行動抑制と行動促進の関係?? ~不足感・不安定・不確実の3つの”不”との向き合い方~
- 2025.03.21
- MESSAGEPERSONAL COACHING
仕事やプライベートの場面でも、世界情勢を見ていても、歴史から学ぼうとしても、何かが足りない環境の中で争いごとが発生しやすくなる。
そんなことをあらためて感じている今日この頃。
『〇〇が足りない』
の〇〇にはいろいろな言葉が入る。例えば、お金、時間、人、土地、資源・・・
お金が足りないことによって、誰かからそれを強奪しようとする争い
時間や人の不足感から発生する労働争議
土地や資源の奪い合いから発生してきた戦争 などなど。
そうやって、何かが足りない焦燥感などから望ましくない行動を起こしてしまう人たちもいますし、その逆に何かが足りないという気持ちから行動が抑制されてしまう人たちもいますよね。
最近の事例で言えば、お米が不足して、単価高騰しているところから、先行き不安となってお米を購入するという行動が抑制されているわけです。
『不足感からの行動抑制』
のほうが我々の身近な日常の中で起こっているケースかと思われます。
例えば、自分の給料が不景気のあおりを受けて年々減らされてしまったら、高額な買い物は当然控えるでしょうし、日々の生活面でも無駄な買い物は極力控えるでしょう。
『〇〇が足りない』という気持ちから派生する、不安定な気持ちや不確実な気持ちが人を前向きな行動から遠ざける1つの大きな原因になっているんだと思います。それが、悪のスパイラルとして連鎖してしまうから、不景気が更に加速してしまう。だって、それぞれの未来への投資行動が衰退してしまっているのですから。
『不足感、不安定、不確実』
この3つの”不”が、人の心理にネガティブな未来イメージをもたらすことで、行動が抑制されている。ということかなと。
だとしたら、逆転の発想をすると、
『充足感、安定感、確実性』
この3つの要素が高いレベルで実現されている環境が与えられたとき、人は前向きなパワーで行動促進されていくということではないでしょうか。
経営コンサルタントとして組織活性化の相談にのることも日々あるわけですが、このあたりの要素も意識しながら活性化につなげていくこともあります。
パーソナルコーチングの場面でも同じような考え方をベースに相談にのることもありますね。
Aさんが不足感を感じている要素や環境は何なのか?(内的要因なのか外的要因なのか)
Aさんが安定と不安定を感じる重視ポイントはどこにあるのか?
Aさんが確実に未来をイメージできていない不安な要素はどこから発生しているのか?
それらを一緒に整理していく中で、Aさんにとっての充足感、安定感、確実性の足し算をサポートしていくことが自分の役割とも言えます。自分でコントロールできる要素もあれば、外的要因によるところもあるので、自分を変える部分と生活環境を変える部分も一緒に検討していく必要がある。
3つの”不”によるネガティブモードに陥っている人は、不足、不安定、不確実に対してなんとなく漠然としながら悩んでいることが多い。それをよく『モヤモヤしている状態』と言ったりしますよね~。このモヤモヤ感こそ、行動が抑制される感覚なのかもしれません。
モヤモヤ感をそのままにせず・・・
①今の自分の状況や環境に向き合って、具体的に整理していく
②そのプロセスでそれらの”不”をなくしていくための道筋を少し感じとれる。
③行動を抑制していたスイッチが行動を少し起こしてみようというスイッチに切り替わっていく。
このフローを自問自答して自力でできる人もいますが、それを自分でやるのは苦手な人もそれなりに多いので第三者に手伝ってもらいながらネガティブをポジティブモードに切り替えていく。
組織やチームになると、それよりも少々複雑になる。なぜならば、上記の3つ”不”の感じ方はそこに関わる人たちそれぞれで異なるので・・・
今日も、コンサルティング先の幼稚園で、園長&副園長先生と話していたのですが、昔からこの園にいるベテランの先生にとっては、業務改善&改革のプロセスを経て、その当時よりもだいぶ業務量は軽減されているが、若い先生にとっては、そのプロセスを経てないから、その感覚を同じようには持てない。というお話。
”不”の感じ方は、個人的感覚でも違うし、キャリア背景でも違うということ。そんな中で、調整しながら全体の充足感、安定感、確実性を高めていくことは言葉で言うほど簡単ではないですからね。
つまり、同じ環境に身を置いていても、その環境を充足していると感じられる人もいれば、不足していると感じている人もいるというのが世の中の実態なわけです。
その捉え方については、以前ブログ記事で書いたものがあるので、以下にリンクしておきます。ご興味ある方はご一読下さい。
こんなことを書いている自分も人生の今までのステージやスポット的な時間軸の中で、不足感、不安定、不確実な気持ちから、前向きに行動ができなくなってしまったり、前に進む勇気が減退してしまったり、望ましくない行動をとってしまって反省したこともたくさんあります。
ある意味、人間は日々がそんな心理との闘いなのかもしれません。
まあ、確実に言えることは・・・
人生の時間軸の中で、すべての時間が充足感に満たされていて、常に安定感と確実性を感じられているということはないということ。そうやってデコボコがあるからこそ、その差異があるからこそ、感情が動かされている。
そんな感情の起伏や揺れ動きを良い意味で楽しめるようになるのも成熟であり、人間としてのキャパなのかもなと思う今日この頃。
望ましくは、『充足感、安定感、確実性』を感じられる時間を多くして、前向きな行動促進につながっていく時間につなげていきたいなと思いますね。皆さんも3つの”不”に行動抑制されてしまうような時間を減らして、未来への前向きなイメージを増やしていってほしいと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。