日常生活での「因数分解」の活用方法??
- 2012.08.30
- MESSAGECONSULTING
皆さんこんばんは。今日も暑い1日でした(>_<)
昨日から実家に戻り、本日は地元横須賀にてコンサルティングの仕事でした。
暑い日に自宅に帰ると、無性にコーラに代表される炭酸飲料が飲みたく
なりませんか?? もしくはビール!! ということで本日はコカコーラゼロを堪能!!
それはさておき・・・
今日は、算数もしくは数学の授業で習ったであろう「因数分解」についての話。
といっても何のことやら??と思う人が多いでしょうね・・・
算数で習った「因数分解」ですが、日常生活の中でうまく活用している方
は少ないかもしれません。授業のときにやったまま役に立たず・・・なんて
思っている方も多いのかもしれませんね~
でも、個人的には日常生活やコンサルティングサポートの中でかなり頻繁に
「因数分解」という概念を活用しているほうかと思います。
例えば、売上アップなんて課題を突き付けられたとき、
売上・・・売上・・・売上・・・なんて一生懸命考えていても次の一手はなかなか
思いつかないものです。
そこで、売上を「因数分解」してみると次の一手が見えてくることがあるのです。
売上を構成している要素でいろいろな因数分解をしてみると・・・
売上=「客数」×「客単価」
売上=「商品単価」×「売上個数」
売上=「市場規模」×「市場占有率(マーケットシェア)」
売上=「商品力」×「接客力」
売上=「営業マン1人当たり平均売上」×「営業マン数」 などなど
売上という言葉は1つですが、その因数分解方法はたくさんあるということですね。
発想の転換が大切です。
自社の売上を構成している要素で因数分解してみることがポイントです。
上位の公式が複合的に絡み合って、その会社全体の売上が構成されている場合もあります。
因数分解して売上構成要素にクローズアップして考えれば・・・
客単価を上げるために何をするべきか? とか
商品単価を上げるために何をするべきか?とか
接客力を上げるためにどんな研修を導入するべきか? とか
マーケットシェアを上げるために、どんなチャネルを攻めようか? とか
いろいろなアイデアや発想を生み出しやすくなるということですね!!
上記は仕事の現場でのちょっとした工夫ですが、
日常生活でも「因数分解」はけっこう使われているものです。
例えば、時間の因数分解
時間という概念を自然と皆さんは因数分解していますよね・・・
時間という単位は一般的な考え方では、7つに単位を振り分けることができます。
秒 ⇒ 分 ⇒ 時 ⇒ 日 ⇒ 週 ⇒ 月 ⇒ 年
上記の単位を巧みに活用しながら、時間に対する感覚共有やコミュニケーションが成立
しているのです。この単位がなくて、時間という言葉しかなかったら、
時間感覚を共有するのは至難の業でしょうね(+_+)
それでは「仕事の因数分解」・・・例えば以下のようにすることができます。
目的やねらいの確認 ⇒ 目標やゴールの確認 ⇒ 頭の中でイメージシミュレーション
⇒ 段取り・準備 ⇒ 作業開始 ⇒ 途中経過報告&軌道修正
⇒ 作業仕上げ ⇒ 目標達成
まああくまでも上記は一つの例ですが、
自分の仕事の進め方といっても、一つの塊という捉え方ではなく、その行程を「因数分解」の概念
を活用して、なるべく細かく振り分けて考えて見れば・・・
「自分の仕事の質やスピードを高めるために、どの要素にてこをかけるべきか」という
発想が生まれてくるものです。
個人的にこれはいろいろなことに応用がきく方法だと思っています。
例えば、営業マンだけどなかなか成績が上げられないとき・・・
自分の営業プロセスを「因数分解」して、成績を上げているメンバーに相談してどの要素
がその差異を生んでいるかを分析すれば・・・何かが見えてくるでしょうね。。。
どうも、アイデアが枯渇してしまったとき、鮮明で効果的な打ち手が見えてこない時
ただなんとなく、言葉の塊や概念の塊で考えているのではなく、
算数で習った「因数分解」を活用してみると、何か新しい発想やアイデアや
ヒントが湧き出るかもしれませんよ!!
ただ算数の授業でやって役に立たないと思っていた「因数分解」・・・
いやいや、日常生活の中でかなり役に立つことを習っていたのだと、
あらためて「因数分解」くんを見直してあげたほうがいいかもしれませんよ~。。。
道具は所有しているだけでは役に立たない
しかし、有益な使い方を習得することによってあなたに力を与える!!
勉強はできても仕事ができない人がいらっしゃるようですが・・・
猛勉強して最新鋭の道具は手に入れたけど、社会や仕事の現場での有益な使い方は
わからない人ってことでしょうかね(+_+) そんなの教科書には書いてないですから・・・
皆さんも、「因数分解」いろいろやってみてくださいね。お薦めです(^◇^)