誰と出会い、どんな時間を過ごすか? ~運命的、奇跡的、刺激的な時間を増やす~
- 2024.12.12
- MESSAGEPERSONAL COACHING
船井総研 経営コンサルタント 運命的 奇跡的 刺激的 採用面接
今年も残りわずかとなってきました。冬らしくけっこう寒くもなってきました。
今日は年末年始のカロリー過多ライフに備えて、約1時間の朝ランをしてきました。寒いけれど天気が良く海を見ながらのランニングは気分爽快ですね~。
七里ガ浜の駐車場から見える江の島と富士山はいつも贅沢な風景だなと感じます。
さて、皆さん、人生の時間軸の中で、
『運命的、奇跡的、刺激的な出来事』
に遭遇したことはありますか?誰しも一度くらいは実体験したことがあるのかなとは思います。
自分のこれまでを振り返って、確実にそう思えるエピソードは、就職の採用試験でのシーンが鮮明に蘇ります。ということで、もう25年も前のことにはなりますが、私の運命的な出来事をご紹介させていただきます。
私は1999年入社組、そして理工学部出身ということもあり、当時は「コンピューターの2000年問題」なるものがあって、システムエンジニアなどの採用はかなり多かったように思います。
なんとなくまわりのメンバーの流れに身を任せて、何社かコンピューター系の企業の採用を受けたのですが・・・そしてすでに数社から内定をもらっていたのですが・・・どうもパソコンと向き合うのがあまり自分に合わないし、しっくりこないな~なんて思って就職雑誌を読みあさっていると、”経営コンサルタント”という文字に遭遇!!
経営コンサルタントという仕事があることを知ったのは、実は自分が中学生の時でした。ある日テレビを何気なく見ていると、パン屋さんの新規オープンまでを追っかけたドキュメント番組をやっていたのです。そこには、店長や店員とともに、店がオープンするまでいろいろな相談にのったりアドバイスしたり、プランやアイデアを出したりしながら手伝っている人が存在していました。
いろいろな準備を経て、そのパン屋がオープンした日。
店の前に並んだお客さんの行列を見て店長と涙ながらにその人が握手をしているシーンに、当時中学生だった自分は良い意味でプラスの刺激を感じていました。
その時、このような仕事をする人が、経営コンサルタントだと知ったのです。世の中には、こういう仕事もあって、なかなかおもしろそうだな~というのが当時中学生だった自分の率直な想いだった気がします。
それから、月日は流れ、就職雑誌に目を通していると、
「若くても頑張れば責任ある仕事ができるコンサルタント会社・・・」
みたいなことが書いてあったので興味が沸いて連絡してみた会社が
「船井総合研究所」
実は、それまでそんな会社のことはいっさい知りませんでした。なんとか一次、二次をクリアして最終面接の部屋に通されました。学生8名に対して、面接をするえらい人達が5名くらいだったと思います。緊張しながら、席についてひととおりの質問に対応して、少しほっとしているとき・・・
目の前になんか見たことあるような気がする人が座っているな~と冷静になってから気づき、あの日のテレビの映像がフラッシュバックしたのです!!
「あっあの人だ!!」 まさに信じられない偶然? 必然??
そうです、中学の時たまたま見ていたテレビに出ていた経営コンサルタントの人!!
さすがに運命的であり、奇跡的なことだと感じましたね。
「あの人が今、自分の目の前にいる・・・」 当然、そんなこと一切忘れていたんですけどね。
その人こそ、このブログで何回かご紹介した当時の船井総研常務取締役、現在SYワークス代表の「佐藤芳直さん」なのです。
なんだかすごくないですか?? 一人興奮状態でしたね。
そんな状態のまま最終面接は佳境に差し掛かります。一通りの面接が終わろうとしていた時に、担当者の方が
「それでは最後に質問などある人いますか??」と・・・
どうにか8人の中でも目立たないと採用されないと思っていたのでしょう。焦っていたのか、ラストチャンスと思って自然と手を上げてしまい・・・
当然、「では君!!」とあてられた自分。
しかし、気合いが入り過ぎて、手が勝手に動いただけで、質問なんて考えていない。そこで咄嗟に思いつくまま口から出た言葉が
「コンサルタントにとって一番大切なことは何ですか?」
百戦錬磨のトップコンサルタントの方々への質問は、そのまま自分への質問として返され、(学生レベルでは掌で軽く転がされる感じ)
「君はどう思うの??」
あ~最悪、ピンチの状況・・・ちゃんした回答をしないとまずい。心の中の焦りを見せないように頑張ってなんとか絞り出した言葉は・・・
「やる気と情熱だと思います!!」
あ~なんと知的じゃない回答をしてしまったんだろう、ただの精神論じゃん。そんなことを言ってしまった瞬間に反省していると・・・当時の副社長から一言
「その通り!!」 「経営者の情熱以上に情熱を持たなければできないよ!!」
正直「えっ?」と思いましたね。あながちマイナスな回答ではなかったんだということ、そして、大きくずれた回答でなかったんだということに・・・そして、本当の最後に最終兵器として仕込んできた”お手紙”を渡して部屋を後にしたのです。手紙には簡単に言えば「熱い思い」をしたためたのであります。
そして1週間後に連絡をもらい・・・めでたく「内定」となりました。そして、渡した手紙が返送されてきて、そこには佐藤さんの言葉で「君を待っているよ!!」と書いてありました。(ご本人は覚えていないでしょうが)
その手紙は今でも大切にとってあります。自分が社会人になるときの原点ですからね。後から聞いた話では、本当か嘘か知りませんが、当時の総アプローチ人数が約4000名で自分のときの採用メンバー(同期)は20人程度だったので、よく受かったなと思います。
これが私の就職活動エピソードとなります。それにしても、運命的な最終面接だったので鮮明に覚えていますね!!
そんなご縁から始まって新卒入社から10年間勤めた「船井総研」
自分の成長はそこで苦しみながら過ごした月日に凝縮されています。23歳から33歳まで大変だったけれど、後から振り返ったときに感謝できる時間・・・それって社会人として、人間として成長できた時間かなと思います。
そして、自分の結婚式では、あの日テレビで見た、そして自分の師匠としてたくさんの良質な体験を提供していただいた佐藤芳直さんに主賓としてスピーチをしていただきました!!
こういうのって大切なご縁ですよね~
主賓スピーチのお願いに夫婦で仙台にある佐藤さんの自宅にご挨拶に行った日のブログ記事を以下にリンクしておきます。
そして、25年前の採用面接の日に言葉にした 「やる気と情熱」
この言葉も自分としてはすごく大切にしていますし、これからも絶対に失ってはいけない自分の原点なのだと思います。(言葉にしてしまうと当たり前なんですけどね)
あらためて、原点を大切に噛みしめたいと思いました。
今日は、運命的、奇跡的な出来事としてかつて自分に起きたエピソードをご紹介してみました。なんかこういうエピソードがたくさんある人と話していると楽しいですよね~。つまり刺激的な人生の時間を増やすことが大事なのかなとも思います。それは・・・
『誰と出会い、どんな時間を過ごすか?』
そこにこだわって生きるということなんだと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。