ブラジル代表のカラダを手に入れる??
- 2013.07.03
- SPECIAL ONE CLUB講演&研修
2泊3日の鹿児島コースから帰ってきて、今日向かった場所は下北沢。
7月24日に開催する
「SPECIAL ONE CLUB ゲスト講師講演会」
の打ち合わせです。
今回のスペシャルゲスト講師は・・・
カラダのスペシャリスト
「STUDiO PiVOT」の平山昌弘氏、原田優子氏です!!
このブログでも何回かご紹介させていただいておりますが、
「こどものからだ研究所」の活動を通じて、
幼児期の子ども達に対するカラダ面からのあらゆるサポートをされていますし、
幼稚園などもサポートされています。
子どものカラダのチェック&指導はもちろんですが、現場の先生方の健康面や
子どものカラダや動きをどのように捉えて、どのように良い方向に導いて行くか
という具体的なコンサルテーションなども手掛けています。
ES(従業員満足)の向上や先生の精神的サポートにおいて、
”健康維持・管理”という視点は大変重要です。
まだそこにちゃんと取り組まれている園が少ないのが現状・・・
これからもっと重要になっていきますよ!!
園を支えているのはそこで働く先生達ですからね。
園の品質管理の視点で、そこにちゃんとアプローチできている園のトップは、
先見性があり、これからの課題をちゃんと見抜けている方だな~と思います。
様々な園のサポートをさせていただいて思うことは・・・
体育指導プログラムなどを導入している園はたくさんありますが、本当にカラダの本質的
なメカニズムを理解して、それを導入できている園はなかなか存在しないということ。
「なんでこの体操をこのように進めているのですか??」
という問いに対して、ちゃんと理由や意味や効果をプレゼンテーションできる先生は
あまりいないんですよね~
「なんかこの子の動きや走り方がおかしいんだよな~」・・・と思っても
そこで終わってしまうことが多いのではないでしょうか。
カラダ面に対する放任主義と言ったらいいでしょうか・・・
そこにちゃんとアプローチできる体制を持っている園は、当然他との差別化につながるでしょう。
ですから、そこにチャレンジしようとする園があれば、私が「STUDiO PiVOT」をご紹介
しているのです!!
今日は打ち合わせ終了後に時間があったので、平山さんにカラダのメンテナンスを
していただきました(^◇^) (いつもすみません)
左側が今日の自分の足裏画像、そして右側が私のカラダの問題箇所の図・・・
この画像を見ながら平山さんがいつもカラダ診断をしてくれます。
(サポートしている幼稚園では、子どもの足裏診断をしながら改善指導をしてくれます)
基本的に私は、外側かかと荷重傾向が強く、親指の付け根が浮いてしまい、指で
引っかきながら進むというクセがあるということ。
そして、本日指摘されたのは、腿の裏側の内側にあるハムストリングをほとんど
活用せずにサッカーをしているだろう・・・ということ。
つまり、自分のカラダのポテンシャルを十分に活かしきれていないということですね
足裏で地面を蹴り上げるときに、パワーをうまく全身につなぐ動きに
マイナス要素があるんですよね~
ということで、そこのハムストリングをほぐすことを重点的に施術していただきました~
平山さん曰く、海外のサッカー選手と比べて、日本人はこの内側のハムストリングを
使うのがうまくないようです。
先日のコンフェデレーションズカップの話になったのですが、日本の選手でも香川選手は
そこを上手に使えているそうです。
ですから、イタリア戦で、素早く反転しながら綺麗なボレーシュートを決められたわけです。
平山さんがポイントにしているのは、
「自分のカラダが安定するポイントをわかっている選手かどうか!!」
そういう選手は、
★無理をしないでも軽やかに自分のカラダをコントロールできる
★前後左右に素早く軌道修正できる
★常に安定した動きで体勢が崩れない・・・
だから相手にとっては厄介な選手になるわけです!!
そういう選手は自分の思うようにカラダを使いこなせるわけですからそうでない選手よりも
プレー中に余裕がでてくるわけですね。
コンフェデレーションズカップで見た選手の中で抜群なのは皆さんもご存じの
「ネイマール」だと言っていました!!
もう一人注目していた選手はブラジルの「オスカル」だそうです。
なぜブラジルの選手達がカラダの使いこなし方という点で優れているか??
それは、小さなときから砂浜でサッカーをしていたり、サンバをしたりなどが影響している
だろうと・・・
ということで、本日は、ブラジル代表のカラダを手に入れるというテーマで
カラダのメンテナンスに挑んだわけです(^◇^)
そして、今まで平山さんが実際に生でプレーを見た選手の中で、ダントツに抜きんでている
選手は誰だと思いますか??
それはこの人!!フランスの至宝 「ジダン」です。
彼がレアルマドリードに在籍していたときに、実際に真近でプレーを見る機会
があったらしいのですが、平山さんから見ると、
他の選手を超越したカラダの安定度だったそうです!!まさに”別格”
私は一人のサッカープレーヤーという視点でジダンを見て、世界のトップ選手だと
思っていましたが、カラダという観点で見ても、世界のトップだということですね~。
だからこそ、唯一無二の存在になれたということかもしれません!!
あのマルセイユルーレットも、ジダンは自分のカラダが常に安定している場所を
体得しているからこそ、簡単にできるということですね。
シルエットだけ見て真似しようとする子ども達はたくさんいると思いますが、
その前にカラダの使いこなし方のベースが違うのです!!
今日のポイントは・・・
「カラダを鍛える」と「カラダを使いこなす」の違い です!!
自分のカラダを使いこなすコツを体得することと、
それを体得できていないのにやたらとできるように鍛え抜くという指導・・・
どちらが、本質的で効果的な指導なのか??
幼稚園の子ども達を見ていても・・・
自分のカラダの使いこなし方を知らない子どもにひたすらやり方の指導をしても
できるようにはならないということです。
逆にカラダに余計な負担がかかり、その子にとってはマイナスの指導を
していることに気付いていない・・・そんな教育現場も存在しているのが現実
それを繰り返して練習すればできるようになるから頑張れ!!
いや~それがその子にとってはできるようにはならないんだな~(+_+)
何事も基礎やベースづくりがその後の大きな飛躍につながります。
まずは自分のカラダを自由自在に最大限無駄なく”使いこなす”ことができれば
その後に大きな可能性が広がっていくのだと思います。
カラダを使いこなすという観点で、自分のカラダをメンテナンスしている選手が・・・
「イチロー」とも言っていました。
彼の特設トレーニングルームには、特注で製作した、内側のハムストリングを伸ばす機械
があるそうですよ~。
一流は、自分の持っている力を持てあますことなくかつ最大限に活かす術
を身につけている、もしくはそうなるようなトレーニングのポイントを熟知している
ということがわかります!!
いや~今日もいろいろとたくさんの学びがありました。
そして、自分のカラダもリセットすることができました。
平山さんにメンテナンスをしていただくといつも
「カラダが蘇る感覚」を味わえます(^◇^)
これこそ、プロフェッショナルのお仕事!!
平山さん、原田さんありがとうございました。
24日のSOC特別講演会もよろしくお願い致します。
講演会の詳細については、明日のブログでお伝えします!!
興味がある方は、ぜひ講演会にいらしてください。