努力は裏切らないという言葉は不正解?? ~努力は質と量が伴って成果につながる~
- 2024.06.12
- MESSAGECONSULTINGPERSONAL COACHING
『無駄な努力なんてない』
『努力は必ず報われる』
『努力は絶対に裏切らない』
私も皆さんもそんなフレーズをたまに耳にすることがあると思います。そんなときに、『その通り!!』と素直に受け入れる人もいれば、『そうかな~??』と疑問を抱く人もいるでしょう。
『成功するまで努力をしないから失敗をするんだ』
そんなフレーズもたまに耳にします。私も50歳手前になって、ある程度人生経験を積んできた自負はありますし、スポーツやビジネスの世界でそれなりには、努力をしてきたかなと思うのですが、このステージに来て、思うことは・・・
『努力は成功する、夢を実現するための必要条件であるが、十分条件ではない』
ということでしょうか。もちろん努力することは大前提として必要であり大切なことなんですが、では努力をした人が必ず全員、夢を実現しているか否か?成功しているか否か?
そうでない人もある一定数存在するのが現実でしょう。
そこでこんなフレーズに出会いました。
『練習は嘘つかないって言葉があるけど、考えてやらないと普通に嘘つくよ。』
(BY ダルビッシュ有)
『努力は裏切らないという言葉は不正解だ。』
『正しい場所で正しい方向で一定期間継続した努力は裏切らない』(BY 林 修)
個人的に、努力と成果の因果という視点で考えたときに、今となっては上記の2人の言葉に対してとても共感できます。
キーポイントを言い方を少し変えて、自分なりの解釈で整理すると
『努力を誰かに強いられるのではなく、自発性と主体性を持って自分で考えながら継続すること』
『価値観や未来への想いが近しい仲間がいる場所で、自分にマッチしたスタイルの努力を継続すること』
そうすると、努力した時間が成果や夢の実現につながっていく可能性が高まるということではないでしょうか。そこに本質があるんだろうと思います。
例えば、山登りだって、然るべき準備をして、挑む山のレベルに適した装備をして、適切なタイムスケジュールやプランを立てて、自分の適したペースで登るということが頂上にたどり着くために必要だと思います。しかし、準備不足で装備も不十分でプランも適当で、気合と根性だけで登ろうとしても頂上にたどり着くことはできないでしょう。そればかりか、山のレベルによっては遭難して死んでしまうことだったありうる。すべては、この山登りと一緒なんだと思うのです。
私が研修で『成長』というテーマをいただいたときに必ず話す内容が・・・
『成長曲線』~あなたの努力した時間と成長は正比例しない~
以下にその内容を書いたブログ記事をリンクさせていただくのでぜひご一読下さい。
努力を積み重ねた結果として、ブレイクスルーするタイミングがあるわけですが、それは人によって異なります。1年間の人もいるし、3年間の人もいるし、10年以上かかる人もいるかもしれない。
経営コンサルタントやパーソナルコーチという職業柄、本人なりには努力しているがどうも成長実感がないという悩みを抱えている人からの相談にのることも多いわけですが、その相談者に対する自分なりの役割は、まさに・・・
『自発性と主体性が伴った努力になっているかどうか?』
『それはあたにとって本当に正しい場所と方向での努力なのか?』
『上記が伴った上での、努力の継続時間や期間がどのくらいなのか?』
そんな質問をしながら、努力の質を高めるサポート役になるということ。
『努力の質が伴った継続性』こそ、成果につながるキーポイントになるでしょう。
まず先が見えず嫌々頑張っている努力というのはあまり報われない。だから、そこのマインドを切り替える必要がある人が多いように感じます。
上記のポイントを1つひとつ理解して、自分のマインドや環境を少し変えていく、そして自分なりに考えて工夫していくことで、成長スピードが高まる。
若い人やまだ経験値が少ない人って、そういう部分が実感的、体感的に理解できていない人が多いので、ブレイクスルーするまでのプロセスでまわりの先輩や指導者やコーチと呼ばれる人たちのサポートが必要になります。
故に、ブレイクスルーの手前のステージで、どういう場所に自分の身を置くのか、どういう先輩や指導者やコーチのもとでアドバイスをもらうのかが努力にプラスされる十分条件として大切になるということを林修先生がメッセージ化してくれていると思うんですよね。
そして、そのようなプロセスやステージで残念ながらブレイクスルーに到達する前にフェードアウトしてしまう人がたくさんいることも事実。それを人生で繰り返していく人もいる。日々そのような報告をもらっていますので。
だから、必要十分条件に更に付け加えていきたいことがあります。それは・・・
『なりたい自分への強い思いと未来への渇望』
これが人より高いレベルにある人は、ちょっと大変なことがあっても諦めないし、くじけない。つまりレジリエンス(忍耐力)が高まるということがとても重要なんです。
『継続するためにはレジリエンスが必要』
ブレイクスルーするまでのステージは順風満帆に進むなんてことはありません。想定外のことも起こるし、頑張っているのに認められない、成長できない自分と向き合わなければいけないときもたくさんある。そんなときにその人の心の支えになっているものが・・・
『なりたい自分への強い思いと未来への渇望』
それに加えて重要なことは、支えてくれるまわりの人たちの存在ですよね。それは自分の親だったり、友達だったり、先生だったり、監督だったり、恋人だったり・・・
『思いが強くて、そこに向かって一生懸命努力をしている姿勢が、応援したいと思ってくれる人たちを引き寄せてきます。』
特にその経験を踏まえて、ブレイクスルーした人ほど、その姿を応援したくなるのです。逆に、主体性もなく、間違った場所で間違った方向でのちょっとした努力しかできなくて、そこから抜けることができていない人は、そんな姿に対してネガティブな反応をしてしまう。自分の過去を正当化したいから。
場所にせいにして、まわりの指導してくれた人のせいにして・・・
だから、先ほどもお伝えしたように、価値観や未来への想いが近しい仲間がいる場所に身を置くこと、そんな仲間と時間を過ごすウェートを上げることも努力を成果にスピーディーにつなげていくための条件になるでしょうね。
今日は『努力』という言葉の取り扱い方にフォーカスして自分なりの見解を整理してみました。皆さんも日々努力されていると思いますが、努力の質という部分で自分の今を見つめ直すきっかけにこの内容が貢献してくれたらうれしいです。
『努力は質と量が伴って成果につながる』
まさにそう思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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