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コンサルティング現場より ~『固定観念』が強すぎてしまうと自分自身が損をする~

今日は逗子海岸の花火大会!! 先ほど海岸まで行って無事に席取りを完了させてきました。

11時時点ではまだ埋まっていない場所もありますが、おそらく午後になるとほとんどシートで海岸が埋め尽くされることでしょう。

さて、昨日のコンサルティング先で、残念ながら昨年度採用をして働いてくれていた児童発達支援事業の管理責任者が6月で退職することが決まったとのご報告を受けました。

もちろん、職場環境が合う合わないはあると思いますが・・・

責任者という立場で新しい事業チャレンジに前向きな姿勢で就職してくれたと思っていたので、とても残念な気持ち。というのが個人的な本音の部分。

職業柄、採用やリクルートに関する相談も多いのですが、採用する(した)人をチェックしたり、評価する視点の1つとしてお伝えしていることは・・・

『以前の職場の考え方ややり方などを引きずらず、こちらが大切にしていることに共感して、チームワークを重視して動いてくれること。』

あまりよしとしないのが・・・

『固定観念』が強すぎてしまう人

そういう人はあまり採用しないほうがいいだろうとの見解でチェックポイントの1つになっています。『固定概念』という言葉もよく使うかもしれませんがちょっと調べてみらた『固定概念』は誤用らしいですね。だから辞書にも掲載されていない言葉・・・

少し前に、多くの企業で採用面接のアドバイザーをされていた方と話す機会があったのですが、注力しているポイントは同じでしたね。それに加えて、質問を投げかけられたときに、こちらの意図を理解して適格な返答や反応ができる人か否かをチェックしているとのこと。

『固定観念』は別の言い方をすれば、思い込みとか先入観と言い換えられます。まわりの人や周囲の環境、状況に左右されず、本人が持っている考え方を変えずにずっと持ち続けるということですが・・・

世の中にはけっこうそういう人がいるなと思います。自分もある部分ではそういう一面はあるかもしれません。

職業柄、あらゆる分野のあらゆる立場の人たちと話す機会が多いほうですが、しばらく会話をしていればなんとなく、そのレベルは察知できますね。正直、『固定観念』が強すぎる人には、何をアドバイスしてもほぼ効果ないなと思ってしまいます。

でも・・・だって・・・難しい・・・できない・・・それは違う・・・

そんなフレーズが頻繁に登場してきます。

固定観念が強い人の共通項などんなものか?

・柔軟性が不足している
・思考と視野が狭い(同じところで同じ人達とずっと時間を過ごしている)
・変わることに対する恐れを持っている
・物事を客観的に見ることが苦手
・考えることから逃げている(PDCAサイクルが機能していない)
・人のせいにしたり、環境のせいにしたりして自分は正しいアピールをしたがる

あげればもっとありますが、概ねこんな感じかなと思います。

そんな思考が強い人達は、おそらく自分に合う職場環境を求めて、転職を繰り返す傾向がありますかね。でも、そういう思考で居続けるかぎり、自分に合う職場なんてずっと見つからないと思いますよ。だから、人生のブレイクスルーを経験することなく時間ばかりが過ぎていく・・・

固定観念や思い込みを打破していくためにはどうしたらよいか?

・自分の中の当たり前を疑うクセづけ(あらゆることに疑問を持つ)
・異と接する時間を増やす

私もそうですが、自分の中で決めつけてしまっていることって必ずあると思います。決めつけて思い込んでいるものに対して、人は思考がフリーズしますよね。だってその人の中では、”疑いの余地がない”わけですから。

よく研修や講演会などでお伝えしているのですが、

『自分の知識や経験なんてたかが知れている』

と思ったほうがいいですよね。そういう思考がベースにあれば、自分のまわりにある当たり前を疑うシーンが増えていくでしょう。だって、それは自分が知っている範囲の中の当たり前でしかないから。

そして、『異と接する時間を増やす』ことも大切だと教わりました。その具体的な方法論で自分が意識していることは・・・

・たくさんの人に会う(異なる分野の異なる立場の人たちとの時間を大切に)
・たくさんの本を読む(自分の考え方の確認といろいろな人達の経験を大切に)
・たくさんの旅をする(同じ場所に居座らない)

経営コンサルタントや専門アドバイザーとしての仕事をしている自分としては同じところにずっと居座っているのが一番危険な行為だと認識しています。

毎日、違う分野や違う立場の人たちと会い、その人達から相談を受ける時間は実は自分にとってすごく大切な時間だな~と思いますね。

常に現状によい意味で疑問を持ち、今よりも未来がよくなるために考え続ける行為を自分に課すことで、人は成長していくし進化していく』

と思っています。そういう仲間と時間をともにすることも重視していくと更にそれは加速するでしょう。

そんなプロセスを通じて、柔軟性が生まれてくるでしょうし、変わることに対する恐れではなく期待が生まれてくるのでしょう

でも、『固定観念』が強すぎてしまう人は、現状維持バイアスや損失回避バイアスが人よりも強烈にその人にマイナスのブレーキをかけていますから、何かの変化にいつもおびえている。だから、人の話を受容することができない。つまり・・・

『向上的変容ができず、職場は変われど、成長は全く加速しない。』

そんな自分に気づけばよいのですが、まわりの人や職場環境のせいにして、成長にはマイナスの自己防衛をし続けているから、気づくきっかけがたくさんあるのに、ぜんぜん気づけないのでしょう。

『固定観念』が強すぎてしまうと自分自身が損をする

ということですよね~

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

これから東京の幼稚園での監事業務で理事会に参加してきます。そのあと逗子海岸にかけつけて家族と花火観賞です!!

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