自信と過信の違い?ポジショニングの勘違い? ~一流は皆謙虚である~
先日、東京(大田区)の人気園であるパール幼稚園の野村良司園長から突然電話をもらいまして、早速、本日、園に訪問して夜は会食でいろいろと話が盛り上がりました。
かれこれ25年くらいのお付き合いになりますかね。私が幼稚園のコンサルタントになるための現場修行を社会人2年目くらいにさせてもらった園でもあり、貴重な経験をさせてもらった上に、これまでいろいろな面でお世話になってきた方の一人。
本当にご無沙汰していたので、いろいろな意味で刺激的な時間になりました。自由が丘にて美味しい焼肉をごご馳走になり、また近いうちにお会いする約束をして解散・・・
あらためて、ご縁を大切にしないといけないなと感じる時間となりました。
今日の雑談タイムの中で、『根拠のない自信』というフレーズが登場したのですが、それはポジティブな意味として使う場合とネガティブな意味として使い場合がありますよね。
今日はどちらかというとネガティブな意味でしたが・・・
仕事がらいろいろな立場、いろいろな年齢、いろいろな価値観の方々の相談対応をする機会が多いのですが・・・最近ではかなりカウンセリング的要素を求められる案件が増えているのも時代の流れだな~と感じています。
そんな日々の中で出会う人には自信満々な人もいるし、ものすごい自信がない人もいるし、人の心はいつも揺れ動いていることがよくわかります。
個人的に、自信を持つことは良いことだと思いますが、たまにそれって過信じゃない??と思う人に遭遇することもしばしばあるのです。
では”自信と過信の違い”って何なのか??
「自分のポジショニングをちゃんと把握しているか」
ということがポイントだと思っています。
それってどういう意味か・・・
物事を知っている幅と深さには人それぞれ大きな隔たりがあるものですよね。人間や組織のレベルにも当然、幅や深さが存在しています。
その中で今の自分や組織がどのレベルに位置づけられるかを見極める!!これが、自分のポジション把握。
しかし、これを正確に行うことはとても難しいことなのだと思っています。だって、いろいろなレベルの幅と深さを完璧に知っている人なんていないですよね。
だからこそ何が重要なのか??
”世の中のいろいろなレベルを知ろうと努力し続けること”ではないでしょうか。「井の中の蛙」という言葉がありますが、なるべくそうならないようにするためには常に自分の身の回りに存在するレベルを把握する努力をしたほうがよいでしょう。
~ノミの実験・ノミの法則~
1メートル飛ぶことができるノミを、30センチの高さのフタがついているビンの中に入れて、
しばらくほうっておくと、そのノミは30センチの高さまでしか飛べなくなってしまう。
しばらくして、そのビンのフタをはずしてあげても、本来は1メートル飛ぶ力を持っていた
ノミは、30センチしか飛べなくなってしまう。という実験法則。
この実験では、1メートルというレベルを持っていたノミが、30センチという低いレベルの環境設定を与えられた時、30センチという実力で十分だと誤認してしまいそれで自己満足してしまう・・・
まさにこれを ”過信” と言うのではないでしょうか。
これって人間の世界でも日々起きていることでしょうね。1メートルのレベルを知っている人から見たら、30センチしか知らないで、そのレベルの中で自己満足している人は、滑稽であり、かわいそうに見えているのかもしれません。
世の中の全体像やレベルを知ろうとせず、自分の知っている領域だけで満足している人(井の中の蛙くん)にはならないようにしたいものです。
でも1メートルが最良なのかという判断は一時的なものであり、それらのレベルは常に変化するものです。だからこそ、常にそのレベルを間違えないように、いろいろ情報収集したり、一流を見たり体験したりする必要があるのでしょう。
そして、そこに自己投資できない人間は、いろいろと過信していることが多いのではないかと・・・私が自分に言い聞かせていることでもあります。
いろいろなレベルを知った上で、この部分は自信を持っても大丈夫、しかし、この部分に関しては、まだまだ発展途上だと判断するのが、正しい判断でしょうね。そのプロセスを得た上で持っている自信であれば、 ”正しい自信”なのだと思います。それは、根拠のない自信とは異なる根拠のある自信ですよね。
そして、世の中の最上級(ハイレベル)を知れば知るほど、自分の未熟さにぶち当たる機会が増えます。私が出会った一流かつ本物だと心から思う方々は皆さん謙虚であるという共通項を持っています。
それって、あらゆることの最上級を知っているからなのではないでしょうか。もしくはそれを知ろうと努力しているからではないでしょうか。つまり、「自分の上限を決めていない」ということです!!だから常に学ぶ姿勢を持っているのだと思います。
最上級を知れば知るほど、自分はまだまだ未成熟だなと自覚する機会が増えるわけで、だからこそ過信せず謙虚でいられるということではないでしょうか。
自信がまったくないのというのもそれはそれで問題でしょうが、個人的に一番良い心のあり方とは・・・
「”自信”と”不安や危機感”が共存している状態」 なのだと思います。
本日、久しぶりに野村園長と時間を共有しましたが、野村園長と話すと今も昔もそういう心と頭の状態を常にキープし続けている方だなと思います。何事も偏ることなきバランスが大切なんだと思います。今日もよい刺激と学びの時間となりました~
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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