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“できる人の共通項”シリーズ ~聞く力=傾聴力+質問力~

20191018

水曜日~木曜日は1泊2日の関西出長でした
数年前からコンサルティングサポートをしている保育園に訪問。

コンサルティングサポートの頻度もいろいろなスタイルがありまして、
毎月訪問するところもあれば、もう少し頻度が少ないところもあります

こちらの保育園は、年間5回~6回程度の訪問スタイルでコンサルティングを
しています。訪問当初は、園児数減少が大きな課題でしたが、
現在では当時と比べておよそ2倍の園児数になりました

ということで、次のステージへの進化を目指すために
組織の一体化、一流化、ブランディングといったテーマでの
コンサルティングステージ
に突入していますね

さて、たまにこのブログでアップする『”できる人”の共通項シリーズ』
今日はそのシリーズでいきたいと思います

いわゆる、仕事ができてまわりからの評価や信頼度が高い人の共通項で自分が
思っていることを1つあげるとすれば、それは・・・

『コミュニケーション能力が高いこと』

これについては、皆さん異論はないのではないでしょうか。
コミュニケーション能力で自分がよく研修などでお伝えしているのは

『コミュニケーションのベースは”聞く力”である』ということ

よく相談案件で、コミュニケーションが苦手なので、人とどうやって話したら
いいか教えてくださいといった類の内容があるのですが・・・

多くの人が、コミュニケーションという言葉のイメージから想像するのは
人と話すとか何かを伝えるというイメージなんですよね~
もちろんそれが間違いというわけではないんですが・・・

そんなイメージが強い人に自分が伝えているのは、

『聞く力をレベルアップしないと話す力と伝える力はレベルアップしない』

ということになります。自分の経験則でも言えますが、優秀な人ほど、
人と話す力や伝える力が高いのですが、そのベースとなっているのは”聞く力”が
高いということでしょう

適格な情報や相手のニーズをインプットできるからこそ、
適格なアウトプットにつながっているということですよね

聞く力を高めるというテーマに対してよく登場するのは

”傾聴のスキル”

①あいづちやうなずき
②共感フレーズの活用
③オウム返しのスキル

いわゆる”聞き上手”な人は、上記①②③を自然とできている人ですね。

①人の目を見て真剣に、うなずいたりあいづちをうったりというリアクションが
できている。

②「なるほど!!」「私もそう思います!!」といった相手の思いや
意見に共感するようなフレーズを適度にうまいタイミングで入れている。

③話を聞きながら相手のニーズや重視しているポイントや悩んでいるという内容を
繰り返してフィードバックしてあげる。

さらに、話を聞きながら自分の頭の中でそれらを整理整頓している。
そして、一通り話を聞いた後に・・・

「Aさんは、①のことと②のことを大事にしているということですね」
「Bさんは、③のことと④のことで今悩んでいるということですね」

というふうに、相手がこちらに伝えたかったことをよりわかりやすく整理したり
因数分解して伝えてあげる。
(これはまあまあ高度なスキルかもしれませんが
専門的には、これを”チャンクダウン”と言ったりします。
コーチングを学んでいる方であればご存じかと思います。

チャンクとは塊(かたまり)のことで、塊をほぐすというイメージでしょうか。
特に自分の職業柄、このスキルは毎日のように活用していますね。
悩んでいる人達の多くは、その悩みの要素が自分の頭の中で重なっていたり
かたまっていたりする場合が多く、それを整理整頓してあげるだけでも
だいぶその悩みが改善されるんですよね

 
1つ1つ研ぎほぐしてあげて、その1つひとつに対する改善アプローチを一緒に
考えていく感じでしょうか。

よく「もてる人ともてない人」の論議があると思うのですが、
容姿は置いておくと・・・この傾聴のスキルを使い熟せている人は比較的モテ度が
高い人かなと思いますね
もてないと悩んでいる男性にはそんなアドバイスも

自分に自信がないから女性の前だと、緊張して何も話せない・・・
逆にたくさん話をしたほうがよいと思って、一方的に自分の興味があるテーマで
マシンガントークを続ける・・・
残念ながらこのような人はもてない人ですよね
だって、一緒にいて”つまらない人”だからです

基本的に「女性は話を聞いて欲しいニーズがある」ので、上記の行為は
そのニーズに反する行為になってしまうのです。

少なくとも【場の空気をよめない”人=その場や相手のニーズを感じ取れない人】
はもてる人にはなれないでしょうね~

傾聴のスキルに加えて、聞く力に長けている人の共通項は、
 
『質問する力』

多くの人との会話シーンから得られる、情報量の広がりやその質(深さ)は
その人の質問力によって大きな差となります

だから、自分は会話している時にその人の質問のレベルで、
この”できる人に違いない”と察知する
こともしばしばありますね

まあもう少し深掘りして書くと、常にアウトプットを意識している人と
そうでない人の質問は明らかに差がある
ということでしょう

質問力のレベルアップということで違いを生んでいるのは以下の2つの要素
かなと考えています。

①オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
②フォローアップクエスチョン

クローズドクエスチョンとは、その返答が「はいorいいえ」で終わってしまう質問です。
だから会話がそこで終わってしまう・・・

例えば、「今日ランチ食べましたか?」という質問に対しては「はい」で
終わってしまうので、これがクローズドクエスチョン。

「今日のランチはどこで何を食べたんですか?」という質問に対しては
「Aという店で、美味しいイタリアンを食べました!!」となって、会話が次に続いていく
要素やキーワードが登場してきます。これがオープンクエスチョン。

『聞く力のベースは質問力』だとも思っています

会話をしていてどんどん話してしまうとかとても話しやすいと感じる相手は、
質問力が高い人であることが多いですね。そして、会話していてもなんだか
つまらないし、無言の間ができてしまうと感じる相手は、質問力が低い人である
傾向が強いと感じています。

オープンクエスチョンとフォローアップクエスチョンは密接につながっています
オープンな質問で、会話が続いていく要素やキーワードをピックアップできたら
そこを掘り下げてフォローしていくと、相手は喜んでいろいろと話してくれたり
教えてくれたり・・・というメリットが自分にもたらされるわけです

上記の例で言えば・・・
「Aという店どうでした?」
「●●さんはイタリアンが好きなんですか?」
「●●さんは、グルメでよく店知っているのでお勧めの店ありますか?」
など

フォローアップの質問をしながら、相手の興味や関心のあることを掘り起こし、
さらにそこを掘り下げるような質問を繰り返していくことで、相手に気持ちよく
話してもらいながら、自分が持っていない情報を上手に手に入れていくスキル

いったらよいでしょうか お互いにWINWINですよね~

このオープン&フォローアップクエスチョンを相手との会話の中で上手に活用
していくことで、多岐にわたる情報の量と質を手に入れることができるはずです。

傾聴のスキル&質問力の合算がいわゆる『聞く力』であると自分の中では
定義していますが、やはり”できる人”は、この聞く力が高いと思いますね
そのベースの力があがることで、コミュニケーション力も底上げされる
感じています

まあ、自分の出会ってきた人の中で、
できる人&もてる人は『聞く力』のレベルが確実に高いと感じています
ということで今日は、その見解を整理させてもらいました。
今後の自分磨きの参考になれば幸いです。

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