ヒーローとは何か? ~何かをやってみようと思うきっかけを与える人~
- 2022.02.07
- MESSAGEPERSONAL COACHING
昨日、子ども達と遊びに出かけた帰り道、車でラジオを聞いていたら・・・
カードライバーを引退したばかりの『中島一貴さん』がゲストで出演していて、『ヒーローとは??』という質問に対して、
『何かをやってみようと思うきっかけを与える人』
と回答していたのですが、まさにそうだなと思いましたね。すかさず信号で停車したすきに、iPhoneにメモっておきました。実はこうやっていつもブログのテーマやタイトルになりそうな共感フレーズをメモっておいて、その中から書きたいものをピックアップしてこのブログを書き続けています。
中島さんは、そういう意味では自分のヒーローは、まさに自分の父親かもしれない・・・と語っていたのですが、その父親は日本人初のフルタイムF1ドライバーである『中島悟さん』なんですよね~
当時は日本でもF1ブームで、もともと車が好きな自分は特にはまっていましたね~。ロータス・ホンダであの伝説のドライバー、アイルトン・セナとチームメイトだったことも鮮明に覚えています。自分の年代の方なら皆さんけっこう当時はF1を見ていたのではないでしょうか。
この黄色のロータス・ホンダ!!とても印象に残っています。それとともに印象に残っているマシンがマクラーレン・ホンダ。ドライバーでは、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、ネルソン・ピケ、ゲルハルト・ベルガー、ジャン・アレジ、ミハエル・シューマッハなどなど。以外と名前覚えているもんですね~。
そして、F1のテーマ曲と言えば、T-SQUAREの『TRUTH』・・・この曲が頭にこびりついています。学校に行けば、レースごとに誰が勝つかなど友達と予想をし合っていましたね。
もちろん、当時の中島少年が父親の姿を見て、プロレーサーになりたいと思ったように、当時のF1を見ながらそう思って、実際にプロレーサーになった人もいることでしょう。
ヒーローという言葉の意味を調べてみると・・・
『英雄、勇士、華々しく活躍した人、敬慕される人物』と書いてあります。
敬慕される人物を違う言い方をすれば、”憧れ”と表現できるかもしれませんよね。脳科学の勉強をしていたときに、人が最も効率的に学習する方法は??という問いかけがあったのですが、その答えは何だと思いますか?それは・・・
『憧れを持つこと』
確かに、子ども達にとってヒーローや憧れの人物の影響力というのは絶大ですからね~。でも、大人になるにつれて自分のヒーローや憧れに対する思いが薄まってしまう人もいるのかなと思います。現実社会の経験の中で、『そんなふうになるのは自分には無理・・・』という思考ウェートが高まってしまうケースも多いのかなと思います。
そういう思考ウェートが高い人に限って、活躍している人や多くの人から憧れられている人に対して、ちょっとした偏見を持ったり誹謗中傷をしてしまったりする。
前向きなきっかけをもらえるヒーローとしてその人を見れば、プラスのスイッチにつながるのに、わざわざ自分でマイナスのスイッチを入れるきっかけにしてしまっている・・・変なプライドも邪魔をしているのかもしれませんね。
以前このブログで、『未来へのよいきっかけを、自らつくり、そして相手に与えている人ほど成功している』というメッセージを書きました。その記事を以下にリンクさせてもらいます。
やはり、成長ステージの1つのゴールとして目指したいのは・・・
『誰かの憧れの存在となって、何かをやってみようと思うきっかけを与えられる人になる』
ということではないでしょうか。誰かを動かそうとするとき、右手上げてとか左手上げてとか、行動の指示はできるかもしれませんが、それでは相手はロボットなわけで、やはり本質的に大事なのは、相手の心にスイッチを入れてあげること、そして主体的に自ら進むパワーを与えてあげることなんだと思います。
『動かそうというよりも自ら動き出す手助けをする』ということなんですよね。
それを多くの人達に提供できている人がいわゆる『ヒーロー』なのでしょう。AさんのヒーローとBさんのヒーローは必ずしも一致しません。でも子どもであろうが大人になろうが、その時その時で自分の中のヒーローを持ち続けていくことは大切なんだと思うのです。そして、そのヒーローに勇気づけられながら努力を続けていく成果として、自分自身が誰かのヒーロー的立場にいつの間にかなっていたら、それはそれで素晴らしいことでしょう。
このブログでも”きっかけ”というフレーズに対する見解をけっこう発信してきましたが、そういう意味ではそそれぞれの人生の中で、”きっかけ”という瞬間がとても重要だということなんだと思います。自分がより良く変化、進化するきっかけをたくさん感じとれるピュアな感性を大事にしたいものですね。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。