペックや機能、価格などの「商品の1次的な価値」による評価

④情緒的評価
 ビジョン、デザインなど「思想やイメージにかかわる要素」による評価

確かに、自分も何かの商品やサービスを購入しようと考えているとき、
上記の4つの評価視点の総合力やバランスなどをみながら検討しているとは
言えますね

おそらく、人によって、上記4つの評価視点の優先順位は異なるのかも
しれませんよね。ちなみに自分の場合は、

機能的評価 ⇒ 情緒的評価 ⇒ 専門的評価 ⇒ 社会的評価

でしょうか。もちろん対象となる商品やサービスによってその順番が異なる
こともあるでしょう。そういう意味で言えば、人が商品やサービスを評価する上で
4つの評価視点の総合バランスが重要であることは間違いないでしょうね

4つをチャンクアップして考えてみると、社会的評価と専門的評価はある程度
同じ要素に近いかもしれません

一般的には、”口コミ”というものであり、専門家が言っている見解も気になりますが、
それを利用した人、購入した人の感想なども気になるものです。

昔は、それらの情報は直接本人に聞く機会がなければなかなか入手できなかった
のでしょうが、今ではインターネットをたたけば、いくらでも入手できますよね
そういう背景の中では、情報が多すぎてそれらの社会的・専門的評価が本当に
正しい情報なのかを見極めることも難しい時代なのかもしれません

どうも、胡散臭い情報も散乱しているように感じます

そして、機能的評価と情緒的評価・・・
基本的な性差としては、機能的評価を優先する傾向にあるのは男性で、
情緒的評価を優先する傾向にあるのは女性
だと言われていますが・・・あくまでも
それは基本的な話なのかなと思いますね。
 
自分としては、何かの商品を評価する上での最優先事項は、

①スペック ②デザイン

となりますかね。スペックが良くても見た目がかっこよくないものはやはり
評価が下がりますし、その逆も同じ理屈で評価が下がります。
それが両立していることが自分の中では大事ですね

それをクリアしたステージにおいて、いわゆる”口コミ”チェックがスタートする
感じでしょうか。特に高額商品になればなるほど、その評価には細心の注意を
払って時間をかけて評価をしていくのは皆さん共通なのかなと思います

あらゆるものを評価していくプロセスは個人的には楽しい時間でもあります。
それを手に入れたときのシーンをイメージしてみたり、それを活用している
ときのシーンをイメージしてみたり・・・妄想するのはタダですからね~

まあ、経営コンサルタントとしての見解で言えば、
どんな商品やサービスを販売していく上でも、これらの4つの視点を通じて
人はその評価をしたり、価値を判断したりしていくのですから、
それらの視点がわかりやすいように、広報活動がされているのかをチェック
することは大切だと思います

それらを、HPやパンフレットや動画(YOUTUBE等)を通じて
できるだけわかりやすく、ターゲットの心に刺さるようにフレーズも
一言一句考えて訴求できているかどうかを見直していくと何かまだ不足
していることや、省いたほうがいいことなどが見えてくるかもしれませんよね。

営業マンの方々も、4つの視点をうまく織り交ぜながら、それを売りたい人に
上手にバランスよく訴求していくスキルを身に付けることは有効かと思います

今、ふと思ったのですが、商品やサービスというもので語ってみましたが、
これって、人が人を評価する視点や好き嫌いを判断する視点でもけっこう
同じことが言えるのではないでしょうか

スペック(能力)はどうなのか?

デザイン(見た目の印象)はどうなのか?

ビジョン(思想や考え方)に共感できるのか?

まわりにいる人達からの評価や評判はどうなのか?

そうやって、人も評価している、されている部分は多くないでしょうか・・・

スペック&デザイン&ビジョンがハイレベルであれば、まわりからの評価や評判
もそれなりに高いのかなとも思いますね~

我々は普段、何気なく無意識であらゆるものを評価しているわけですが、
無意識を意識してみると、実は論理的だったり、ちゃんと理屈があったりする
ことって多いと思います。

逆に言えば、『人間って無意識にコントロールされていることが多い』とも
言えるということでしょうね。

今日は、人間が持つ4つの評価視点について自分なりの見解を整理してみました。

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