【SOC & VUC】 野口芳宏先生 ご自宅訪問勉強会!!
- 2013.09.22
- SPECIAL ONE CLUBVALUE UP CLUB
昨日、CLP主催の特別勉強会
「野口芳宏先生 ご自宅訪問 勉強会」が開催されました!!
最高の秋晴れの中、なんと敷地面積1万坪を誇る野口先生のご自宅にご訪問。
若手園長・後継者対象の勉強会 「SPECIAL ONE CLUB」 と
現役の先生方対象の勉強会 「VALUE UP CLUB」 とのコラボ勉強会でしたが、
野口先生のファンである方と、初めて野口先生に会う方などが混ざり合って
バラエティー豊かなメンバー編成となりました。
どちらかというと、年配の方が多かったですかね。
東京駅から千葉県君津市への行程は貸切バスで移動・・・
3連休の初日なので、アクアラインが渋滞しているかと心配しましたが、比較的
スムーズに到着しましたね。
今回は写真を中心に、1日の流れをご紹介!!
野口先生の中では、私が主催している勉強会ということで・・・
「雑賀塾」として歓迎していただきました~(^◇^)
広大な敷地内を散策しながらの、野口先生の講義!!
自宅内に、観音様(慈母観世音菩薩像)があったり、古墳があったり、
貴重な書物倉庫(看経堂)があったり・・・
それぞれの歴史や意味合いなどを丁寧に解説していただきました。
昔は、夏休みになるとこの地を活かして、子ども達を3泊4日で預って
自然の中で教育するようなこともやられていたとのこと。
根っからの教育者なんですね~
そして敷地内にある本堂に移動して・・・
「宥座(ゆうざ)之器」についての講義。
『虚なれば即ち傾き 中なれば即ち正しく 満つれば即ち覆る』
=『空っぽだと傾き ほどよいと真っ直ぐに立ち 入りすぎるとひっくり返る』
頭が良くすばらしい知識を持っているから、何かに成功をしたから、
大きな力を得たから、お金をたくさんもっているから・・・といっても
『いい気になってはならず、いつも謙虚な姿勢でいなさい』
『過去の栄光をひきずってはならない』
これを”抑損の道”といい、
盈満(えいまん)が自ら極端な行動動作となることを引きとめて
満を持していくことができる道である。
という孔子の教えですね。
本当に『いい気になる』と どこかで罰が当たるものですよね(>_<)
そして、参加者メンバーで畳を引いたり、テーブルなどの設置作業を行った
学び舎(涼暉荘)に移動して・・・
野口先生の『模擬授業』!!
実は、模擬授業という言葉は、野口先生が作った言葉らしいです。
『炎天の 地上花あり 百日紅』 (高浜虚子)
皆さん、”百日紅”は何と読むか知っていますか?という野口先生の授業からスタート・・・
実は「さるすべり」と読むんですよね!!
そして、この花は
①長く咲くのか②短く咲くのか
言葉にヒントが隠されているから、そこを良く考えてみましょう・・・
夏に100日間連続して~紅の花を付けるから「百日紅」!! つまり長く咲くということ。
う~んなるほど!!
そして、この一句の季語は何か??
①炎天②百日紅
作者の主題は何か?つまり作者は何に感動しているのか?を考えれば答えはでるはず・・・
ということで答えは「百日紅」!! う~んなるほど!!
このような授業テクニックを「選択的発問」というそうです!!
①か②かを選択させるということ。
そして必ずその際に、ノートに記入させることで、自分の判断を変えないようにさせること、
そして、その判断に至った根拠についても確認し、「判断」と「根拠」はペアで回答させること!!
そんなポイントを教えていただきました。
そして、選択的発問の結果として、正解者と不正解者が出ることになるが、
間違った人が、マイナスの印象や委縮してしまうような授業をしているようではレベルが低い、
「間違いだとわかることが向上である」
といった風土を作り上げることも教育者の力である!!
そして、技術やテクニックよりも前に、そのことをまず深く知っていなければ教えられない!!
というお話・・・
野口先生の言葉やメッセージや授業には、自分の頭の中で「う~んなるほど」
という言葉が常に登場してきます。
やはりそのような授業をできるかどうかが、教育者のレベルなんだろうと思いますね。
そして最後に「利他の心」についての珠玉のメッセージ・・・
『人がこの世を去りゆく時
手に入れたものはすべて失い、与えたものだけが残る』
講義の後のお楽しみは・・・「懇親会」
盛り上がり過ぎて、写真撮影を忘れてしまいましたが、それぞれの自己紹介や
現状を話しながら、いろいろな情報交換ができたように思います。
用意した日本酒は、私と野口先生で半分以上いただきました(^◇^)
名残惜しいですが、皆さん野口先生とお別れをして、帰路に・・・
本当に野口先生の人柄や教養の深さ、伝達する力、人生観(生き様)などを体感すると、
野口先生といろいろな方々のクロス(ご縁)を創り出すことがCLPの役割の一つだとも
思います。
ということで、これからも企画をしていきたいと思います。
野口先生、そして今回参加された方々 昨日は有意義な時間をありがとうございました。
そしてお疲れ様でした!! 今後ともよろしくお願い致します