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スピード&確実性マトリックス ~どちらの期待値を優先するべきか??~

 

新年度がスタートして新しい環境や新しい業務内容に四苦八苦しながら頑張ってる人も多いのかなと思います。コントロール感をちょっと失って、心に疲弊感を抱いている人も多い季節かと思います。

仕事柄、そんな人たちから、タイムマネジメントやセルフマネジメントに関する相談やアドバイスを求められる機会は多いのですが、まず基本原則としてお伝えしてるのが・・・

『緊急度&重要度マトリックス』

これは、有名な概念なので知っている人も多いとは思います。この内容について解説したブログ記事を以下にリンクしておきます。

 皆さんこんにちは。9月に入り1週間が経過しました。 まだまだ暑いですが、少し秋らしい感じも出てきましたかね・・・自宅の前の公園では、爽やかな天気の中で子ども達が野球の練習をしてい
2012-09-08 15:44

上記にプラスαをしてお伝えしているもう1つのマトリックスが・・・

『スピード&確実性マトリックス』

どんな仕事でも何かの頼まれごとには、以下の2つの期待値が存在しますよね

①期限(時間・スピードの期待値)

②正確性や品質(クオリティレベルの期待値)

そんな頼まれごとに対するその人の取り組み姿勢やリアクションタイプで、評価や評判が決まっていく。

Aさん:あの人は仕事が速いし、期待値以上の成果物を出してくれる

Bさん:あの人はこまめに連絡をくれて、軌道修正しながらどんどん仕事を進めてくれる

Cさん:あの人はそれなりの仕事はしてくれるけれどいつも期限ギリギリなんだよね

Dさん:あの人は仕事が遅いにもかかわらず、そのクオリティーも期待以下なんだよね

そんな感じでしょうか。

もちろんAさんの評価がベストで、Dさんの評価がワーストであることはわかりやすいと思います。当たり前ですが、仕事を確実に速く進められる力がある人は評判も良く信頼度も高い。

では、BさんとCさんはどちらが良いのか?

皆さんのまわりにも、Bさんタイプの人とCさんタイプの人が思い浮かぶのではないでしょうか。ご自身の傾向はどちらでしょうか。

私がコンサルティングやコーチングの指導現場でお伝えしていることは・・・

『スピード優先思考』

仕事や指示された業務内容の全体をスモールステップ化してそのステップを圧倒的なスピードで進めていくこと。

そしてスモールステップごとに確認を的確に行い、少々ずれている部分をその段階でこまめに軌道修正しながら、ゴールまでのスピードを維持していくこと。

そういう感覚と意識を大事にしながら日々の仕事を積み重ねていくプロセスが、Aさんレベルに成長するための最短ルートだとお伝えしてます。

例えば、Cさんタイプの場合、相手の心理としては・・・

『あの人はじっくり時間を相当かけているので、かなり高いレベルの成果物がでてくるだろうな』

勝手に期待値が上がってしまうんですよね。

期待値がそこまで上がった状態で、高い満足度を達成するには、相当ハイレベルなクオリティの成果物をださなければならない。でも皆さんの経験値でおわかりだと思いますが、時間をかければかけた分、成果物や仕事のクオリティがその時間軸と連動して絶対的に上がるという保証はありません。

つまり、Cさんタイプの仕事スタンスは・・・

『相手の期待値を上げて、幻滅させてしまうスタンス』

ということになるでしょう。必ずしもそうとは言いませんが、その傾向や可能性を高めてしまっていることは確かかと思います。

それよりもあの人、ちょこちょこ連絡をくれてちゃんとこちらのニーズとのズレやマッチングを即座に確認しながら進めてくれる。というBさんのスタンス・・・これはまさに

『幻滅回避スタンス』

なんですよね。不確実な段階でも先方に確認をしてスピード重視をしながら、求めているゴールのほうにモノゴトをどんどん近づけてくれる人。そんなちょっとした安心にもつながっていきますからね。そして、スピーディーで丁寧な姿勢で仕事を進めてくれたという印象が信頼度を高めるポイントにもなっていきます。

それに加えて、上記のスタンスは、あらゆる経験値を最速で積み上げるスタンスでもありますから、その人が成長するためにも効果的な時間につながっていきます。

不確実な状態や途中の段階でチェックされて相手にネガティブなことを言われるのが嫌とか怖いという気持ちが優先されてしまう人もいるんだと思いますが、それって自分の都合ですよね。もしくは間違ったプライド&自己顕示欲?? 

『恥をあまりかきたくない』という思考ベースがそのような行動に拍車をかけているように思いますが、実はその行動スタンスのほうが、恥をかく可能性や相手に幻滅されてしまう可能性を高めているのかなと。

『バカになれる天才であれ』

これは、かつて私がサラリーマン時代に部下にちょこちょこお伝えしていたフレーズです。

『意味のないプライドを排除して、相手やまわりの人達に素直で誠実な姿勢でどんどんわからないことや確認すべきことを真剣に聞く姿勢を大事にしていったほうが、信頼度が上がっていくよ』

ということ。

だって、自分ができることや知っていることなんてたかがしれているのですから。

そうやって、自分は未熟なのでいろいろな人に教えてもらいながら、日々学んでいこうと思って行動できる人のほうが、ある意味天才なんじゃない。

いつまでも自分だけで考えて、自分の中で答えを出そうとし過ぎて、完璧なものをださなければならないと窮屈になり・・・そうやって思い込んで、実は何も行動できていない、仕事が進まない人のほうがおバカなんじゃない。

そんなメッセージになるのでしょうか。

指導現場における感覚では、とても良い資質を持った人ではあるのですが、まじめすぎて、完璧主義傾向が強くで、Cさんスタンスに陥っている人が最近はけっこう多いかもなと感じています。

そういう人の共通特徴は・・・

『まわりの人からの評価をすごく気にしている』

だとしたらなおさら、CさんタイプからBさんタイプへの自己改革をしていくことがキーポイントになるとアドバイスをする機会も多いですね。だって、そのほうが最終的には評価が高まるのですから。

今日は、経営コンサルティングやパーソナルコーチングの現場相談テーマとしてもよくあるタイムマネジメント&セルフマネジメントのワンポイントになっているのかなと思う『スピード&確実性マトリックス』について私なりの見解をお伝えしました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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2025-04-03 17:42
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