あなたの楽しさの源は何か? ~余計を取り払っていくことで人間は成熟していく~
- 2025.01.14
- 園トータルサポートCONSULTINGPERSONAL COACHING
今日は、自分自身の誕生日。ついに40代最後の1年間に突入・・・
ということで49歳になりました。
弊社CLPも16期目となり、いろいろな試行錯誤を繰り返しながら運営をしておりますが、やはり心身ともに健康でなければ、厳しい時代も乗り越えられないので、年齢に応じた健康管理に気を付けながら40代最後を駆け抜けたいと思います。
先日、定期的にスポット経営相談(ショートコンサルティング=2時間)のオーダーをいただいている学校法人の園長先生からご連絡をいただき、今回はご自身の息子さんも同席しての経営相談のご希望ということでした。
中長期的にこの業界を見据えたら、少子高齢化の流れが加速していく中で、子どもの数は減少していくだろうから、幼稚園という運営モデルを息子さんに引き継いでいくのがベターとは思えないが・・・そんな不安を抱えながらのご相談。
息子さんは、誰もが知っている一流企業に勤務されていて、給与面でも一般平均から比べるとだいぶ高い水準。将来的に園の運営に関わっても、今以上の給与は保証されないという実態の中でどう今後の後継問題に取り組んでいくかということも検討していく段階に入っています。
そのような園からの後継&将来へのかじ取りのご相談がけっこう増えていますかね。
昔のように子ども達がたくさんいた時代であれば、そこまで真剣に考えなかったのかもしれませんが、たくさんの園児で潤っていた時代からこの数年間で園児数減少が何年も続いている園も多く、そんなプロセスの中で将来へのかじ取りや後継問題などの判断が難しくなっているのでしょう。
息子さんとしても、園長先生の年齢なども考慮して、毎日園に関わらずとも、運営していけるようなモデルを模索して、もっと園長先生にゆっくり旅行などもしながら余生を過ごしてほしいという思いもあるようですが・・・そんな話をすると園長先生からこんな言葉が、
『何かいろいろと考えたり、新しいことにチャレンジしていたほうが自分は楽しいから』
ゆっくり旅行するよりも、頭をピコピコ動かしながら、何かにチャレンジしていたい。そんな部分もあらためて親子でシェアする時間にもなったのかなと思います。
ちなみにこちらの学校法人は、ちょっとだけ園児は減少していますが、地域では一番園を何年も維持されています。
『世の中の動きにアンテナを張って、その動きに向けた柔軟性をもって行動していくこと』
トップの楽しさの源が、上記のような感覚であると、その組織はジリ貧にならず、時代とともに変化し続けるので、ある一定の成果や結果を出し続けている傾向が強い。
これは経営コンサルタントとして長年活動してきた経験値から強く感じていること。
『変化とチャレンジを楽しむ姿勢(マインド)』
言い方を変えれば、同じことをやっていてもつまらないとか、同じことを繰り返していくことにはリスクがあるという感覚を持っているかが共通項なのかなとも思います。
ご本人も語っているように、こちらの園長先生は本当にたくさんの情報を持っているし、いろいろな業界や人たちから最新情報を常にインプットしてされています。だから、私も相談にのりながら、新しい情報を教えてもらうこともしばしば・・・
先日のスポット相談の中で、新規保育園の立ち上げサポートの最新事例をちょろっとお伝えしたのですが、2日後には、保育園の運営にも興味があるので、その情報も更に教えてほしいので、経営相談の時間とれませんか?とのメールが届きました。
このスピード感も人による違いを感じますね。
このスピードで行動を起こせる人と気にはなるけれど、いつも保留状態でいつまでたっても行動にはつなげない人がいる。これも成功している人とそうでない人の差の1つだと思います。
それに加えて、本質的なことを言えば・・・
この園長先生のように、その行動を楽しみながらできている人のほうが成功している。自然と体が動いている感覚とでもいいましょうか。気づいたら行動しているレベル。
私が、たまに研修や講演でお伝えするフレーズがあるのですが・・・
『一流はナチュラル』
一流と呼ばれている人や、何かトップレベルの成果をだしている人たちを見ていて気付かされることは、その動きや思考がとてもナチュラルであるということ。つまり自然体でそれができている。
『自然体とは余計なことも考えていないでしょうし、余計な力も入っていないということ。』
考えることは大切ですが、必要のないことや自分がコントロールできないことや、未来の誰もわからないことを考えすぎることにより、自分で自分に行動制限をかけてしまっている人もいる。スポーツの世界などでは、カラダ全体に力が入り過ぎて、それが原因で良いパフォーマンスにつながらない人がいる。
そういう人間観察から・・・
『いろいろな余計を取り払っていくことで人間は成熟していく』
そんなことを学んできたように思います。
『論語』の中で一説の読み下し分にはこんなフレーズがあります。
『之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむものに如かず」
何事も楽しむという姿勢を持つことが最上級のスタンスなんだということでしょうね。そして、自分が楽しいと思える時間をたくさん増やしていくことが人生の本質なのでしょう。
皆さんの楽しさの源は何でしょうか?
今、この瞬間に楽しい時間を過ごせていますか?
自分の未来にワクワクする楽しい時間は持てていますか?
それが高いレベルで日々実現できている人がうまくいくんだと思います。そしてそれを踏ん張って実現するプロセスを経て、最終的には、余計な思考や力を入れずに自然体で毎日楽しい生活をできている人が最強なんだと思います。
まあ、自分もアラフィフですが、まだまだ未熟。
だってどうしても余計や思考や力が入ってしまうから。
40代最後の年は、自分自身の楽しさの源をよりナチュラルに実現、体現できるように成長&成熟していけたらと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。