幼稚園入園タイミングで考えること ~お母さんのための幼稚園選びのポイント~
- 2021.10.19
- 園トータルサポートCONSULTING
季節の変わり目で、だいぶ朝晩は寒くなってきましたね。
先週末は家族で御殿場にあるオートキャンプ場に行ってきましたが、残念ながらあいにくの雨模様・・・子ども達は楽しそうにかっぱと長靴ルックで雨を楽しんでいましたが、親は必至にテント設営&撤収。まあそれはそれで経験値にもなって、今後のキャンプにおける雨対策もなんとなくイメージできたのでよしとしましょう。
さて、この時期になると一般的に幼稚園では10月15日から入園願書が配布されて、11月1日が入園申込日という季節になります。故に、この約2週間の間に、保護者はどの園に入園するかを最終決断する必要があり、そして、園側は多くの地域の対象者に選んでもらえるか否かを判断される期間となるわけです。
ここ数年間の傾向としては、幼稚園に通っている子ども達の数はそのほとんどの地域で減少が続いています。
やはり『口コミ』を参考にしながら、実際に何度か気になる園に足を運んで、最終判断する方が多いとは思うのですが、最終判断の軸となるものは何か?それを選ばれる側の園は知っておいたほうがよいわけです。
弊社CLPは幼稚園トータルサポート事業をしていますので、今まで数百人の保護者に
『園を選ぶ際に重視する要素は何か?』
というアンケートをとってその基軸を分析させてもらいました。
その結果として上位5つの重視ポイントは以下となります。
第1位:先生達の印象(明るさ、あいさつ、対応力、はなしやすさ)
第2位:園の方針や考え方、教育内容
第3位:子どもの安全面への配慮、取り組み
第4位:園と保護者のコミュニケーション(連絡システムなど)
第5位:園舎の綺麗さ(清潔さ)
この5つのポイントがベースとなって口コミというものが醸成されているでしょうし、そのレベルが各園によって違うからこそ、人気園と不人気園が存在しているということでもあります。
だから、園が力を入れて強化すべき5つの要素と考えてもらってもよいでしょう。ハード面よりもソフト面が重視されているということですよね。(かといってハード面が大事ではないという意味ではありません)
このことは、私の著書『幼稚園の経営を劇的に変える方法』の中にもう少し詳しく書いてありますので、ご興味がるかたはその内容をお読みいただければと思います。
上記は選ばれる側のポイントということでお伝えしましたが、選ぶ側のポイントの話をしておきたいと思います。大切なお子さんを通わす園選びですから、より自分の家族やお子さんにとってマッチングが良い園を選びたいというのが親としての気持ちですよね。でも、どうしたらそれがわかるのか?本当にこの園で大丈夫だろうか?そんな不安な気持ちになっているお母さんも多いのではないでしょうか。
この時期はそんな方々から、園選びの件で相談を受けることもしばしば・・・
そういうときのために以前、『お母さんのための幼稚園選びのポイント』という記事を書きましたので以下にリンクしておきますね。
基本的にはここに書いてあることをベースに園選びをしていただけると、間違いないのかなと思っています。
そして、最終的には『直感』で決めるということも大事でしょうね。
20年以上、幼稚園、保育園、認定こども園業界の経営コンサルタントとして活動してきてよくわかっていることは・・・
『すべてにおいて完璧な園は存在しない』
ということです。強みもあれば弱みもある。完璧を求めても見つかるはずがない・・・というのが私なりの見解です。ですから、自分の子ども達の園選びも基本的には奥さんに任せていましたし、自分の中の基準をある程度クリアしていればOKという感じでしたね。
あと、我が家の夫婦間で共有していることは・・・
「自分達で選んだ園なんだから、基本的には細かいところで感覚的なズレがあってもいちいち文句を言わない。園のせいにしない。」
「自分達が親としてしっかりしていれば子どもはちゃんと育つ」
というスタンスです。
自分自身が不安定な親ほど、園のちょっとしたミスに目くじらを立てたように怒り出す。重箱の隅をつついてマウントをとろうとすることに必死・・・そんな親をみていると、なんらかの理由により満たされていないんだろうなと思いますし、そんな自分をわかってもらいたいアピールをしているんだろうなと思うわけです。
完璧&理想を求めるのはわかりますが、現実的には組織も1人の人間も少々ミスをしたり、失敗することがありますからね~。そこを許容できる器があるかないかも、1人の人間としての器ですよね。
園(まわり)を見て気にしてイライラしている時間よりも、ちゃんと自分の子どものことを見てあげたほうがいいのにな~と思います。
ちょっと話はズレましたが、この時期なので、幼稚園を選ぶ側の視点と選ばれる側の視点について、自分なりの見解をお伝えしました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。