「野口芳宏先生」講演会 in土屋塾
昨日は、土屋塾に参加させていただきました。
楽しみにしていた「野口芳宏先生」の講演会!!
土屋塾では最近、メンバーの方々が自分で決めたテーマで30分ほど
講師となる時間があります。昨日は、2期生の近野幸江先生が講師をされました。
そしてそのテーマは「キレるとは・・・」
”キレる”・・・という言葉、最近ではよく使われていますね。
でも、その言葉の定義や、その状態に至る原因などは以外とわからない人が多い。
昨日の講義内容は、”キレる”・・・という問題提起に対して、
「環境」と「食事」という切り口で、その原因や現状の問題点などをリサーチして、
大変わかりやすく解説していただきました。
それだけの準備をしてきた苦労が感じ取れる素晴らしいプレゼンでしたね。
自分も今では、人前で話すことは慣れてきましたが、昔は大変緊張し、準備など
も必死でやっていた頃があったので、その講義を聞けば、どのくらいの準備を
してきたかはなんとなくわかるのです。
そういう準備をしてきた人のみ、「頑張ってよかったな!!」という感情に出会えます。
中途半端なことや自分への甘えや妥協が出てしまう人は、そういう感情に出会えません。
「頑張ってよかったな!!」という瞬間がたくさんあるように自分の目の前のこと
に挑戦していくことが大事なのだと思います。その繰り返しが成長につながるからでしょう。
たぶん、講義が終わった瞬間、近野先生はその感情に出会えたと思いますね。
それを受け入れて一緒に学び合う雰囲気を創っている「土屋塾」も、これまたその感情を
後押ししているのでしょう。いつも思いますが、素晴らしい学び舎だと思います。
そして、野口先生の講演がスタート!!
2時間の講義時間は、本当にあっと言う間でした~
先日、このブログでご紹介した「利他の教育実践哲学」という著書の内容をベースにした
内容でしたが、現代の問題が何に起因しているのか? 教育の根本、本質、原点とは?
個性尊重の勘違い、幸福観、良き人生観の話など・・・
「体験、経験に裏打ちされた知識(メッセージ)は人を動かす力を持つ!!」と言いますが、
まさしく、野口先生の話を聞きながら、それを実感していました。
意見を押し付けるわけでもなく、本当に自然体で、深いメッセージを送ってくださいます。
本物はいつも自然体である(無理していない)・・・また私の中のルールが強固なものとなりました!!
特に昨日、個人的には、教育の本質は”変容”である!!という言葉が刺激的でした。
教育を受けた対象者、つまり子どもが、どんな人が見ても、望ましい状態に変化した
ことがわからなければならないという考え方です。
やったつもり、言ったつもり、頑張ったつもり・・・ではならないということでしょうね。
それで済まされてしまうことに甘んじている人が多いのかもしれません。
教育とは、”向上的変容の保障”をすることである!!
まさに、わかりやすく、深い言葉です。
また、「個性」という言葉についての見解も、大変共感できる内容でした。
一般性や常識や妥当性のベースが備わっている状態の上に「個性」が成立する
という考え方です。そして、そのベースを教えるために学校が存在している!!
それも、教えないで、個性尊重・・・それは勘違い。
まさにその通りだと思います。
他にもたくさんの学びをいただき、大変有意義な一日となりました。
野口先生の講義を、真剣な眼差しで聞き、必死にメモを取っている先生達の姿
を後ろから見ていて、なんだかうれしい気分になりましたね。
これこそ”変容”だなと・・・
それと同時にCLPの今後の展開も、関わるお客様に
”向上的変容”を提供できるような仕事をしていかなければならないと強く思いました。
そして、自社のコンセプトを再確認する時間ともなりました。
それためには、もっともっと努力&チャレンジしていかなければなりません!!
野口先生、土屋先生、近野先生、昨日は多くの学びをありがとうございました。