美しい日本人の心を見つめなおす!!~今日一日を喜んで生きていこう~
皆さんこんにちは 週末をいかがお過ごしでしょうか?
梅雨も小休憩で、今日は素晴らしい快晴ですね~
昨日は、インプット&アウトプットの日になりました
午前中は、普段からお世話になっている横浜の認定こども園にて
講演をお聞きして、夕方からはGAFCのユースチームに対する研修へ
皆さん、 『修養団』 という団体をご存じでしょうか?
100年以上の歴史を誇る、日本で一番古い社会教育団体です
1906年(明治39年)2月11日に、東京師範学校
(現在の東京学芸大学に在学中の蓮沼門三(1882~1980)を中心とする
学生達によって創立されたようです。
法人の源は、伊勢神宮のある伊勢にあり、東京の本部は代々木にあります。
その園が、修養団の講師である「寺岡 賢」氏をお招きして、
在園児の保護者を対象にした講演会を企画され、私はせっかくの機会なので
便乗させてもらったというわけです。
本日は、素晴らしいインプットタイムとなった講演会の内容を簡単にご紹介
【講演テーマ:美しい日本人の心】
★私たちは、自分の国をもっと学ぶ必要がある
・諸外国への留学をする学生が増えているが、現地の人達に日本のことを聞かれて
ちゃんと答えることができない自分に遭遇する・・・
『他国を学ぶ前に、自分の国である日本をもっと知る必要がある』
★未来に対する種まき
・幸せの種をまくことを忘れて、幸せの花ばかりを追っかけている人がいる
・大切なことは、今日一日をどんな思いで過ごすか?生きるか?
⇒それが、 『未来に対する種まき』 となる
★世直しは余直しである
『世の中を良くしていくこと=余(自分)を良くしていくこと』
・日本に存在する”神話”をもっと子供たちに伝えていくことで、日本を教えることが必要
EX)ヤマタノオロチなど
⇒外国のほうが、日本よりも自国の神話教育が徹底されている
・”うしはく”・・・むりやり国や民を治めること(外国)
・”しらす”・・・徳で国や民を治めること(日本)
★子どもは親の鏡である
・子どもは、親が発信する言葉よりも、生きる姿を見て学んでいる
『子育てとは、自分育てである』
★戦後、日本人の中で失われていったものとは・・・
①宗教心・・・目に見えないものを大切にする心
⇒おてんとうさまが見ているよ・・・ いただきます・・・
②道徳心・・・人間として生きていく上の大切な教えや心の在り方
⇒教育勅語の排除
⇒修身(しゅうしん)+養心(ようしん)=修養(しゅうよう)
③歴史・・・神話や偉人の話を伝えなくなった
⇒原点や根源の教育が欠落
※上記の結果として『日本人が培ってきた大切な思い』が育たなくなった
★教育の3段階
~渡辺和子先生(ノートルダム清心学園理事長)の教えより~
①正面からの教育・・・言葉やメッセージで教える
②横からの教育・・・姿で教える
③後ろからの教育・・・空気で教える
・空気で教えるとは、自分自身が何を大切にしているかという信念を持つということ
⇒自分のために変わる、進化していく過程で、まわりの空気が変わっていく
『親が変われば、子どもが変わる』
『大和の和の心は、受け入れる心』
『人は重荷を背負うから力が出せる』
『今日一日を喜んで生きていこう!!』
簡単ではありますが、自分なりに心に残った内容を整理してみました
寺岡氏は、素晴らしいエネルギーで熱く語ってくれました。
『思いがある人、伝えたいことがある人にはエネルギーが宿る』
そんなことを感じることがありますが、
プレゼンテーションの最も重要なポイントだとプレゼンの研修等では伝えています
自分も反省しなければいけないのは、外国の人に日本という国を原点や根本から
説明できるような知識や歴史の背景などを身に着けていないということですね
話を聞いていて、やはり日本人としての源に対する感謝をするために
家族を連れて、伊勢神宮に行ってこないといけないなと思いました
ちゃんと、子どもたちにはそういうことを教えておきたいですしね
最近は、自分がプロデュースしたり、企画する研修や勉強会などで
『自分を語る』という時間を設定することを増やすようにしています。
それは、自分のことや生き様を熱く、前向きに語れる人間にならないと、
組織や社会のリーダーにはなれないと思っているからです
自分のことをちゃんと語れないという事実が、その人の自信のなさの証明となり、
相手に自信のない人間だと思われて、結局自分が損をすることになる・・・
そんな人をたくさん見ているからでもあります
”自分”という言葉を”日本”という言葉に置き換えることで見えてくることがあります
日本という国をちゃんと語れない国民が増えるということは、
日本という国に誇りや自信を持てずにどちらかといえばネガティブな精神状態で
日々過ごしている人を増やしていくということ・・・
その結果として、逸材と言われる人達が日本を去って海外で活躍していく
なんてことが、当たり前のように現実化しているように思います
そして、その根本的なネガティブ状態が相手や外国人を受け入れる器の縮小化にも
つながってしまっているのではないかとさえ思えてきます
これまでの、天皇陛下が誰かや何かを否定したり、愚痴を言ったりすることなんて
ありませんよね。国民の象徴となる方は大きく変わっていないのに、
国民の民度に変化が生まれているということは、教育の進め方ややり方に
変化が生まれているということだと思うんですよね~
だからこそ日本の素晴らしさや世界に誇れる歴史の背景や文化を、
日本人自身がもっと学び、子どもたちや世界の人達に発信、伝達していくことが
必要であり、その結果として、
いろいろな場所や場面で相乗効果が起こっていくだろうな・・・
そんなことを、講演を聞きながら考えていました
それと同時に、先日の『SPECIAL ONE CLUB ジュニアスクールの』
のメンバーにもお伝えしたのですが、
『そこに関わるすべての人が成長する園づくり』の実現として、
このような講演会を企画して、在園児の保護者に大切なことを伝える機会
を作り出している園長先生は素晴らしいことをされているなと強く思いました
その講演を聞いたお父さんたちと年長さんが手をつないで、
ウオークラリーをして、たどり着いた自然豊かな場所で、一緒におにぎりを
食べるという企画の出発シーンを見させてもらったのですが、
なんだか、お父さんたちの立ち居振る舞いが素晴らしく、目の色が輝いているように
感じましたね~
(親の生きる姿が子どもへのメッセージと数分前に聞いてますからね)
おにぎりを食べながら、子どもにどんなメッセージを伝えたのでしょう?
いつもとちょっと違う会話になったかもしれませんよね~
その空間には、確実に親と子どもの変化や進化が産まれています
そんな環境をプロデュースする力こそ、
園のトップ&リーダーの力です。
子どもたちに、そしてそのお父さんたち、お母さんたちに、
今日一日をどんな思いで過ごしてもらうか、どう生きてもらうか・・・
そんな”未来への種まき”をこういうカタチで実践している
園のトップの姿を見て単純にかっこいいな~と感じる時間にもなりましたね
そして、帰り際に・・・
『今度は、雑賀さんが企画してくれたらいいよね』と園長先生から一言。
自分も小さなところからかもしれませんが、日本が少しでもよくなる一歩や半歩
につながる仕事をしたいと思っていますので、近いうちにCLP企画で何かのカタチ
につなげていきたいと思います。
昨日の午前中は、いろいろなことを考えさせられる時間になりました。
それでは素敵な日曜日をお過ごしください