無意識に過ぎていく『〇〇が最後の日』 ~どんな人にも家族にも最後の日が訪れる~
- 2023.03.08
- PERSONAL COACHINGMESSAGE
一昨日、病院に行って点滴をしてもらってから、その効果に驚き・・・
点滴後の数時間で喉の腫れがどんどんひいて、夕食のときには普通に食事ができるというレベルに。本当に普通に食事ができるということにありがたさを感じる瞬間。
昨日も日中の仕事を終えて、夕方にその病院に行って、診察をしてもらったのですが、『想定していた以上の素晴らしい回復レベルですね~』と先生も驚いていました。
基本的には、もともと健康レベルが高い人間は、回復スピードもそれに比例するそうです。
ということで、昨日でとりあえず点滴は終了となり、あとは処方してもらった薬で回復促進というステージに入っております。入院レベルの状態からたった2日でほとんど日常の健康体レベルに回復という不思議な体験をさせていただきました。
そんなこんなで、今日は自宅で仕事をしていたわけですが、奥さんがパートの仕事でしたので、息子のバスのお迎えは私が対応したのですが・・・
ふと考えてみると、おそらく、わが子の幼稚園バスのお迎え対応は、今日が最後の日??
もう来週が卒園式ですからね。
だから、今日はいつもよりもなんだか感慨深いお迎えの瞬間となりました。もうこの瞬間が繰り返されることは二度とないんだな・・・という気持ち。
そんな瞬間を経て、ふと思ったことは・・・
こうやって『〇〇が最後の日』って日常の中にあるんだということ。
今回は意識できたから感慨深く捉えることができましたが、無意識に終わっていく『〇〇が最後の日』のほうが多いのかなと思います。
例えば、写真にあるように、子どもと手を繋ぐ最後の日って絶対ありますよね。
今、夕食が終わると自分の役割として、子ども2人の歯磨きと髪の毛をドライヤー
で乾かしてあげているのですが、これも近い将来には最後の日がやってくる。
お風呂も毎日のように今日はパパと入る、ママと入るなんて2人が言いながら当たり前に入っている時間も必ず最後の日がやってくる。
肩車をしながら一緒に散歩するシーンも絶対に最後のシーンが訪れる。
『パパ抱っこして!!』と言いながら、すり寄ってくるシーンも最後の日がくるのでしょう。
でも、それらの最後の日っておそらく無意識に終わっていくし、いつのまにかその日が過ぎていることに後から気づくんですよね。親もそうですが、子ども達も無自覚で終わりの日が過ぎていくんだと思います。
だって、自分も父親が最後に肩車してくれた日は覚えていません。歯磨きだって、髪の毛を乾かしてくれたことだって、お風呂だって、手をつないだ最後の日だって、残念ながらまったく覚えてないんですよね~
そう思うと・・・
『日常のそういう時間は、当たり前ではなく貴重な時間の積み重ね』
なんだと思えてきますよね。
いつかやってくるであろう、最後の日を意識しながら、貴重な時間と機会と思うと、日常や日々の当たり前に対する感覚もだいぶ違ってくるんだと思います。
例えば、自分の人生のシーンにおいて振り返ってみると、社会人1年目の12月に、東京の本社勤務から仙台の支社に1月からの転勤指令がでまして、その機会に初めての1人暮らしスタートとなったわけですが・・・
年末に両親と一緒に横須賀の実家から車にある程度の荷物を積んで、仙台まで移動して、新しく1人暮らしがスタートする部屋に荷物を運び、掃除をして両親は1泊して、その次の日に帰っていきました。
その日に荷物の入った段ボールを整理していると、一番底に1枚の手紙が・・・
その手紙は母親が自分に書いてくれたもので、直接は渡されず、段ボールの底にこっそりと置かれていたのです。そこには、いくつかのメッセージがあり、最後に
『とにかく健康には気を付けて頑張ってください!!応援しています!!』
母より
と書いてあったんですよね。恥ずかしながらその手紙を持ちながらぽろぽろ涙したことを思い出します。今でも思い起こすと少しウルウルします・・・
自分としてもこの親にちゃんと恩返しをするためにもめちゃくちゃ頑張ろう!!
と決心した日だったような気がします。
母親にとっては、自分が実家住まいでなくなるタイミングをある意味”巣立ちの日”みたいな感覚があったんだと思います。
20年以上同じ家で時間をともにしていた息子が明日からそこにいないわけですからね。
ある意味『最後の日』の自覚があったからこそ、その手紙を書いてくれたんだと思います。書きたいと思ったんだと思います。
人生で母親からもらった手紙はこれが最初で最後。
そうやって、どんな人にも家族にも最後の日が訪れるわけですよね。
その日が自覚できて意識できれば、何かのアクションを起こせるのでしょうが、どちらかと言えば、無自覚、無意識で最後の日が過ぎていくことのほうが多いのが人生なのでしょう。
そんな家族の日常の中にある『〇〇が最後の日』
あらためて、日常の中にある貴重な時間の積み重ねを意識したいものですね。
そんなことを大事だなと認識させてくれる有名な絵本が・・・
『ちいさなあなたへ Someday』
知っている方はご存じかもしれませんが、子どもを持つ親が読んだら感動すること間違いなしの名作ですよね。幼稚園の入園説明会などで、この本を活用して保護者の方々にメッセージを送られている園長先生もいらっしゃいます。
小さなお子さんがいる方で読んでいないかたはぜひ読んでみて下さい。
赤ちゃんが生まれた方にプレゼントする本としてもおススメですよ。
子どもに対してイライラしていた日常が、子ども達に対する愛おしさの日々に変わることでしょう。
今日はふと、息子のバスの最後のお迎えシーンを振り返りながら、日常の中でいつの間にか過ぎてしまうことが多い『〇〇が最後の日』というテーマで書いてみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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