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環境に振り回されない働き方改革?? ~あなた自身が大切にしている優先事項は何か~

今日で7月も終わりですね。

最近、コンサルティングの現場での相談内容で多いと感じているのが・・・

『時短&タイムマネジメント』

現場の業務の非効率化やチーム連携がうまくいっいない結果として、全体的に早く帰れない、持ち帰って仕事をする人も多い。そんな課題に対する相談がたまたま重なりました。そんな今もLINEでそのテーマの相談が舞い込んできます。

要するに、どんな職場でも『働き方改革』が理想通りには進んでいないということでしょう。

一般的によく議論さているケースは、その組織や企業内における、既存のビジネススタイルに対して、時短や効率化をベースに改革をしていこう・・・

それにともなって、『ワークライフバランス』という言葉があって、仕事と生活(プライベート)の調整を大切にしましょうというスタンスが広まってきました。

個人的には、ミクロとマクロの働き方改革があると思っています。

ミクロというのは、既存の組織内の風土改革や仕組み改革を通じて働き方をより良く変化させていこうというもの。

マクロというのは、自分自身の働き方をより大きく捉えて、今の組織内で変えられる限界があると判断したら、転職するとか、独立するとか、そういうレベルで働き方をより良く変化させていこうというもの。

そんなふうに考えています。

普通、日々はミクロ的な部分を自分のできる範囲で調整したり、組織全体で難しかったらチーム単位レベルでの小さな改革にトライしてみたり・・・そんな感じが多いのではないでしょうか。

しかし、上記は大きな働き方改革にはすぐにつながらないことが多く、根本的、本質的には問題解決に至らず、その場その場の対処にしか過ぎない実情も多いのではないでしょうか。いつの間にか元の姿に戻ってしまったり。

そんな現実の中で、ふとマクロの働き方改革にも思考が広がっていく人もいると思うのですが、それはそれで、自分のイメージした理想的な改革につながるかどうかはやってみないとわからないことが多いので、なかなかそのレベルでの改革までは実際に動けない人が多いのかなとも思います。

給与、時間、人間関係、仕事内容・・・あらゆる面でのシミュレーションが必要になりますからね。また、独身なのか結婚しているのか、子どもがいるのかという人生のステージのタイミングでも判断は当然変わるでしょう。

先日ある会社の中堅クラスの方の相談にのっていたのですが、会社の中でベテランの人たちに「会社を変えたいので一緒に社長に改革案を提言しにいってくれませんか?」と相談したら、俺たちは、それで嫌われて会社を辞めるようなことになったら、転職できる年齢でもないし、ましてや家族を支えられる保証がなくなってしまう。

そんなリスクのあることはできない・・・我慢して定年までやるしかない・・・

と言われてショックを受けていたことが思い起こされます。

それって、ある意味、とても正直な本音なんだと思います。

日々疑問や不満に感じていてもマクロどころか、ミクロの働き方改革にも行動を起こすことができない人達もいるということです。これも現実ですよね。

自分は33歳で独立して起業しましたが、もともと決めていたプランだとはいえ、会社の中でそれなりの待遇やポストもいただいていたので、まわりの多くの人達から、「なんで??もったいない・・・」というようなお声かけもいただきました。

もちろん、いろいろなシミュレーションをして、ある程度準備期間も設けてマクロな働き方改革を遂行したわけですが、正直なところ、そのタイミングで結婚をしていて、子どももいたら、それを決断できたかというと、わかりません。

逆に、そこで結婚をしていないという状況が、決断を後押ししたという部分も大きかったですね。このタイミングで結婚していないということは、マクロな働き方改革をすべきということだな!!と自分を納得させる材料になっていたと思います。

そして、それから15年が経過した今、確実にその決断は正しかったと思う自分がいます。もちろん、そのままその環境に身を置いた15年後の自分との比較はできませんけどね・・・

20代は寝る暇もなく相当時間的にハードに働いていましたからね。もちろんそんなステージも成長するためには絶対に必要なことだと思っていましたが、それが30歳になっても40歳になっても続いていくのはちょっと違うかなとも考えている自分がいました。

今は、正直なところ月~金まで毎日働いているスタイルとは言えないので時間的には当時の4分の1程度しか働いていないかもしれません。

まあ、大切にしたいなと昔から思っていたことは、その環境の流れに依存するのではなく、自分の働き方や生き方の未来イメージは常に意識して日々の生活や仕事をしていきたいということ。

たまに、自分のイメージを逸脱した現状の組織体制に嘆く人はいますが、一番よろしくないな~と思うのは、内輪で文句を言っているだけで、自分のイメージに近づくための提言はぜんぜんしようとしない、もしくはできない人。

だったら影で文句を言うべきではないし、そこまで嫌ならその環境から抜け出す決断をしたらいいと思いますね。ただの責任回避をしているだけなように思えます。

なんだか、自分事というよりも他人事な感じ。問題解決を自らしようとするよりも、誰かがなんとかしてくれるだろうと、あたりさわりのない意見しか言わない。もしくはなんとなくごまかす。

今、自分のまわりには、いろいろなスタイルで働いている方々がいますが、今の自分のスタイルに覚悟と責任とプライドを持って取り組めているかどうかが一番重要なのではないでしょうか。

そのスタイルは他人や世間一般と比較することではなく、自分の心と頭の中にある大切にしていることや優先順位との比較になるべきですよね~

そこで自分自身がしっくりきていれば、給与がどうこう、時間がどうこうというのはあまりでてこないような気がします。(もちろん最低限のレベルはあると思いますが)

仕事を通じていろいろな方々と接する機会は多いですが、話していてその人が、今の自分の働き方に対して覚悟と責任とプライドを持っているか否かはなんとなく察知することができます。

それは、その人の中で求めている優先順位が明確であり、それがある程度満たされている状態ということなのかもしれません。

ただの文句を言っているだけの人と、本当に現状からもっとよくしたいと思ってメッセージを発信している人の差はそこにあると思います。

すなわち、自分の働き方に対する優先順位を明確にするということも大切なんだと思います。それがないから、まわりと比較して振り回されてしまう・・・

まあ、日々、その人の中で『働き方改革』は少なからず意識されているものだと思いますが、それで人生が好転していく人もいれば、なんだかいつも燻っている人がいるな~と思っています。

もちろん今、目の前で起こっている問題に対してミクロの改革をしていかなければならないのも現実。それがうまく進めば、やがてマクロの働き方にも好影響を与えていくんだと思います。

ミクル&マクロの働き方改革を上手に真剣に人生の中でやっていくこと。
それは、自分を大切にする行為、自分に嘘をつかない行為だとも思いますね。

自分もこれからイメージしている次のステージへの働き方改革がありますので、それをしっかりイメージに近づけていけたらと思います。

8月もしばらく猛暑が続きそうですが、健康管理に気を付けながら、頑張りましょう!!

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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