正しい場所+正しい方向+継続 = 裏切らない努力 ~未来への渇望と師との出会い~
- 2024.11.19
- MESSAGEPERSONAL COACHING
昨日は小学校の土曜参観の振替休日。
ということで我が家は半年ぶりにディズニーランドへ。
偶然にも、昨日はミッキー&ミニーの誕生日だったようです。今回はアトラクションよりもショーやパレードをメインに観賞してきましたが、子ども達はとても興奮していましたし、かなり満足度が高い1日になったようです。さすが「夢と魔法の王国」ですね。
エレクトリカルパレードを見終わって、ディズニーランドを出発したのが8時半くらい。10時くらいに自宅に着いたので、今朝、子ども達は眠い目をこすりながら学校に出かけていきました・・・
さて、前回のブログのタイトルが・・・
『努力をすれば必ず成功するとは限らない』
ということで、プラスαのマインドセットの必要性をお伝えしました。今回はそこにまたちょっと違う見解を付け加えてお伝えできたらと思います。
『努力は裏切らないという言葉は不正確だ』
『正しい場所で、正しい方向で、ある一定期間継続した努力は裏切らない』
BY 林 修
確かにそうだよな・・・と思ったのでメモをしておいたメッセージとなります。
では、正しい場所とは??
今働いている、練習している、トレーニングしている場所が正しい場所なのかどうか?
そんなことをふと考えることもあるでしょう。
個人的には、物質的とか空間的とかいった場所の問題が問題なのではなく、その場所で誰とどのような時間を過ごしているかが大事だと思いますね。つまり・・・
『正しい場所とは、自分を成長させてくれる人やメンバーがいる場所、その環境がある場所』
ということになるでしょうか。
信頼できる人、尊敬できる人、仕事観に共感できる人、価値観に共鳴できる人、自分よりもたくさんの経験や試練を積み重ねている人、自分の話を真剣に聞いてくれる人、自分の考えや思いを受容してくれる人・・・
そんな人達がたくさんいる場所や環境こそ正しい場所なのでないか。
プライベート、ビジネス両面でも、人生の岐路やキャリアステージの岐路で悩んでいる人達からの相談にのることが多いですが、そんなときに1つのメッセージとして必ず送っているフレーズは・・・
『何をやるかも大切だけれど、誰とやるかのほうがもっと大切』
ということ。
なぜならば、そういう人がいてくれるからこそ、良い刺激や前向きなエネルギーを日々受け取ることができる。時には、然るべき叱咤激励を与えてくれる。それに加えて、正しい方向がどういうものかというヒントを身近に感じとる時間も与えてくれる。そんなポジティブな時間が、何かにひたむきに取り組む時間、そしてそれを継続して磨き込んでいく時間をもたらす原動力になっていくからですよね。
自分の生き方や働き方のモデルになるような人=『師』
自分にとっての”師”は一人だけである必要もないわけで、あらゆる分野における”師”がいてもいい。そしてそう強く思える人がいる場所で働くとか修行をするとか練習をするというのが、その人にとっての『正しい場所」なんだろうなと思うわけです。そういう方々からの助言や忠告であれば素直に前向きに捉えることができますからね。
自分の居場所を求めて、社会の中でふらふら浮遊している感じの人たちが存在しますが、それはすなわち、自分の生き方や働き方のお手本となるような”師”が見つかっていないからかもしれませんね。もっと手前の段階で言えば、自分がこう生きたい、こんな働き方をしたいということを真剣に考えたことがないのかもしれません・・・
自分がこんな生き方をしたい、この仕事でこんな未来をつくりたい・・・
そんな強い思いや熱意が人と人をつなぐジョインターになると思っていますし、そういうシーンやご縁結びをまじかに体感してきました。
だから、正しい場所や正しい方向を見つける最も大切な原点は何か?
『自分自身の未来への渇望』なんだと思いますね。
それがとても弱い段階で、もしくは何も渇望がない状態で、正しい場所や方向性にたどり着けるのか?それはちょっと難しいと思いますね。
少しでもいいから、自分が興味のあること、少しやってみて楽しいこと、ワクワクできることを見つけることから未来への渇望はスタートします。生まれた瞬間に自分の明確な未来を確信している人なんて絶対いませんからね。
そして、楽しくてやりがいを感じるから、少し人より上手くできるから、ちょっと努力したら褒められたから、もっとやったら信頼された、必要とされたから・・・
その段階的プロセスが『正しい方向性』かなと思いますね。
『正しい方向の行く末は、誰かの役に立って喜ばれること、感謝されること、必要とされること』
大きく捉えればそこにつながっていくことが正しい方向だと思うんですよね。
『自己満足だけで、誰からも見向きもされない努力だったら継続できるでしょうか?』
人にもよりますが、少なくとも人間は承認欲求が本能的に備わっていますから、その努力を受け止めてくれる相手がいなかったら継続するモチベーションが続かない人が多いでしょう。少なくとも自分は続かないと思います。
昨日行ったディズニーランドの創設者であるウォルトディズニーが残した言葉に・・・
Guests Happiness is my Happiness
~ゲストの感動は、キャストの歓働である~
というフレーズがありますが、まさに、努力を認めてくれる相手(お客様)がいるからこそ、私たちは頑張れるんだということですよね。だからこそ、相手に喜んでもらえる、感動してもらえるレベルまで、質を高めることが努力に裏切られないポイントであると・・・
まさに、我が家の2人の子ども達は、昨日、ディズニー体験に感動して帰ってきましたから。
『Aさんのおかげで・・・』
『Bさんのいてくれたから本当に助かりました』
『Cさんにしかこの案件は頼めないから本当に貴重な存在です』
『Dさんのような人間に自分も成長していきたいです。』
正しい場所で、正しい方向で、一定期間継続した努力のご褒美はこんな一言だったりする。
こんな一言を複数人の人たちからいただけたとき、
『あ~大変だったけど、努力を続けてきて良かった』と思える瞬間が与えられる。
そんな瞬間を実体験しないまま、年齢を重ね、矢印を自分に向けず、外側に向けて、まわりの人のせいにしたり、環境のせいにしたり、何かのせいにして、日々を過ごしている人もいます。
そういう人を見ていて、1つ思うことは・・・
その人にとっての本当の”師”と思える人に出会うことができなかったんだろうな。できてないんだろうな・・・ということですかね。つまり、正しい場所が見つからず、さまよっている状態、そして正しい方向性も見つからないから、世間で評価されている人に対して否定することで自己肯定&防衛をするという本末転倒な実態になり、そんな不安定マインドだから、何をしてもモチベーション維持ができず継続できない。まさに悪のスパイラルの真っただ中。
せっかく努力をしてみても、間違った場所で、間違った方向性・・・その行く末は残念ながら承認されないわけですから、挙句の果てには不貞腐れる。年齢を重ねれば重ねるほど意固地になって自己改善しにくいですからね~。なかなか変わることは難しい。
だから、このお話しは、できるだけ若い方々、学生の方々にお伝えしたいメッセージかもしれません。
『未来への渇望 + 師との出会い』
これが、努力に裏切られないようにするためのポイントであり前提条件なのかなと。
前回に続き、『努力』という言葉の取り扱い方にフォーカスして自分なりの見解を整理してみました。皆さんも日々努力されていると思いますが、上記のポイントや前提条件についてご自身の今や未来を見つめ直すきっかけにこの内容が貢献してくれたらうれしいです。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。