久しぶりのカラダメンテナンス in STUDiO PiVOT
皆さんこんばんは。
今日は、久しぶりに自分自身のカラダメンテナンスDAY
いつもお世話になっている 『STUDiO PiVOT』 へ
最近は家族全員で訪問することが多かったのですが、
今日は、私以外の3名は里帰り中ということで、単独訪問となりました~
早速足裏診断データ
前回が、昨年の12月25日でしたから、かれこれ約半年ぶりの診断となりました。
画面の左側の本日の足裏画像、そして右側が前回の足裏画像。
この画像をベースにカラダのスペシャリストである平山さんがいろいろと
今の自分のカラダに起きていると推測されることを解説してくれます。
かかとゾーン、足裏の中央ゾーン、つま先ゾーンの3つに分けて
ポイントやパターンなどの傾向を見ていくことで、体重稼働がスムーズに
無理なく効率的にできている良好な状態なのかを見ていくのですが・・・
良好なパターンでない場合は、余計な力や動きが蓄積されていることで、
どこかに支障をきたしている可能性を推測することができるわけです
今日の自分の診断では、前回に比べて、足裏の中央ゾーンの接地レベルが
下がっていることが画像を見るとわかると思います
そこから、股関節の可動域が狭くなっていて、おそらく太ももに力が入っている
状態でしょう・・・といったお話しでした。
そして、早速施術タイムへ
自分ではあまり疲労しているという実感はなかったのですが、
スペシャリストに手にかかれば、自分のカラダは自分が認識している以上に
どんな状態かを的確に捉えて、改善していってくれます
つまり、自分のカラダについてはわかっているようで、誤認している人が
多いということですよね
今日は、けっこう足首まわりが固くなっていたようで、
「雑賀さん、頭がちょっと疲れているね!!」と平山さんのお言葉・・・
「えっ?足首を見ているのに、なぜ頭??」
と思う人が大多数だと思います。反射神経という言葉がありますが、
いちいち考えて行動していたら、その危険を避けられないとき、人間は
ものすごい力を発揮して、とっさに体を反射で動かして、危険回避しますよね。
例えば、急に顔にボールが飛んで来たら、人間はとっさによけます。
石などにつまづいて、転びそうになったら、転ばないように姿勢を維持しようと
とっさにバランス調整します・・・
つまり、脳の神経と直結して、人が考える前にその機能を存分に発揮しながら
危険からカラダを守っている箇所こそ・・・『首や膝や足首(アキレス腱)』ということ。
ですから、足首が固くなっているということは、危険回避するレベルが下がっている
から、バランスの理論で、その分、脳が不測の事態に備えて、いつもより緊張レベル
を高めてスタンバイしている状態であるということです。
そういえば、脳科学のスぺシャリストである西さんが
頭をリラックスさせるワークで、軽く5回くらいその場でジャンプするワークを
研修中に取り入れることがあります。
そうすると、その前と比べて急にカラダの安定度が高まるのです
足首のフレキシビリティーをジャンプで少し調整することで、カラダの安定度が高まり
安定度が高まるから、脳もその前の緊張レベルを維持しなくて済むようになる。
それが、頭のリラックスということではないか・・・
お~自分の中でなんとなくシナプスがつながる音がしましたね!!
カラダからのアプローチ、脳からのアプローチ・・・どちらが入口であっても
本質的には同じことを学んでいるんだ~と至極納得できた気がします
学ぶことって本当に楽しいですね~
そして、人間のカラダってものすごいハイレベルシステム
なんだなと感心しますね。
施術中には、いろいろと話しをしながら時間を過ごすのですが、
今日、頭の中で記憶しておいたフレーズは、
①安定 ②コネクト ③バリエーション
運動神経に長けている子どもと、ちょっとドンくさい子どもの差は
どんな部分から生まれているのか??
もしくは、その他の子どもよりちょっと成長が遅いなと感じられる、
いわゆるグレーゾーンと呼ばれる子どもたちが抱えている問題はどこにあるのか??
