逆境を乗り越えるリバウンドメンタリティ ~スイッチングパワー&リカバリフォーカスの精神~
- 2023.11.09
- PERSONAL COACHINGMESSAGE
リバウンドメンタリティ スイッチングパワー リカバリーフォーカス 逆境 挽回 雑賀竜一
先週の日曜日、息子のサッカーチームのパパコーチを中心にしたメンバーで、シニアのサッカー大会に出場したのですが、オールコートでの11人制でのサッカーなんて、かれこれ何年ぶりなのかもわからない状態でしたので、案の定、頭の中のイメージとプレーが連動せず・・・
まわりが自分と同年代のシニアの方々なので、なんとかそれなりにプレーは成立するのですが、自分の中では、情けない気持ちとイライラが重なる状態・・・筋肉系ももちろんですが、数年ぶりともなると、試合感覚がだいぶ衰えていることを実感する一日となりました。
2人の子ども達も応援にきてくれていたのですが、満足いくプレーは見せることができなかったので、昔のレベルまでとは言いませんが、次回がいつになるかもわかりませんが、少しだけでもある程度のプレーができるように、今日は午前中ランニングをしてきました。もうだいぶおっさんなので、カラダのキレを少しでも戻すには、数キロは体重を落とさないと。
なので、その日から久しぶりに「あすけん」というアプリで食事のカロリー管理をスタート。以前このアプリを活用して10キロ減量に成功しましたので。
今回の試合体験がそんなモチベーションのスイッチになってくれたわけですが、生きていればそのようにショックを受けることはありますよね~
ということで、今日のテーマは『リバウンドメンタリティ』
壁にぶち当たったり、困難や逆境に直面したときに、その体験をバネにして、更に成長したりレベルアップしていくこと。そのような考え方。
そんな感じの意味になりますかね。サッカー業界でよく使われるフレーズでもあるようです。
最近、よく聞く”非認知能力”の中で重要視されている『レジリエンス』とも意味合いが近似しているのかもしれません。レジリエンスについては、かつて書いた記事があるので以下リンクしておきます。
こちらは、研修会や講演会で活用しているプレゼンシートなのですが、
自分の場合は、『スイッチングパワー』
というフレーズで”リバウンドメンタリティ”の解説をしています。
人間生きていれば、誰でも失敗したり、ミスをしたり、目標が達成できなかったり、勝負ごとに負けたり、理不尽に怒られたり・・・いわゆる、人それぞれの逆境体験が日々起こっています。すべてが思い通りに進んでいる人になんて出会ったことがないわけですから、ある意味、レベル差はあれど逆境体験の連続で人生は成り立っているとも言えるかもしれません。
『逆境体験が起こったときのその人の心のあり方で未来が大きく変化する』
もちろん誰でも、その瞬間やそれが起こってからしばらくの間は、精神的にへこみますよね。そんな精神状態を何時間も何日間も何年間も引きずっている人も多いのかもしれません。
ネガティブな精神を引きずることによって、過去に起こったことが変えられるのであれば、その状態を継続したほうがいいですが、現実的には、過去は変えられません。
だから、そのネガティブタイムを継続すればするほど、未来に対して何もプラスにならない時間を過ごしていることになります。
『過去に起こったことは変えられないけれど、未来なら変えられる』
だからこそ、くよくよするのは短い時間にして、スイッチを過去から未来に切り替えることが大切。これを私は『スイッチングパワー』とお伝えしています。
この切り替えタイムをなるべくショートタイムで行うこと。それを・・・
『リカバリーフォーカスの精神』とお伝えしています。
リカバリーという言葉の意味を調べると、【復旧、復帰、回復、修復、復元、立て直し】というフレーズがでてきますが、自分がこのテーマでよく活用するフレーズは・・・
『挽回(ばんかい)』
挽回という言葉は、回復や復帰という言葉よりも主体的で意識的なニュアンスがあると思いますが、自分のミスや失敗は自分で挽回すればいいという考えがベースにあって、いつまでもくよくよしているのではなくて・・・
『挽回するために自分がどんな行動をするべきなのか?』
『挽回するための自分の何を変えないといけないのか?』
という思考にスイッチを切り替えるスピードが実は時間の有効活用にもつながるんですよね~。
図にあるネガティブ曲線にのっかっている間は、誰も得をしない時間を過ごしているということ。そして、まわりにも良い印象や影響を与えることはできないので、ダブルの悪循環タイムなんですよね~。
過去は変えられないけれど、未来の挽回に向けて思考をポジティブ曲線に乗っけていくように、日々トレーニングしていくとそれが少しずつできるようになり、習慣になり当たり前になる。
これが当たり前の領域までいけると『リバウンドメンタリティ』が高いレベルで維持されていると言えるのではないでしょうか。だから、何事もある程度のトレーニング期間が必要だということですよね。つまり、最初からリバウンドメンタリティが高い人がいるのではなく、そういうことを常に意識しながら、日々の生活をしていくプロセスで伸ばしていくことができる要素なんだと思います。
『後向きな過去思考から前向きな未来思考へのスイッチの切り替え』
これを、逆境や壁や困難を体感しているときに意識して実行できるか否か。それが未来をよい方向に導くとても大切な分かれ道になるんだと思います。
チームマネジメントや子育てといった、人材教育の視点で考えれば、ネガティブ曲線の上にいる傾向が強い人間に対して、スイッチングパワーやリカバリーフォーカスの精神のエッセンスをその場に応じた伝え方で言語化して伝えていくこと。そしてその人に寄り添いながら、日々のトレーニングサポートをしていく感覚が大事だと思いますね。
そして最終的には、スイッチの切り替えやリカバリーフォーカスへのスピーディーな対応が当たり前になってくれるまで導くことができれば、効果的なマネジメントや子育てにつながっていると思いますね。
今日は、『リバウンドメンタリティ』について、自分なりの見解や考え方をお伝えしました。人生はそのレベル差はあれど、逆境の連続とも言えるので、このリバウンドメンタリティを身に付けることは人生を強く豊かに生きていく上でとても重要なポイントだと思います。この内容も今度開催する『フレッシュクラス研修会』に参加してくれる先生方にはレクチャーさせていただきます!!
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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