タイムマネジメント能力と仕事の質を上げる!!(後篇)
- 2012.09.12
- CONSULTINGMESSAGE
皆さんこんにちは。本日は珍しくオフィスで1日過ごしております!!
昨日の日本代表戦・・・なんとか勝利しましたね。よかったよかった(^◇^)
前回のブログ内容に引き続き後篇の話を進めたいと思います。
仕事は「緊急度」「重要度」という因子で分解することからスタートする!! という
ことから話を切り出しましたが・・・
チームワークやチームマネジメントに視点を変えて考えると
この仕事の「緊急度」と「重視度」の判断をチームやお互いに共有できているかが
大きな差別化ポイントとなります。
会社や組織で働いていれば、ほとんどの人が、「先輩と後輩」「上司と部下」など
なんらかの人間関係の中で仕事をしているはずです。
先輩と後輩、上司と部下の間で、仕事の「緊急度」や「重視度」の解釈や判断が
大きく異なると何が起こるか??
現場の具体的な現象で言えば・・・
いわゆる「報告・連絡・相談」のホウレンソウで、だいたい誰かがイライラする結果となります。
上司が「緊急」「重要」と判断する業務や仕事と、部下のそれが大きくズレていたら
上司が報告してほしい内容と部下が報告する内容には大きなギャップが発生します!!
そんなときこんなことを思う上司や先輩は多いのではないでしょうか・・・
「なんでそんなどうでもいいことしか報告できないのかな~」
「なんで、こちらがすごく心配している事案に対して、いつまでも報告してくれないのかな~」
「そんなことはいいから、こちらが一番欲しい情報を先に伝えてくれないかな~」
「彼は本当に視点がズレているから、本当に心配だよ~」 などなど
これって、部下は一生懸命報告しているつもりなのですが、上司はイライラするケースなのです。
その本質的な要因は何か??
人ぞれぞれで「緊急度」や「重視度」の判断や解釈は違う!!
だから、それを前提として、チームやメンバー間で、判断や解釈を共有することが重要なのです
それぞれに事案に対して「緊急度」や「重視度」の判断に影響を与えるのは
その人が持っている価値観や仕事観やいろいろな物事に対する考え方ですよね。。。
あとはキャリアや経験量も影響因子になるでしょう。
だから部下や後輩であれば、
上司や先輩がどのような仕事観を持ち、
どんなことを大切にしていて
何に注意を払って仕事と向き合っているのか
といったことを理解しようと努めることからスタートしないと上司をだんだんイライラさせてしまう
結果になりますよ。でも、そんなことを面と向かって言ってくれる上司は多くないので、
一緒にお酒を飲んだり、移動中の会話の中から一生懸命探らないといけないのです。
(ここがその後に気に入られるか、信頼されるかの大きな分かれ道)
そこにアンテナを張らず、言われたことだけやっていればいいと勘違いしている人は、
自分なりに一生懸命頑張って、報告をきちんとしてるつもりでも、なぜか信頼されない若手止まり
でしかないのです・・・頑張っているのに残念ですね~(>_<)
自分なりの頑張りは・・・ただの自己満足なんですよね~
(早く気付いた方がよい人、けっこう増えているかもしれません・・・あくまでも個人的見解)
逆に上司や先輩の視点で考えると、
テクニカルな部分の前に
部下や後輩に、自分の仕事観や大切にしていること、お客様に対して
絶対に譲れない姿勢などを共有すること(伝えること)からスタートするべきでしょう。
ポリシーがあまりなく仕事をしている人ほど、テクニカルな解説に時間を割いてしまう傾向があります。
これも基本的には自己満足上司であり先輩でしかありません。
「俺はこんなことができるからすごいんだぞ~」・・・そんな姿勢こそ 「あ~かっこわるいですよ!!」
そのようなアプローチでは最終的には強いチームを創ることにはつながらず、
ロボット的な後輩や部下を育成しているだけかもしれませんよね。
私の前職時代の例で言えば、自分がプロジェクトマネージャーのポジションで
仕事をする際に集めたメンバーには
雑賀という人間はどんな人間なのか、
どんな仕事をこのメンバーと成し遂げたいのか
お客様に対してどのような姿勢で仕事をしていくべきか・・・
そしてお客様に必ず喜んでもらう仕事を提供すること!!
といったような自分の思いを伝えることを必ず最初の1時間話していました。
そして、能力的な問題でできないことはあまり怒りませんが、その時伝えた
仕事に対する意識や姿勢に対して妥協が見受けられたとき、意識レベルが低いアウトプット
をしてきた後輩や部下には、本気で叱りました。。。
でもメンバーは、最初に言われたことだから、ある程度納得して聞いてくれました。
そして、次挽回しようと頑張ってくれました。(もちろんそうでもないメンバーもいましたよ)
そんなメンバーとは仕事観が合わないと言う判断で、次一緒に組まないだけですけど・・・
でも、それって自分が若い時に上司にされてきたことを、やっていただけですね。
ありがたいことに私は上司に恵まれたようです(^◇^)
仕事の質をチームであげる上で、何が大切なのか??
それは、業務の「緊急度」や「重視度」の判断の根っこになる、
思いを共有することなのでしょうね。
そして、当時私がメンバーによく言っていたことは、何も言わなくても同じことを感じとれるチーム
を目指したいということでした。それが究極の業務効率であり、仕事の質だと思っていたので・・・
まあ、当然それは理想論であり、現実にはそんなふうに行かないんですけどね。
でも、上司が理想的なチームのイメージを語らない限り、そこに行きつくことはない!!
というのも事実かと思います。そしてそういう役割を認識してチームを導くリーダーがいれば
そんなに仕事の質が下がることはないと思いますね。。。
タイムマネジメント能力と仕事の質というのは、どうも相関関係がありそうですね。
相手をより深く理解しようと努めること
そのレベルが上がれば、あなたの行動のレベルも上がっていく!!
あらゆることがここからスタートするような気がしますね!!
これは組織やチームでもそうですし、お客様との関係、夫婦の関係、恋人との関係、友人との関係
すべてに当てはまると思います。
次は、この流れのテーマにまつわるちょっとした実際の事例を紹介したいなと思っています!!