そんな話の中から、平山さんが子どもたちを見続けてきた見解を伝えてくれました。
まず、大人から頑張れと言われて、カラダを無理くり動かそうとしている子ども
が多いが、一番大切なポイントは・・・
『動かすよりも安定させること』
不安定で必死にカラダを動かそうとすればするほど、動きはぎこちなくなるわけで
次の動きも前の動きにつられて余計ぎこちなくなるわけで・・・
それが、一般的にドンくさく見えてしまうということ。
そして、2つ目に大切なポイントは、
『動きのコネクト=連動させる能力』
動きがぎこちない子ども、スムーズでない子どもの特徴は、一つの機能しか
使えないこと。同時に2つ以上の動きを上手に連動させて、カラダが持っている
能力をコネクトさせる力の差が大きいらしいです。
例えば、ボルダリングが最近流行っていますが、ぜんぜん登れない子どもは、
腕を伸ばしてつかむという1機能しか使えない。当然それでは登れない。
ガンガン登っていく子どもは、腕と足のコネクト機能を上手に活かしながら
スムーズなカラダの動きで登っていく。そんな違いがあるということです。
そして、3つ目に大切なポイントは、
『動きのバリエーションの豊富さ』
いろいろな状況や状態の中で、いろいろなパターンの動きができるかどうか。
ある動きは得意であるが、それ以外のパターンについては苦手・・・
もちろん、すべて完璧な人はいませんが、カラダの動きや対応の幅が広い
か否かで差が生じているということです。
このバリエーションを支えているのは、安定させる力でもありますよね
上記の『安定』 『コネクト』 『バリエーション』
を高めるプログラムや遊びや環境設定を子どもに提供できているか・・・
昔は、野山を駆け回ることで、上記の3つの機能が無意識に高められて
いたのでしょう。でも、テレビゲームを四六時中している環境では、
残念ながら、上記の機能が鍛えられることはほとんどないかもしれません。
平山さん曰く、跳び箱が飛べない、逆上がりができない
そんな子どもたちに、頑張って気合で無理くりやらせることよりも、
その前提となる『安定』 『コネクト』 『バリエーション』が高まるプログラムを
提供してあげることのほうが、その子のためになる・・・
自分もすごく共感しますね。
自分も幼児教育現場を長く見てきていますが、実は、この本質的な部分
にアプローチできているところが以外と少ないと感じています。
跳び箱教えている先生や講師が、逆上がり教えている先生や講師が
そこまでカラダの勉強をできているかどうか・・・けっこう疑問ですね。
その子はなぜ飛べないのか?まわれないのか?まっすぐ走れないのか?
そんな疑問や質問を投げかけたとき、本当に適格に説明できる現場の先生や講師
がいるのか??そして、何を改善することで、できるようになるのか??
それを的確に判断して実行できる人がいるのか??
そんな話で今日は平山さんと盛り上がりました。
施術はいつものように、足首、脛、股関節を丁寧に緩めてくれて
いつものように、足首と股関節のつまりを抜いてくれました~
つまりを抜いてくれるとき、嘘のようにカラダの中で音が鳴ります
今日は特につまっていたようで、何回もスコンスコンと抜いてくれました
そして、上半身については、今日は肩甲骨まわりがかなり固まっていたようで
固まっている部分をはがしてもらいました。こちらも本当に”コリコリ”と音が
なります。結局肩甲骨まわりが固まっているということは、肋骨が開かず
前側に閉じてしまうので、呼吸が正常ではない状態になっているということ。
自分ではそんなに感じていなかったのですが、施術後に
ベッドにあおむけで寝た瞬間、肋骨が広がったことが明確にわかり
呼吸に関しても1回あたりの量が増したことを実感
呼吸に関しては子どもにしたら、ちゃんとできていないと情緒不安定の
主な原因になっている事例を話してもらいました。
それまで、毎日カラダがだるくて、精神不安定で登園拒否状態だった子どもが、
カラダにアプローチして呼吸を改善してあげた結果、
即座に園に登園できるようになったというお話。
子どもの性格などからのアプローチでは、解決できていなかった案件ですよね。
問題解決力のレベルは上げるためには、あらゆる視点から考察するために
幅と深さを意識して学び続けることが大切ですよね~
施術の最後に、頭の後ろから首にかけてがつまっていたので
そこも抜いていただいて、最後にカラダ全体のオールリセットをかけて終了
今日も、カラダが蘇りました~
STUDiO PiVOTさんのここ5年間の活動を通じて
子どものカラダに関するデータが1万件程度蓄積されてきたそうで、
これから、そんなデータをどのように社会や教育現場の役に立てていくべきか
というご相談もいただきました。
いろいろな可能性やもっと深い話もたくさんさせてもらったのですが、
少しずつカタチになるプロセスでお伝えしていけたらと思います。
まずは、今年度中に、CLP主催でセミナーを開催したいと
考えております
ぜひ、更に自分の視点を広げて、最新のカラダ教育について学び、
幼児教育現場やその他場面で活かしたいという方はご参加下さい
日程や詳細が決まりましたらまたアナウンスさせていただきます。
いや~それにしても、人間のカラダはハイレベルで緻密で奥深いですね。
自分ももっともっと学んでいけたらと思います。
今日、平山さんから紹介された著書
ノーベル賞経済学者が書いた 「幼児教育の経済学」
すごくおもしろそうですね。早速読んでみたいと思います。
それでは素敵な週末をお過ごしください
私は、週末は家族に会いに行ってきます