自分本意の人と相手本意の人との違い ~相手が抱えている背景に対する敬意~
昨日は大雨、そして今日は快晴の心地よい天気で、だんだんと春の訪れを感じますね。
この時期になると、弊社が制作させていただいた各園のホームページの新年度に向けた更新&修正依頼が重なって発生するので、担当ディレクターとしてそれなりに忙しく過ごしています。
新年度に向けても、新規のホームページ制作(完全リニューアル)のご依頼が3件ほど動き出すところでもあります。同時並行して各種広報ツール(保護者向け&リクルート向けパンフレット)の制作業務のご依頼もいただいております。
このように、弊社CLPは、園のトータルサポート事業としてクリエイティブ面でのブランディングサポートにも対応しておりますので、ご興味ある方やPR活動を戦略的に強化していきたい方などはぜひお問合せ下さい。
さて、今日は・・・
『相手が抱えている背景』という話をしたいと思います。
人間は生きていれば抱えている状況や背景は日々、一瞬一瞬で変わりますよね。自分自身もそうですし、自分のまわりにいる人達も同じように背景が変化します。
そこで思うのは・・・
『相手の抱えている背景を考慮できる人もいれば、ぜんぜん考慮できない人もいるということ』
例えば、誰かに電話をかけるとき、Aさんは必ず『今、お時間大丈夫ですか?』とひと言付け足す人、しかしBさんはいきなり、自分の伝えたいことを一方的に話し出す人・・・
Aさんは、相手が『できれば手短にお願いしたい』と返答すれば、相手が現在忙しい状況であることを察知して、用件を的確に簡潔に話すように努める人。
Bさんは、相手が内心『忙しいから早くしてほしいな・・・』と思っていても自分の話したいこと、つまり相手にとってはあまり重要でないことをだらだらとマイペースでいつまでも話し続ける。挙句の果てに相手に『すみません、今ちょっと時間がないので』と言われても、そんな相手の背景に対して考慮することもなくまだだらだら話そうとする・・・
もちろん、Aさんは相手の抱えている背景を考慮できる人(相手本意)であり、Bさんは考慮できない人(自分本意)の典型例ではないでしょうか。
このような日常生活のちょっとした差が、その他の場面でも差がつく大切な資質なのかなと思っています。そして、今までの経験則や出会ってきた人達の傾向を踏まえて言えることは、Aさんタイプには仕事ができる人が多く、Bさんタイプには仕事ができない人が多い。
残念ながら・・・
「相手の背景や状況というものはその人の後ろに明確に目で見えるものではない」
だからこそ、その人の様子や雰囲気から想像してみたり、相手にちゃんと聞くことによって、ようやく見えてくる・・・
Aさんのように、そこを見ようと努めている人には好感がもてます。しかし、Bさんのように、そこにお構いなしという人にはあまり好感はもてませんよね。
そして、これは最近遭遇した人の例ですが・・・
自分のまわりの人たちには、”顧客思考””顧客視点”が大事だといつも言っているのですが、実は自分自身の日々の行動がBさんタイプなので、こちらとしては矛盾を感じてしまうし、心の中では「あなたに言われたくないよ・・・」なんて思っている自分がいます。
その人が語る、”顧客思考””顧客視点”という言葉は、自分の心にまったく響いてこない。
まあ、本人は多くの人に自分のメッセージが響いているだろうと思っているのでしょうが、現実はそうではないでしょう。
Bさんのような人に対して、『自分の時間軸で相手を振り回す人』という言い方をすることもあるのですが、その見解については以下のブログ記事に書きましたので、ご興味ある方はご一読下さい。
まあ、現実的には、AさんになれるときとBさんになってしまうときがその人の置かれた状況によって変化してしまう人も多いと感じています。
心や時間に余裕があるときは相手の背景に考慮できるのに、余裕がなくなればなくなるほど、自分自身に精一杯になって相手の背景をわかろうとする思考から、自分が大変なのを相手がわかってくれないという思考に移り変わっていくパターンも多いなと感じています。
上記は自分自身も含めて、人間誰しもそのような傾向はあるなと思いますね。違った見方をすれば、常に自分が大変なのをアピールするクセがついている人がいますが、そういう人は常に心や時間に余裕がなく、その人自身が常に満たされていない人なんだろうとも思います。
そういえばたまたま先ほど、用事があって市役所に足を運んできたのですが、過去にこのブログで書いた記事を思い出したので以下にリンクさせていただきます。お時間あるかたはぜひクリックしてお読みください。
ここに書いてある内容を引用すれば、まさに、そこに登場した点でしか物事を捉えていない人は、相手の背景が見えていない人であり、もっと的確な言い方をすれば、見ようとすらしていない人なんだと思います。だから、こちらも腹が立ってしまったんですよね~。
相手の背景や気持ちを考慮できる人は、そこで述べた線や面を理解して仕事を遂行できる人であり、それが人としての成熟度だと思いますね。
電話1つとっても、役所の窓口業務1つとっても、人によってその対応力に大きな差があります。そのポイントになる1つは、今日のテーマである
『自分本意ではなく相手本意をベースにできているか』
『相手が抱えている背景』に対して敬意を払って対応しているか否か
だと思いますね。
これは、コンサルティングの現場でもよくお伝えしていることですし、講演などの際にもテーマによってはよくお伝えしています。
なんだかうまくいかないときって、『相手が抱えている背景』への考慮がいつの間にか疎かになってしまっているときなのかもしませんよね。
自分も含めて、日々、一瞬一瞬変化する相手の状況や背景を見ようと努める姿勢は大切にしたいものですね。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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