スキル向上よりももっと大切なこと?? ~サッカーが自分に与えてくれたもの~
今日の関東地方は雪ですね。逗子は雪にはならず今のところ冷たい雨。
実は、今日は息子の幼稚園のドッジボール大会があって、パパに参加してほしいとの希望を受けて、仕事の予定を入れていなかったのですが、この天気なのであいにく中止に・・・
ということで、束の間の時間ができたのでパソコンをたたいてブログ更新をしております。
明日は、息子が小学校から入りたいと言っている地元のサッカークラブの体験会があって、息子を連れていく予定なのですが、ワールドカップから息子のサッカー熱が急加速して毎日のようにプチ庭や家の中で練習をしている様子が見受けられます。
本人曰く、『将来はワールドカップに出て、日本を優勝させる選手になる』なんてバカでかく途方もない夢を語っていますが・・・どうなることやら??でも何かのスイッチが入って前向きなモチベーションを持ち、それを行動に移すことはとても良いことですよね。
自分自身も小学校2年生から実家のある横須賀市のサッカークラブに入って、サッカーをスタート。きっかけは”スカウト”でしたかね。自分のいとこのお兄ちゃん2人がそのサッカークラブに元々入っていて、ちょっと遊びに来てみる?と言われたので見学に行かせてもらって、少し一緒にやらせてもらったのですが、その夜に我が家に電話がかかってきたようで・・・
コーチから、『ぜひ竜一くんにこのチームに入ってもらいたい』という内容だったらしいですね。まあ当時、足だけはかなり速かったので、走っているシーンが印象に残ったのかなとは思いますし、あとから聞いた話ですが、ボールに対してくらいついていく根性みたいなものをそのコーチが強く感じたらしいですよ。
それから自分のサッカー人生がスタートするわけですが、一番最初にそろえたサッカーグッズはおじいちゃんが一緒にスポーツ店に連れて行ってくれて一式買ってくれたのを鮮明に覚えています。スパイクのサイズは19㎝でブランドは”モンブラン”でそのマークが緑。
ちょっとマニアックな話になりますが、我々の年代のサッカーマンならわかると思うのですが、当時のサッカー少年の移動シューズとして多くの子ども達が愛用していたのがモンブランの”コーチャーブラック”!!今でいうトレシューの元祖みたいな存在かもしれません。
”コーチャーブラック”と聞いて、めちゃくちゃ懐かしいと思っている方は私と同世代のサッカー少年だった人でしょう。さて、そんな昔話はさておき、わが息子がサッカーをやりたいと思ってスタートするのはよいのですが、自分の経験則から、サッカーを通じて何を学んだり何を大切にしてほしいかというお話をしたいと思います。サッカーのスキルが上達していくのはもちろん大事とは思うのですが、個人的にはもっともっと大切なことがあると思っています。
1つめは、『思いやりと粘り強さ』
これは、自分が尊敬する監督から言われたフレーズで、サッカーを通じて自分が身に着けることができたものの1つかなと。そんなエピソードは以前のブログ記事で書いているので、以下のリンクしておきますね。
2つめは『挫折を乗り越える体験を通じて自分の可能性を信じられる人間に成長していくこと』
どんなことも、自分の想い描いたイメージ通りにすんなり進んでいくことなんてありません。これはサッカーでも人生でも同じことかなと。でも、イメージ通りに進まないときにどうやってそれを乗り越えていけるかが生きる力なのかなと思います。それが人生のあらゆるステージで起こるわけですから、そんなプチ体験をサッカーを通じて体験してほしいなと・・・
実はこの体験は自分がした体験でもあるので、そんなエピソードも以下にリンクしておきますね。
プチ挫折を乗り越えてつかんだ年間MYP&得点王のトロフィー。雑賀少年、小学校4年生のときの写真(となりにいるのが妹)
3つめは、『良き仲間と出会い、互いを大切にできる一生の仲間を持つこと』
自分自身がサッカーを通じて与えられた環境は、たくさんの人たちとの出会いチャンスをもたらしてくれました。小学生のときから、自分の小学校以外の学校にもたくさん友達ができましたし、それ以降もサッカーを通じて多くの仲間と巡り合うことができました。
人は何をやるかも大切ですが、誰と時間を共有するかも大切であり、人を介して助けられたり、影響を受けたり、刺激を受けたりするのが人生。だとすれば・・・
『誰とつながるかが人生の質をも決めてしまう可能性がある』
と思っています。そういう意味では、人生の中でどんな仲間とつながっているか。これはとても大きな意味と価値を持つことではないでしょうか。県立横須賀高校サッカー部46期の仲間たちも自分にとっては大切な仲間たち。
先日もシンガポールから十数年ぶりに日本に帰ってきたメンバーと飲みに行ったのですが、卒業30周年として皆が集まる企画をしようと盛り上がりました。
サッカーを通じて、自分自身にもたらされたいろいろな素晴らしい体験とそれを踏まえてもたらされた多くの価値をこれからサッカーを始める自分の息子にも体験、体感してほしいなと思っているので、自分のためにも息子のためにもちょっと整理してみました。
最後に県立横須賀高校サッカー部同期で大切な仲間の1人でもあるサッカー元日本代表、川崎フロンターレトップチームコーチである寺田周平氏がサッカーをやっている子どもたちへ送ってくれたメッセージをご紹介。
子どもたちには、サッカーを楽しんでほしい、楽しくなければ続かないから。
そして、自分の可能性を信じてあきらめないことが大切だと思う。
夢は絶対に叶う・・・それは誰にも保証はできないこと。
だからその言葉は安易に使いたくない。
でも、夢に向かって頑張ることをあきらめたらその時点で夢は終わってしまう。
それだけは、大切にしてほしい。
夢を追いかけながら、頑張ることは決して無駄ではないと思う。
この言葉をそのまま我が息子に送りたいと思いますね。
彼は本当にそれを人生で体現している人間だからこそ、説得力があるな~と思うし、心に沁みるな~と思います。そんな仲間である彼からいつも良い刺激をもらい続けています。
自分もリスペクトしていることもあり、わが息子にとってはもう神のような存在なので、本人を目の前にすると完全にフリーズ状態・・・
とにかく、自分でやりたいという決心をすることは大切ですよね。まずはサッカーを楽しんでそして、成長のプロセスの中で様々な喜怒哀楽を体験してほしいなとひとりの親として思います。
頑張れ!!
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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