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教師人生を楽しむ!! ~野口芳宏先生との出会いに感謝~

先週末、1泊2日の出張で千葉に行ってきました。

まず、集合場所として到着したのは、『野口芳宏先生』のご自宅(千葉県君津市)

このブログを継続的にお読みいただいている方は、何度か野口先生に関する記事がありますので、ご存じかと思います。私が尊敬している方であり、自分が年齢を重ねていったらあのような人になりたいなと思わせてくれる人生の大先輩であります。

こちらの写真の石碑は、ご自宅の敷地内に建立された「師道の碑」

こちらは、全国各地にいらっしゃる野口先生を慕う方々が声をかけあって建てられたそうです。「授業名人」と称される野口芳宏先生の米寿を祝すとともに、先生の師道業績を後の世代に伝承し日本の教育実践の更なる向上に寄与するという目的で建立されました。

米寿ということで、野口先生は現在88歳!!久しぶりにお会いしましたがすこぶるお元気!!

上記に加えて、記念出版の企画があったそうで、そちらの本がこちら。

わざわざ、私のためにメッセージ付きでプレゼントしていただきました。

今回、野口先生のご自宅にご訪問したのは、次年度スタートするあるプロジェクトの打ち合わせのため。簡単に概要だけお伝えすると・・・

『幼稚園、保育園、認定こども園に関わる、運営者や先生方、そして子ども達やその保護者を対象にした、教育&子育てコンテンツをオンライン上(メタバース空間)で提供していく仕組みを構築していくプロジェクト』

弊社CLPにもプロジェクトの主催者の方からお声かけをいただき、これまで私が積み上げてきた園長先生や現場の先生方向けの研修プログラムを次年度からオンライン上で提供させていただく準備をしているところです。

①経営・運営者(理事長・園長)向けの研修

②先生向けの研修(新人・フレッシュクラス・リーダークラス)

③経営・運営者(理事長・園長)向けの勉強会

④現場リーダークラス向けの勉強会

そんなプログラムを提供していけたらと只今準備をしているところです。

メタバース空間といってもわかりにくいかと思うので、イメージでお伝えすると画面上のバーチャル空間に学校のように教室やら会議室やら面談室があって、そこに入室すると研修が受けられる(オンラインがつながる)という感じですかね。

自分としては、研修や勉強会のプログラムの提供に加えて、面談室を活用した個別相談サービスも展開したいと考えています。月1日くらいはその日を設定して、1人1時間くらいのタイムテーブルでご希望があれば相談対応していくというイメージ。そうすれば、時空を超えて、全国各地の園長先生や先生方の相談にのれますからね。

弊社が提供できるプログラムやコンテンツは限られますが、このサービス提供の量と幅を広げていくために、これから、多くの専門家の方々にジョインしていただく構想で準備を進めています。

その専門家のおひとりが『野口芳宏先生』ということですね。

他にも、カラダ教育や療育や産後ケアや・・・それぞれの専門家の方々にたくさん参加していただくことがこのプロジェクトの成功ポイントかと。

次年度はテストマーケティング的な位置づけの年となりますが、段階的に提供コンテンツが充実してきたら、サブスクシステムにして、いろいろな園にその価値を提供してきたいと・・・

そんな準備の打ち合わせは、野口先生のご自宅から移動して鴨川のホテルへ。

夕方から2時間程度の打ち合わせのあとは、忘年会に突入。

野口先生はお酒が大好きですからね~。全国各地のファンから常にお酒が送られてくるので、自分で買ったことはないとおっしゃっていました。今回もその中から厳選した日本酒を提供していただきプロジェクトの主催メンバーと美味しく楽しくいただきました。良き時間でした~

野口先生と同席しながら、経験値に基づいたいろいろなお話しを聞けるのはとても贅沢な時間。その一言一言が自分の心に響きます。

今回、響いたのは・・・

『家庭は”やすらぎ”が本質、学校は”教育”が本質』

ところが今、家庭にやすらぎを感じることができていない子ども達、そして学校の教師が本質的な教育を提供しきれていない状況や環境・・・

そんな話を皆さんと話しながら、モノゴトや世の中の本質とは何か?ということを語り合える方々との時間は貴重だなとあらためて感じる機会になりました。

自分は教師ではありませんが、二人の子ども達の親であり、そして幼児教育の現場に携わる人間としてとても良い刺激と学びをもらえましたね。

そして、野口先生のメッセージで自分がいつも大切にしているものが・・・

「利他の心」についての珠玉のメッセージ・・・

『人がこの世を去りゆく時
 手に入れたものはすべて失い、与えたものだけが残る』

このメッセージをご自身の生き様で伝達されてきた野口先生が発信するからこそ共感・共鳴できる。そういう人間としての在り方大きな学びになりますね。

自分も野口先生のように、人生で出会う多くの人たちに、与えられるものを増やすために更に成長していかなければ・・・と思う時間になりました。

最後に、上記の記念出版の本のワンフレーズで締めくくりたいと思います。

 

さて、「楽しむ」ということである。私の拙著の読者からサインを求められると

「教師人生を楽しむ」

というフレーズを好んで認める。そして、「いろいろ御苦労もおありでしょうが、どうぞ、教師人生を楽しんで下さい。教師は本当に素晴らしい仕事ですから」と付け加えることにしている。

この「教師人生を楽しむ」という言葉は、私の「本音、実感、我がハート」そのものなのだが、その大本は『論語』にある。

「それを知っていおるというだけの者は、それを愛好する者に及ばす、

 それを愛好する者は、それを真に楽しむ者には及ばない」(諸橋轍次訳)

私の大好きな言葉だ。教師人生を楽しめる教師が一人でも増えてくれればと思うこと切である。

 

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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