役割を自ら探し見つけて行動できる人になる ~今あなたのできることは何か?~
- 2023.09.20
- MESSAGESPORTSPERSONAL COACHING
コロナやインフルエンザが流行っていて、学級閉鎖になっているところもあるようです。
夏の疲労とともに皆さんのの免疫力が減少傾向であることが1つの要因でもあるのかなと。こういうときは、生活習慣をしっかり見つめ直し、規則正しい生活を心掛けることが大切ですよね。自分自身も注意していきたいと思います。
プライベートでもビジネスでもいろいろなシーンに遭遇する中で、ふと感じたことからの学びや戒めなどをこのブログでは書くことが多いのですが、職業柄、何かを観察しているときに、『類比すること、そして対比すること』を自然とやっている自分がいます。
週末、我が子のサッカーチームの試合でも、子ども達を自然とそんなモードで観察していると、ボールのあるところに両チームの子ども達が寄って集って、ボールを奪い合うシーンが連続的に続く感じ。これは小学1年生の試合であれば、もちろんあるあるなシーンです。
ほとんどの子ども達が頑張ってボールを追いかけて、そこで奪い合いをしている。これはまさに類比ですよね。同じ傾向のものが何かを知るということ。
しかし、ふとボールから視線を引いてみると、そこから離れて、パスがでてくるんじゃないかと良いポジションをとっている選手がいる、もしかしたら、そこからボールが急にでてきて、ピンチになるのではないかと、ディフェンスとしての良いポジションをとっている選手がいる。
ここで対比が生まれますよね。その他大勢とは違う行動をしている選手がいる。もちろんそれが意図的な選手とたまたまそこにいただけというパターンの場合はありますけどね・・・
自分の視点で言えば、それを意図的にやっている選手がいたとしたら、その選手が気になります。そして、ある意味での”賢さ”を感じます。
『全体の中で、自分が何をしたらチームに貢献できるか?』
つまり、自分のできる役割をよく考えて行動できているということ。客観的に現状を捉えて、自分の行動の判断をしているということ。
まあ、ほとんどの場合、まわりの親やコーチが大きな声でそれなりの指示をしてしまうので、それを自分の判断のみでするという環境は設定しにくいことは確か。
この事例は、たまたま小学1年生のサッカーの試合ですが、これって、ゆくゆくの社会生活のシーンでも同じことだと思うんですよね。何が言いたいかというと、
『役割を自ら探し、見つけようとするスタンスが大切』
「今置かれている状況で、自分ができることはないか?」と常に考えて行動する姿勢を持っている人とまったくそこに無頓着な人では、明らかにまわりからの信頼度が違ってくるのかなと。
『自分の役割が与えられないからどうしたらいいかわからない』
という類の発信や発言をする人たちにたまに遭遇しますが、個人的には、その姿勢に問題があるなと思ってしまいます。例えば、指示されなければ動けない選手、役割を与えられないと動けない選手がほとんどだったら、そんなチームは勝利することはできないですよね。
これって、社会人になってもまったく同じことが言えるのではないでしょうか。
成長する人ほど、その場その場で、『自分がやれることは何かないかな?』という積極的思考でアンテナを張っています。若かろうが経験がなかろうがスキルなかろうが、何かしらできることは必ずあるんですよね。荷物を持つとか、笑顔で対応するとか、席を譲るとか・・・
だけれど、若いので、経験不足なので、スキルがないので、自信がないので・・・と自分なりに都合をつけて、行動しない人もいますよね。そういう人を見ていると少し残念だなと思います。
『今、その状況であなたのできることな何かないですか?』
絶対絶命の状況でない限り、必ずやれることはあるはずです。それを当たり前のように日々やっている人もいれば、めんどくさい、自分がやる必要はない、誰かがやってくれるだろう・・・自己都合優先で、見て見ぬふりをする人もいる。
人と人を対比する中で、その差は確実にあるなと思っています。
正直なところ、子どもの頃からその差がつきはじめているんですよね。だから子どもを持つ親としては、我が子たちには、
『役割を自ら探し、見つけて行動できる人になる』
そういうマインドセットをしているつもりです。日々のあらゆるシーンの中で、アドバイスできる場面はいくらでもありますからね。それを繰り返していくことが大事かなと。やがてそれが本人たちの中で当たり前になっていくことを目指して。
そういうマインドで継続的に時を過ごしていると、対比の結果から、まわりからの信頼度を獲得していくことができる。それとともに、経験値とか独自固有のスキルを身に付けていく過程で、本当に自分が望んでいた、自分がやりがいと感じられる役割が与えられるようになる。
『役割が与えられない、感じられない人生』
それって、何もやることがないと一緒ですから、かなりつらい人生になる。
いつか与えられるだろうと思って、今、目の前にある役割を探し、見つけていくという行為を軽んじていると、つらい人生に向かう道を自らが選んでいるということになる。でも、本人は今は楽だからいいか・・・とその場限りの考え方でしかない。
組織論やチームビルディングで考えてみても、『役割を自ら探し、見つけて行動できる人』がそこにたくさんいてくれたら、活性化していきますが、逆の場合は、他人依存症候群というチームの病気に陥っていますから、活性化は難しく、停滞&衰退していくことでしょう。
まずは、自分自身が日々のあらゆるシーンの中で、小さなことでもいいから、自分が手伝えること役に立てることを探して、見つけて、行動につなげていくことが大事ではないでしょうか。もしそれを完璧にできなかったとしてもそこに向かおうとしている姿勢を見ている人はいますからね。自己肯定感というものは、そんな思考と行動の積み重ねからも培われるものだと思っています。つまり・・・
『役割を自ら探し、見つけて行動できる人になる』というのは、自分を大切にする行為でもあるのかなと思いますね。
今日は、昨日に引き続き先週末に子ども達の頑張る姿を見ながらふと感じたことを整理してみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。