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トップ(一流)は今日のマイナスを引きずらない ~逆境体験の連続で人生は成り立っている~

昨日、コンサルティング先の認定こども園の園長先生と話していたときに、大谷選手などを見ていて感じる、トップ選手や一流選手の共通項ということで、登場したフレーズが・・・

『トップ(一流)は今日のマイナスを引きずらない』

まさに、私も同感ですね。

『切り替える力』というフレーズもでてきましたが、今日がうまくいかなかったとしても、すぐさま反省して次の試合へと頭と心を切り替えるスピードがものすごく早い・・・だからマイナスを引きずっている時間に価値がないと理解しているのだろう。そんな話をしていました。

上記については、いろいろな表現があるとは思うのですが、その1つでもあるのが、

『リバウンドメンタリティ』

壁にぶち当たったり、困難や逆境に直面したときに、その体験をバネにして、更に成長したりレベルアップしていくこと。そのような考え方。

こちらは、研修会や講演会で活用しているプレゼンシートなのですが、

自分の場合は、『スイッチングパワー』

というフレーズで”切り替える力”やリバウンドメンタリティ―の大切さをお伝えしています。

人間生きていれば、誰でも失敗したり、ミスをしたり、目標が達成できなかったり、勝負ごとに負けたり、理不尽に怒られたり・・・いわゆる、人それぞれの逆境体験が日々起こっています。

すべてが思い通りに進んでいる人になんていないでしょうから、ある意味、レベル差はあれど

『逆境体験の連続で人生は成り立っている』とも言えるかもしれません。

『逆境体験が起こったときのその人の心のあり方で未来が大きく変化する』

もちろん誰でも、その瞬間やそれが起こってからしばらくの間は、精神的にへこみますよね。そんな精神状態を何時間も何日間も何年間も引きずっている人も存在する。

『ネガティブな精神を引きずることによって、過去に起こったことが変えられるのであれば、その状態を継続したほうがいいですが、現実的には、過去は変えられません。』

だから、そのネガティブタイムを継続すればするほど、未来に対して何もプラスにならない時間を過ごしていることになります。

『過去に起こったことは変えられないけれど、未来なら変えられる』

だからこそ、くよくよするのは短い時間にして、スイッチを過去から未来に切り替えることが大切。これを私は『スイッチングパワー』とお伝えしています。

この切り替えタイムをなるべくショートタイムで行うこと。それを・・・

『リカバリーフォーカスの精神』とお伝えしています。

リカバリーという言葉の意味を調べると、復旧、復帰、回復、修復、復元、立て直し】というフレーズがでてきますが、自分がこのテーマでよく活用するフレーズは・・・

『挽回(ばんかい)』

挽回という言葉は、回復や復帰という言葉よりも主体的で意識的なニュアンスがあると思いますが、自分のミスや失敗は自分で挽回すればいいという考えがベースにあって、いつまでもくよくよしているのではなくて・・・

『挽回するために自分がどんな行動をするべきなのか?』

『挽回するための自分の何を変えないといけないのか?』

という思考にスイッチを切り替えるスピードが一流と三流では明らかに違うということでしょう。スイッチングが早い人ほど、未来に向かう成長、成功するための時間を味方につけているということ。

図にあるネガティブ曲線にのっかっている間は、誰も得をしない時間を過ごしているということ。そして、まわりにも良い印象や影響を与えることはできないので、ダブルの悪循環タイムなんですよね~。

過去は変えられないけれど、未来の挽回に向けて思考をポジティブ曲線に乗っけていくように、日々トレーニングしていくとそれが少しずつできるようになり、習慣になり当たり前になる。

これが当たり前の領域までいけると『リバウンドメンタリティ』が高いレベルで維持されていると言えるのではないでしょうか。だから、何事もある程度のトレーニング期間が必要だということですよね。つまり、最初からリバウンドメンタリティが高い人がいるのではなく、そういうことを常に意識しながら、日々の生活をしていくプロセスで伸ばしていくことができる要素なんだと思います。

上記に関するトレーニングのちょっとしたポイントや方法論については、私なりの見解を以下ブログで書いているのでご興味ある方はご一読下さい。

昨日は七夕。我が家は特別なことは何もせず・・・ サッカー好きとしては、最近はどうしても寝不足傾向ですね。ユーロとコパ・アメリカが重なってもう毎日がサッカー観戦。世界のトップは
2024-07-08 09:55

日々の思考トレーニングのプロセスを経て、それが習慣になり当たり前になっている人ほど、トップや一流というポジションに身を置いている人が多いということ。トップ選手になるためには、もちろんカラダ面でのトレーニングも重要ですが、それと同じくらい、思考のトレーニングも重要だと思いますね。ビジネスにおいて言えば、スキルや技術面でのトレーニング+思考のトレーニングをセットにすることで、成長角度が高まっていくということ。

『後向きな過去思考から前向きな未来思考へのスイッチの切り替え』

これを、逆境や壁や困難を体感しているときに意識して実行できるか否か。それが未来をよい方向に導くとても大切な分かれ道になる。

チームマネジメントや子育てといった、人材教育の視点で考えれば、ネガティブ曲線の上にいる傾向が強い人間に対して、スイッチングパワーやリカバリーフォーカスの精神のエッセンスをその場に応じた伝え方で言語化して伝えていくこと。そしてその人に寄り添いながら、日々のトレーニングサポートをしていく感覚が大事だと思いますね。

そして最終的には、スイッチの切り替えやリカバリーフォーカスへのスピーディーな対応が当たり前になってくれるまで導くことができれば、効果的なマネジメントや子育てにつながっていると思いますね。そういう環境でマインド育成されてきた人たちが、未来のトップや一流になる可能性が高まるということはいろいろな人達と接してきて、強く感じていることです。それはスポーツの世界であろうがビジネスの世界であろうが、共通ポイントなんですよね~

今日は、コンサルティング現場の会話の中のワンフレーズから自分なりの見解や考え方を整理してみました。

人生はそのレベル差はあれど、逆境の連続とも言えるので、このリバウンドメンタリティを身に付けることは人生を強く豊かに生きていく上でとても重要なポイントだと思います。

そして、昨日左肩を亜脱臼しながらも今日の試合に出場している大谷選手こそ、まさに逆境を乗り越えるということを我々にその姿で見せてくれている体現者でありトップ(超一流)選手であることを証明していると思いますね。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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