地域づくり、社会づくりは人づくり!! ~未来を担う”人”や”地域・社会の真のリーダー”を長期的視野で育成していく~
雑賀竜一 株式会社クロスライフパートナーズ 幼稚園セミナー 保育園セミナー 認定こども園セミナー 運営戦略
今日は自宅のデスクで各々の業務を処理しながらも、明日講師をさせていただくオンラインセミナーに備えて頭の中を整理しています。
先ほど、セミナーの運営担当者の方から最終的な参加者のリストが送られてきました。オンラインセミナーということもあり、北海道から九州まで全国各地から参加応募があります。
そして、私の歴史の中でも初ケースかもしれませんが、幼稚園・保育園・こども園の参加者が入り乱れている状況。もちろんセミナーテーマが
『少子化・競争激化時代に生き残る幼稚園・保育園・こども園の未来戦略』
ですから、そうなるわけでしょうが・・・
一応、50名定員の設定をしていましたがありがたいことに満員御礼のようです。
上記テーマで1時間弱の講義時間ですから、かなりエッセンスを絞り込んだ話をしないといけません。
弊社が不定期ですが運営している園のトップ対象勉強会『SPECIAL ONE CLUB』では上記テーマを丸5日間くらいかけて学んでいただいていますので・・・
大きくは3つのテーマと切り口をベースに全体を構成しようと考えています。
1.園長(トップ)としての考え方と役割(組織はトップで99%決まる)
2.園のマーケティングポイント(地域の教育総合コミュニティ施設化を目指す)
3.園のマネジメントポイント(ビジョンマネジメントとチームビルディング)
今回のメインは、園のマーケティングポイント(地域の教育総合コミュニティ施設化を目指す)になりますのでそこにウェートをおくと、どうしても1.3のテーマはちょっと深堀りしてお話しできない。
ということで、おそらく明日、さらっとしか話せないことを見越して、それに加えてお伝えしたいと思っていることを今日このブログに事前に簡単に書いておこうと思います。
私が考える幼稚園・保育園・こども園の未来コンセプトは、
『家族園化』
『地域の教育総合コミュニティ施設化』となります。
子どもも親も、かかわるすべての人が成長し、そして地域社会に貢献できる園こそ、本質的なニーズを満たす未来型園の姿ではないでしょうか。そして、その方向論は各園で違っていいと思いますし、オリジナルモデルを創造した園が新しい時代を切り開いていくと考えています。
既存の延長線上に未来はなく、自ら必要とされる未来を創造することが大切です。
幼稚園だから、保育園だから、こども園だから・・・という枠組みや運営体制に縛られた発想では、このコンセプトは実現できません。だから、枠組みからの発想や思い込みを捨てることが大切です。
『結局最後は”人”で決まる』
哲学者のカントの言葉に 「人は人によって人になる」というものがあるそうです。
『人は教育によってようやく人間になれる』という意味であると、私が尊敬する教育者の野口芳宏先生に教わりました。
まさに、その役割の大きな部分を担っているのが園のトップである園長先生であると思います。自分の園の先生方を教育して、その先生方が子どもたちを教育して・・・。
そして、それが未来につながっていく仕事。
すばらしい仕事です。誇り高い仕事です。使命感を持てる仕事です。
私の持論に
「仕事の価値は、その仕事そのものにあるのではない!誰が、どのように、それを行うかによって、その価値が決まる!」
というものがあります。
つまり、どんな園長先生が、どんな園運営をして、どんな先生方を育て、どんな子どもたちを育てて、どんな未来を創ろうと努力しているかに価値があるのです。それが本気で伝わってくる園長先生こそ、良い方向に園を導いていける方なのでしょう。
園長という肩書だけでは、地域や社会や世の中に対して価値は見いだせないのだと思います。
「家族園」の実現
「地域の教育総合コミュニティー施設」の実現
そのような環境をプロデュースできる施設(園)が各地に充実していくことこそ、これからの地域や社会が、本当に必要としていることではないでしょうか。それに加えて、
『未来を担う”人”や”地域・社会の真のリーダー”を
長期的視野で育成していくこと。』
それも、園長先生の役割であり、先生方の役割であり、すなわちみなさんの園の重要な役割なのだと思います。その発想で園運営の方向性を常にチェックするべきでしょう。
『組織はトップで99%決まる』
というメッセージを他人事ではなく、自分のこととして強く意識し、自らが園のリーダー、地域のリーダー、社会のリーダーとなって、次代を担う”人財”を育てる存在になることに、価値と使命を見いだしてほしいと思っています。
しかし、園長先生1人で、それを担うことは不可能です。
自らのビジョンや夢が大きければ大きいほど、まわりの人たちの協力が必要となるでしょう。
だからこそ、自分の園のファンを増やすための活動(マーケティング活動)、そしてそのファンに自分の思いを伝え、共感&浸透させ、多くの協力者を得てパワーアップさせる活動(マネジメント活動)のノウハウやポイントを学び、運営の質を高めていくことで、ビジョンやコンセプトを実現する可能性を高めることができるのです。
ディズニーの創始者であるウォルト・ディズニーが残したメッセージ
『It takes people』 = 『夢を現実のものとするのは人である』
このメッセージにあるように、結局最後は”人”で決まるのです。
ぜひ、自園の人材育成、地域の人材育成、社会の人材育成という大きな役割と使命に、邁進していただきたいと思います。それを実現させていくためのコンセプトこそ
『家族園』&『地域の教育総合コミュニティ施設』
となります!!
そんなメッセージを明日は十分に伝える時間がとれなそうだなと思っているので、あえて前日にこのブログに書いてみました。
社会に対する明確な使命感を持って働く、仕事をすることって、人生を豊かにする重要ポイントだと思います。
とにかく明日のオンラインセミナー頑張ります!!
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。