第4回 SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール!!
- 2016.11.30
- 講演&研修SPECIAL ONE CLUB
本日、CLP主催の
『SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクール』
今年度の第4回目が渋谷の会場にて開催されました
幼稚園のトップ&幹部の養成講座として、
今年度から新たにスタートした企画 年間5回の講座となります
その背景にある思いは・・・
『組織はトップとリーダーで99%決まる』
長年、幼稚園の経営コンサルタントをしてきて、今強く実感していることです
弊社が主催している、幼稚園のトップ&幹部&リーダー向けの学びの場の
総称である『SPECIAL ONE CLUB』
以前から、若手園長や後継者の方々をメインにした勉強会は継続していますが、
『ジュニアスクール』というネーミングで開催するのは今年度が初めてですね。
第4回ジュニアスクールのメインテーマは・・・
★『幼稚園マネジメントの基礎』
★『トップ&リーダーシップマネジメント』
★『成長する組織づくりと園風づくり』
冒頭は、前回の振り返りと宿題の発表からスタート
今回の宿題は上記の内容でした。
最新トレンドの体感とは、常にアンテナを張って、時代の潮流を
肌で感じることを習慣化してほしいというねらいがあります
つまり、『勉強好き』なライフスタイルの確立につなげてほしいということ
それぞれのメンバーからの発表からいろいろなトレンドを共有
例えば、ラーメン屋、カフェ、キャンプ、餃子、パンケーキ、美術館、ビニール傘・・・
そんなトレンド体感の話がありました。
大切なことは、それらを体感しながら、自分の仕事や園の取り組みに
どうやって活かせるのか?どの部分がヒントになるのかを常に探ることですね
そんなメッセージを送りました~
自分がすべて体験できなくとも、いろいろな人から話を聞く機会を意図的に
作ることで、インプット量は増やすことができますよね~
そして、2つ目の宿題は・・・
今回のメインテーマとなる組織の現状と自身のリーダーとしての
強み・弱みの整理整頓!!
自分の園と他園の現状や抱えている背景の比較と共有をしていく中で
すべてが同じ園や組織なんて存在しないことを実感することができたでしょう。
そして、今回のメインとなる内容の概要を以下に整理しておきましょう。
1.園のマネジメントの基礎 ~園の根っこを強く育てる~
(1)園の本質は、「園風(えんふう)」となって相手に伝わっていく
【園風を作り出している要素】
①園の理念やビジョン
②園の教育方針や教育目標
③教育内容や教育プログラム
④上記を実現するための教職員の行動指針
(2)トップマネジメントの重要性 ~成功するトップの共通思考~
①成功のトライアングル(ES発想)
②成功するトップ&リーダーの特徴(10項目チェック)
(3)組織構造の基本を理解する ~チームマネジメントをする上での基礎知識~
①4つのじんざい
②2:6:2の法則
⇒組織内には、人材クオリティーの幅が絶対的に存在している
⇒園のマネジメントとは、園の人材クオリティーの幅全体を、レベルアップすること
2.トップ&リーダーシップマネジメント
~真のリーダーになるために~
(1)「影響力」こそ最大のリーダーシップ
~何を話すかよりも、誰が話すかに本質がある~
【リーダーシップマネジメントの2つの前提条件】
①影響力
②信頼感
(2)リーダーシップスタイルを築くための5つの因子
~あなたはまわりにどう思われているか?~
①厳しい ②すごい ③すてき ④ありがたい ⑤愛らしい(かわいらしい)
(3)リーダーシップスタイルを築くための6つの行動スタンス
~正しい行動を継続するクセづけ~
①率先垂範
②言行一致・有言実行
③約束厳守
④相手本意
⑤自責思考・自己責任性
⑥期待超越
3.成長する組織づくりと園風づくり
~価値観・仕事観・教育感の共有~
(1)感動を共感をつくり出す「経営方針発表会」
~理想となる姿を組織全体で共有する機会を作る~
(2)基本的価値観の整理とハンドブック作成
~日々の理念・ビジョン浸透ツールの作成~
(3)プレゼンテーションの質が決めて
~トップの本気度を先生たちに伝えることが大切~
4、トップ&リーダーの本質を理解する
(1)トップ&リーダーの影響力と連鎖
~究極の社会貢献とは、人財育成を通じて、人財育成をすること~
(2)トップ&リーダーの究極の仕事とは?
①自分の仕事をなくすこと
②自分がいなくても、品質維持できる組織をつくること
(3)トップ&リーダーの役割認識
①基準をを学び、基準を教える(一流の基準を知っていること)
②追求度と徹底度(凡事徹底と完璧グセの浸透)
③継続的成長のコツを体得させる
(まとめ)
★成長する組織づくり園風づくりとは・・・
①明確な目標(理念・ビジョン・夢・理想)を持ち
②それに共感したメンバーを集め
③一人ひとりを自立した人財に育て
④それぞれが相互支援できるカルチャーを育てる
こんな内容が本日のメインでした。
園児募集結果についても、おおむね皆さん園児数増加を実現されているようで、
うれしい報告となりました
ジュニアスクールでは、講義を傾聴する時間、個人ワークの時間、
2人もしくは3人でのワークシェアタイム、それらの内容のプレゼンタイム
そんな時間をバランスよく入れ込むように工夫しています
そこには、上記に記載してある『継続的成長のコツ』のノウハウや
エッセンスを部分的&意図的に組み込んでいるわけです
【継続的成長のコツ】
①メッセージ・ヒントを与える(きっかけをつくる)
②意識させる・気づかせる
③思考させる・考えさせる
④行動させる・体験させる
⑤傾聴する・相談にのる
⑥検証させる・反省させる
⑦再チャレンジさせる・徹底・追求させる(フォローする)
⑧成功させる・目標達成させる(褒める)
上記の①~⑧の流れを意図的に創り出すことができていれば、
相手は段階的、継続的に成長していくだろうという私なりのプロセスです
実は、ジュニアスクールで毎回宿題を出しているのも、
上記の①②③④のフェーズを作り出すための仕掛けをしているのです
大切なことは、⑧につなげるということ
つまり、最終的に成功させたり、成果につなげたり、業績アップにつなげること。
目標を達成させること。
優秀なリーダーとは・・・
『相手を最終的に”主人公”にして勝たせてあげて、
自分は最終的にはまったく目立たず、縁の下の力持ちに徹することができる人』
そんなリーダー像を目指してほしいという話をさせてもらいました
少なくとも、最終的にそれを”自分の手柄”だとアピールしているようでは
器が小さいというわけです
次回までの宿題にも、そんなリーダーになるための具体的なチャレンジを
お願いしておきました~
次回にその結果や変化や進化を皆さんの共通できることが楽しみです
そんなこんなで、『第4回SPECIAL ONE CLUBジュニアスクール』
も内容の濃いものになりました。
終了後は、毎回恒例の懇親会!!
今日は、今年最後ということもあって、一足早い”忘年会”も兼ねて・・・
美味しい水炊きを食べながら、いろいろな話で盛り上がりました~
この懇親会も実は、とても大切な学びの時間となります
最終回の第5回は、年明けの1月25日となりますが、
また、メンバーの方々と学び合う時間を持てることに感謝したいと思います。