努力をすれば必ず成功するとは限らない ~プラスαのマインドセットの重要性~
- 2024.11.15
- MESSAGEPERSONAL COACHING
11月も半分が終わり・・・
ということは今年もいつの間にか残り1か月半。そしてなんとなく冬モードになってきました。
自分の部屋の本棚にある本をふと手に取って、偶然さらっと開いたページを読むことがあります。
人間は、その時の頭や心や体の状態によって、同じメッセージでも捉え方や受け止め方が変わることがありますよね。
だから、上記の方法は、自分なりの思考の整理整頓方法の1つとして自分に課していることかもしれません。
今回ちょっと手に取った本は・・・
『幸福優位7つの法則』(著:ショーン・エイカー)
そこにはこんなことが書いてあります。
「一生懸命努力すれば成功する」「成功したら幸せが手に入る」というのは誤りであり、むしろ「幸せでポジティブな人ほど成功する」
さらっと書いてある文章かもしれませんが、その内容はとても深くて本質的なものなのかなと思う自分がいます。
一生懸命努力することは決して悪いことではなく良いことではありますが、それが絶対的に成功につながるものではない・・・
確かに、これは世の中で多くの人に起こっていることなのかもしれませんし、自分のまわりにもそういう人がいるな~と思うこともあります。
ビジネス的、金銭的には成功をしている人でも、その人が幸福感に溢れているかといったら必ずしもそうでない人もいる・・・
成功とは何なのか??と考えさせられますね。
他人と比較してどうこうというよりも、自分の中の成功や幸せの定義をしっかり確立していくことのほうが大切なのかもしれませんね。
でも、多くの人達との関わりやメディアやインターネットの発達の中で、自分以外の誰かと比較しないで生きていくということも実際には難しい・・・そう思っている人が多い。
そして、そこには以下の法則が書かれています。
【成功と達成に寄与する7つの法則】
①ハピネスアドバンテージ
ポジティブな脳は、通常の脳やネガティブな脳に比べて、
生物学的な優位性を持つ
②心のレバレッジ化
状況をどのように経験し、その中で成功できるかどうかは、
マインドセット次第で変化する
③テトリス効果
あることばかりに着目するパターンが脳の中にできあがると、
そのことばかり目についてしまう
④再起力
挫折やストレスや困難の最中でも、脳はそれに対処する道を見出す
⑤ゾロ・サークル
自分のコントロールが効かない状況に圧倒されると、
理性が感情に乗っ取られてしまう
⑥20秒ルール
人間の意志の力には限界があり、いい方向に変化してもそれを維持することは
難しく、もとの習慣あるいは「最も抵抗の少ない道」に戻ってしまう
⑦ソーシャルへの投資
最も成功している人たちほど、人間関係を大事にして、それを推進力としている
いや~7つともすごくうなずいてしまう内容でしたので、今回ブログに整理しておこうと思った次第です。
確かに、人生はその人のマインドセット次第で大きく変化すると思います。
テトリス効果は、自分は「サーボメカニズム」という言葉で学びました。だからこそ、ポジティブでプラスなことにフォーカスするクセをつけていくことが大切なんだと思います。
クセをつけるというのは、一瞬とか一回ではなく、継続して、習慣化していくということ。
それが20秒ルールということでしょうね。この『最も抵抗の少ない道』という言葉、今回一番心に刺さった言葉です。自分もそうですが、思い当たる人が多いのではないでしょうか。
『いつの間にか抵抗の少ない道をセレクトしている自分はいませんか?」
私は正直なところありますね。
『安易な道ほどやがて険しく、険しい道ほどやがて楽になる』
これは、カーネルサンダースの言葉ですが、今の快適さよりも未来の快適を考えて、今やるべきことを判断するという思考も大切だということ。
人間って、日々そことの闘いではないでしょうか??
そして、「ゾロ・サークル」
コントロール感を失って、理性が崩壊して、感情に乗っ取られている人に遭遇することは、少なからずありますよね。セルフコントロール力を鍛え、セルフコントロールが効く環境や状態をキープしていく力も身に付けていく必要があるでしょう。
自分としては、このセルフコントロール力が効く環境維持が段階的にできるようになっていくことも人間としての成長だと考えています。タイムコントロールができる、前始末ができる、ホウレンソウが的確にできる、リカバリーフォーカスの精神・・・そんな要素の総合力を高めるということだと研修や講演などではお伝えしてます。
そして、「ソーシャルへの投資」
これって、冷静に自分のまわりにいる人達や出会ってきた人達の姿をイメージしてみると・・・やはり、成功している人って”人間関係”を大切にしている人だなとあらためて思いましたね。
つまり、信頼でつながっている人が多いと、助け合うパワーやエネルギーが何倍にもなるということでしょう。それがその人の推進力の源になっていく。
「与えるものは与えられるの法則(Give and Be Givenの法則)」
を大切に生きている人と同じ意味でしょうね。
ポジティブシンキング、プラス思考は、もちろん大事だと思っていますが、あらためて、しっかりマインドセットができたように思います。
先日、テレビを見ていたら、林修先生が、
『人間の思考は書くことで推進する』と言っていました。
確かにそれを実感している自分がいます。このブログを書き続けているのも、その理由が一番大きいと言えます。
聞いただけ、読んだだけ、見ただけ・・・それだけでは、人に語れる価値ある知恵や知見にはならないということですよね。自分が気を付けていることの1つでもあります。
『幸せでポジティブな人ほど成功する』
それを実現できるように、日々の生活の微調整とコントロール度を高めていけたらよいと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。