口呼吸と鼻呼吸はどちらが良いのか? ~人間は1日に2万回以上の呼吸をしている~
11月も最終週となりましたが、子ども達の学校では、インフルエンザやウイルス系の胃腸炎など、感染症が流行していて、学級閉鎖や学年閉鎖になっている状況のようです。
本格的な寒さと乾燥の中で、免疫力が下がっている人は注意が必要でしょうね。我が家は娘と奥さんがインフルエンザから回復して普段の生活に戻りましたが、手洗いうがいなどは子ども達に徹底させています。
ということで、今日はビジネス的なお話ではなく、健康管理面のお話をしようかなと思います。
以前このブログにも書きましたが、個人的にここ数年で、喉の痛みが激しくなって水を飲むのも痛いレベルになり病院に行ってみたら『溶連菌感染症』と診断されたり、『扁桃腺炎』と診断されて・・・
『雑賀さん、もう少しで入院するレベルですよ』
なんて言われたり、そんなことを繰り返しているので、乾燥レベルが高くなるこの時期は、なるべく喉を乾燥させないように最近は気を付けています。そこであらためて意識するようになったのは・・・
『呼吸』
少し調べてみると、人間は1日に2万~3万回の呼吸をしているようです。それだけの呼吸をしているからこそ、1つひとつの呼吸の質が良いか悪いかで健康度が大きく変化するんだろうなと思うわけです。よく研修や講演会では、『言葉』についてお話しすることがあるのですが、人間は1日に5万~6万の言葉を発言したり、イメージしたりするので、その言葉がポジティブなものかネガティブなものかで大きくその人のマインドや行動が変化する。
人間は、大きく分けて2つの呼吸方式で呼吸をしている。それが・・・
『鼻呼吸と口呼吸』
おそらく両方の方式で呼吸をしながら生活をしている人がほとんどだと思います。皆さんはどうでしょうか?ご自身が鼻呼吸が多いのか?それとも口呼吸が多いのか?
人間以外の哺乳動物はそのすべてが鼻呼吸で呼吸をしているそうで、人間だけが口呼吸をする哺乳動物だそうです。人間も乳児期は基本的に鼻呼吸のみらしいのですが、言葉を話すような時期になると口呼吸を使う機会が増えていく傾向がある。そのクセが継続することで、口呼吸のウェートが高まっていくという流れになっているそうですね。
人は進化の過程で、声を出すために喉のところで気道と食道がつながっていったため、鼻だけでなく口からも呼吸ができるようになったらしいです。
つまり、生き物としてベーシックとなる呼吸方式は『鼻呼吸』であるということ。
鼻で呼吸をすると鼻毛や粘膜、粘膜にある線毛によって、空気中の汚れを取り除くという機能が発揮される。具体的には、空気中に混ざっているごみやほこり、花粉、ウイルス、菌などを体内に入れにくくするという大きなメリットがある。
しかし、口呼吸メインになっている人は、代謝が低下し、疲れやすく、疲れが取れにくいという状況につながる。外気を直接吸い込むので喉・気道の炎症を起こしやすく、免疫系が不安定になる。個人的には、寝ているときにいびきをかくことが多いのですが、それこそ、口呼吸の特徴の1つですよね。寝ているときに、のどがひどく乾燥してしまい、唾液が蒸発してしまうと・・・
『唾液中の酵素による防御がなくなり、体に悪影響を及ぼす微生物が繁殖しやすくなる』
まさにこの現象こそ、自分が『溶連菌感染症』&『扁桃腺炎』になってしまった一番大きな要因だと思っていますし、口呼吸によるメリットはほとんどないらしい。
だから、最近は自分自身も口呼吸から鼻呼吸に意識的に転換しようとしていますし、子ども達にも鼻呼吸を意識させています。トレーニング方法はネットでリサーチするといくつか紹介されていますから、興味のある方はリサーチしていだければと。
絶対とは言いませんが、上記の理屈により、インフルエンザ等の感染症にかかりやすい人の特徴として口呼吸ウェートが高いということが考えられますからね。
また少し違う観点で言えば、スポーツ選手のパフォーマンスと呼吸の関連性で研究されている指導者もいるようです。
まあ、とにかく、健康面においてもスポーツのパフォーマンス面においても、口呼吸ではなく鼻呼吸のほうがかなり優位であることが判明しているので、毎日無意識にしている呼吸について、自分自身の実態をチェックして見直してみることも大事ではないでしょうか。
今日は、世間で感染症が流行している背景にある『呼吸』について簡単に書いてみました。皆さんの健康管理のちょっとしたプラス情報になったでしょうか。
時の流れやフローの中で、本質的でベーシックなものが経時変化していくことは当然あることなのですが、それが良い流れや進化なのか、それとも悪い流れや進化なのかをふと立ち止まってちゃんと考えてみることが大事なのかもしれませんね。
これから更に寒くなり、乾燥レベルも高まっていきますので、健康管理に気を付けましょう。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
参加者募集中!! 詳細は以下からご確認ください。
こちらの研修プログラムを園に訪問してご提供することも可能です。
ご興味ある方はお問い合わせください。