リーダーシップの本質とは? ~プラスの影響力 誰が言うかに真髄がある~
- 2025.04.09
- MESSAGECONSULTINGPERSONAL COACHING
最近は、組織やチームを良い方向に導き、まわりにいる人たちを成長させていくためのリーダーシップやチームマネジメントに関する相談やアドバイスをする機会が以前よりも増えている気がします。
多様性、個性尊重の中で、あらゆる世代が入り混じった組織やチームの中で、人をまとめて、成果を出し続けていくことが難しくなっているからでしょう。育った時代背景も違うし、環境も違うし・・・
私がよくコンサルティング現場や研修・講演などで、お伝えしている
リーダシップの本質は・・・『プラスの影響力』
リーダーシップとは何たるかを一言で表現せよ!!と言われたらそう答えます。
誰もが基本的にそうだと思うのですが、同じことを言われても、それを言われた相手によって受け止め方は違うもの。
例えば、自分のまわりにいる尊敬している人や信頼度が高い人、つまりプラスの影響力を感じている人に言われたことは素直に受容できる傾向が強い。でも、どちらかと言えば、あまり好きではなく、信頼というよりも不信感がある人から言われたことは、『あなたに言われたくないよ・・・』と思う。皆さんもそうではないでしょうか。
だから、リーダーシップの大前提であり、基本とすべきことは、日々の相手やまわりの人たちとの関係構築ということ。日々のコミュニケーションや接点を通じて、その人に”プラスの影響力”を感じてもらえるような関係性を築いていくことが最重要ポイントになりますかね。
『言葉とは何を言うかではない。誰が言うかに真髄がある。』
このフレーズは、イチローが語っていたものですが、まさに、プラスの影響力のことを伝達しているのではないでしょうか。
では、『プラスの影響力』を相手との関係性の中で築いていくためのポイントは?ということが気になると思うのですが、以下に研修で活用しているプレゼンシートの抜粋を掲載しておきますので、そちらを参考にしていただけたらと思います。
トップ&リーダーとして、もしくは親として、教師やコーチとして子どもや学生や部下や若手に・・・
①厳しい人だと良い意味での緊張感を与えることはできていますか?
②すごい人だと尊敬されていますか?
③すてきな人だと憧れられていますか?
④ありがたい人だと感謝されていますか?
⑤愛らしい人だと温かさと親近感を感じ取ってもらっていますか?
上記の問いかけに対して、高いレベルでそれらが実現できていたら、プラスの影響力を与えることができて、その関係性において、あなたが発信するメッセージに対して受容レベルが高い状態が築かれていると考えてよいかと思います。そして、そのレベルが高い状態で築かれていることにより、その人の成長レベルやスピードも高めることが可能になると考えたらよいのではないでしょうか。
つまり、それは、優秀なリーダーという立ち位置と相手とのあるべき関係性を確立できているということでもあります。
上記の私が提言している影響力を築くための5つの因子について、リーダー的立場にいる方は自己チェックしていただきたいと思います。
おそらく、日々の意識を高めれば、5つのすべての因子において、レベルアップするための自己改革はできるはずです。5つのすべての因子において、まわりにいる人たちからの評価が段階的に高まっていく中で、あなたのリーダーシップを発揮できる環境が整っていきます。
大前提として、この環境整備が不十分なのに、言葉のテクニック論で相手をどうにかしようと思っている人達に遭遇しますが、本質の理解が不足しているな~と思いますね。
まず、相手との関係性において『プラスの影響力』を感じ取ってもらえるレベルの関係構築を日々継続していくことが大切です。故に・・・
『リーダーシップは1日にして成らず』
やはり、簡単なテクニック論だけで、身に付けられるものではないようです。ぜひトップ&リーダーというポジションの方や、子どもとの関係性に悩んでいるお父さん、お母さん、生徒や選手との関係性に悩んでいる先生や指導者の方、すべてに当てはまる本質的なポイントになりますので、日々意識して5つの因子のレベルアップに励んでいただければと思います。
子育ても、人材育成も基本的には一緒かなと思います。相手とどんな関係性を築けているかがキーポイントなんですよね。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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