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あなたのファンを創造し継続的に増やすための3つの感?? ~親近感・信頼感・期待感~

今日は午前中、横浜市の幼稚園に訪問。

今後、幼保連携型認定こども園へと運営のシフトチェンジをしていく構想があるのですが、その構想を進めていく上での不安や悩みなどのご相談。多くの園が「このままでは厳しい」と頭ではわかっていながら、どうやって効果的な施策や展開を具体的に進めていけばよいのか?

なかなか明確で絶対的な答えを出しきれていないと感じています。少なくとも「幼稚園」とか「保育園」という枠組みに囚われた判断をしているとベストなカタチにはつながりにくいだろうなと個人的には考えています。

そこで、私が10年以上前から提言している未来コンセプトは・・・

『地域の教育総合コミュニティ施設化』

枠組みに囚われない柔軟な運営発想を持つことで、新しい価値づくりやブランディングができますので、今日もそこをベースとして話をさせていただきました。カフェ付き子育てサロン、産後ケア&サポート機能、児童発達支援・・・などなど

上記のコンセプトをベースとした環境づくりを通じて、何をしていくことがマーケティング的に重要なのか?

『自園に対する地域のファンを創造していくこと、そして継続的に増やしていくこと』

ということで、今日のテーマは『ファンづくり』について。

一般的なビジネスにおいても、同じようにファンづくりはとても重要ですよね。

遠くても、不便でも、他よりハイプライスでもいいから、
あなたから買いたい、ここの商品が欲しい、あなたからサービスを
受けたいと思ってくれる人達を増やしていくこと。

こちらからお願いするというビジネススタイルではなく
ファンの人達が積極的にこちらとつながりたいと行動してくれる
ビジネススタイルへの転換と進化を目指して行くこと。

そのようなステージを目指して、日々活動をしていくわけですが、その活動のキーポイントになるのが・・・

『人』そして『コミュニケーション』だと考えています。

もちろん商品力が高いことやハードレベルが高いこともファンづくりの要件にはなるのですが、その強みを生かしながらブランディングをしていく上では、そこにどんな人が働いていて、お客様とどんなコミュニケーションをとり続けているのかがとても大切なんですよね~

では、私の経験則を通じて、そんなファンづくりのために大切にしたほうがよいと感じている3つの『感』について整理しておきたいと思います。

①親近感 ②信頼感 ③期待感

相手との関係や交流プロセスにおいて、この3つの感を醸成していくことで、ファン化されていくということ。

①親近感の醸成ステージ
 ★自己開示を通じて、聞き手との距離間をぐっと近くすることがポイント
  共通項を見つけるなども有効なコミュニケーションにつながりやすい
 ★相手の心の扉を開くためには、自らオープンマインドで接する必要がある

②信頼感の醸成ステージ
 ★自身と時間を共有してもらう付加価値がどこにあるのかを明確化する
 ★今までの経験・体験・勉学を通じて専門的に学んできた内容や知見の提供
  ⇒自分の得意分野・専門的知識や知見を培ってきた背景やプロセスの紹介
  ⇒会話を通じて学びが多いなと実感してもらうためのアウトプット力
 
③期待感の醸成ステージ
 ★理論ではなく自身の“思い”を伝えることで心を動かすことが重要
  ⇒聞き手に本気で伝えたい内容である熱意を感じとってもらう
 ★自分本意ではなく相手本意の未来サポート役になる
 (アドバイザー・相談役・コンシェルジュ的機能となる)

まあ、この3つのステージを意識しながら、段階的に相手との関係をステージアップすることがファンづくりには大切だと考えています。

普段の生活やビジネスシーンでよりわかりやすく考えてみると・・・

①相手との距離間をぐっと縮める工夫をしているか

②相手に信頼できそうな人だと思ってもらう工夫をしているか

③相手にこの人の話、もうちょっと聞いてみたいな・・・
 と感じてもらう工夫をしているか

①②③において、それぞれ更なる工夫や努力の余地は皆さんあることでしょう。それを日々意識して、相手への対応を丁寧にしていくこと、誠実な対応を心掛けていくことがファンづくりのポイントではないでしょうか。

上記のステージを上手に工夫して、相手の信頼と期待を得ていかないと、相手から、話を聞いてみたいな~と思われていない状況で、無理やり話している人になってしまいますから基本的には好印象にはならないでしょうね。

人間には、心理がありますし、だからこそ、物事を進めるための順番も大切ですよね。

思いやりがあるということは、相手に合わせて、その順番を的確に提供できることかもしれませんね。相手の様子を見ずして、一方的なアプローチ&コミュニケーションでは、前のめりになってくれないでしょう。そんな人は、思いやりや心遣いが足りない人かと思います。

『言葉遣いは、心遣い。』(=コミュニケーションは、心遣い)

誰に対して、どんな言葉を、どのように使うかという言葉の使い方が、
「言葉遣い」である。
一つひとつの言葉を選ぶのは他ならぬ話し手本人の心である。
また、相手のことを考え、相手に配慮した言葉遣いを考えるのが「心遣い」である。
だから、「言葉遣い」の善し悪しは、「心遣い」の善し悪しの反映なのである。

 (野口芳宏著 親と教師のための教育語録より抜粋)

まあ、②③については社会的な経験、知見の豊富さが不足していると、工夫しようもないことですが・・・ということで、ファンづくりをする上での大前提は、

『相手よりも、多くの経験や知見や学びを持っていること』でしょうね。

何を語るかも大切ですが、誰がそれを語るかで同じ内容でも説得力や納得性は変わるもの。

だからこそ、

相手に信頼してもらいたければ、そして期待感・興味関心を持ってもらいたければ人間は常に精進しなければならないということでしょう。普段の生活のレベルが話す内容に反映されるからですよね。

こんなこと書いている自分自身もより多くの方々にファンになっていただくためには日々精進あるのみです。

『親近感 信頼感 期待感 』

この3つの感をあなたが誰かに感じているとしたら、おそらくその人のある程度、ファンになっているということなんだと思います。

その人と時間共有したり、一緒に過ごしたりすることが自分にとって有益で価値ある時間と感じられる誰か・・・それが”ファン”ですよね。

誰かにとっての自分がそんな存在になれたらいいなと思う人は、今回お伝えした3つの感を意識しながら日々工夫と努力を積み重ねるとそんな存在に近づいていくのかなと思います。

今日は自分のファンをつくっていくポイントについて自分なりの1つの見解を整理してみました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。 

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