トップ&リーダーの差につながる実行推進力!! ~着手・動き出しが早い人になる~
- 2024.04.11
- MESSAGEPERSONAL COACHING
駅を通れば、新しい定期を発行するための人たちで窓口には行列ができています。社会人デビューした方々の初々しいスーツ姿の方々もちらほら目にすることがあります。
新年度の新鮮な風景。
今日は、我が息子の8歳の誕生日でもあります。時の流れは早いもので子ども達はあっという間に大きくなっていきますね。
さあ、今日のテーマは『実行推進力』
経営コンサルタントという職業柄、トップ&リーダーの方々と接する機会は多いのですが、そのカテゴリーの方々に求められる大切な資質やスキルの1つとしてお伝えしています。
『実行力とは・・・』
目標に対して、立てられた計画を最後までやり遂げる力
『推進力とは・・・』
目標達成に向けて、積極的に周囲を巻き込みながらスピーディーにモノゴトを遂行する力
簡単にそんな定義をさせていただいていますが、トップ&リーダーは基本的にある一定数のチームの責任者であるパターンが多いので、そのチームには目指すべきビジョンや具体的な目標というものが存在します。
そのビジョンや目標をどんなレベルで達成できるチームなのかが、そのチームを率いているトップ&リーダーの評価軸の1つになっていますよね。
そんな評価軸において、評価が高い人もいれば、低い人もいる。
それは、目標達成度や実現度、もしくはそこに向かうプロセスに大きな差が生じているからに他なりません。
何もトップ&リーダーという立場の人たちだけに限らず、一般的な社会人としてもお客様からの依頼事項などを決められた期日の中で遂行できるか否かは相手からの評価の分かれ道。
では、「実行推進力」の差がついているポイントはどこにあるのか?
もちろん、それはいくつかの要因が重なってその差がついていると思うのですが、私なりにたくさんの人々を観察&分析してきて、まずは、ここだなと思う点があります。
それは、実行推進力が高い人達の共通ポイントということになりますが、それは・・・
『着手・動き出しが早い!!』
ということですね。つまり、一歩目を踏み出すスピードが早いということ。
逆に、実行推進力がなく、目標達成&実現レベルがあまり高くない人たちの共通特徴は、着手と動き出しが遅い。これはいろいろな人達を見てきて本当に強く感じていることの1つ。
例えば、先日コンサルティングの現場で、ある園長先生と次なるマーケティングの方向性をブレストしていたのですが、そこでちょっとでたアイデアをより鮮明に具体的にできるようにその場で即座に関係機関に電話でリサーチをされていました。
『ちょっと電話してみますね』
そこにかけた時間はほんの10分程度・・・
必要な情報が即座に入手されたおかげでさらにブレストの精度が高まっていく。
まさにこれが、着手&動き出しが早い人の日常の感覚というもの。言うまでもなくこのようなトップ&リーダーが率いる組織はそんな感覚が当たり前として反映されているので、全体的な実行推進力も高いレベルが維持されているケースが多いでしょう。
実際にこちらの園は、地域の少子化と競争激化の中でも、園児数を増加させています。
もう1つの事例をお伝えすると、ある組織のトップの方に、広報ツールの修正のご依頼をいただきました。こちらでわからない部分に関しては、先方から修正原稿とデータをお願いする必要があって、その内容に関しては私のほうでわかりやすく整理してこの内容をお待ちしておりますと・・・
私の感覚的には、頑張れば丸1日、少なくとも3日間あればその内容は対応できるボリュームなのですが、それを依頼したのはなんと昨年の6月くらい?・・・毎月のレベルでやんわりと催促しているのですが、いまだにそれは手元に届かず。
この例は、着手と動き出しが早い遅いというレベルではなく、着手する気がない??着手することから逃げている??そんなレベルになっていますかね。
そのタイミングに必要な修正内容だったわけですが、これだけ時が経過すると、修正内容も当時とは異なってきてしまうわけで・・・私としてはちょっと呆れてしまう感じですかね。
まさにこれが、着手&動き出しが遅い人の日常の感覚というもの。
わかりやすい2つの事例を並べてみましたが、人の感覚とはこんなに差があるんですよね~。
後者のトップが率いる組織の業績は少々後退ぎみ・・・だってそうなりますよね。あらゆることが組織全体で後手後手になっていくわけですから。
これこそ「実行推進力」の前提となり差となる日常の中で発生している重要なポイントだと思っています。
別の言い方としては、『即時即行グセ』ともお伝えしています。その逆を『先延ばしグセ』とお伝えしています。うまくいっている人とうまくいっていない人を比較してみると、その差が大きいなと自分の経験値から感じています。
『運の良い人は、すぐにやる。運の悪い人は先延ばしにする』
これは、脳科学の勉強会で教わったことなのですが、フローが制限されてしまう最大の習慣は?=『先延ばし』だそうです。(フローとは良い状態が継続すること)
先延ばしを英語では「Procrastination」を表現するのですが、その表記を分解するとPro(積極的に)crastination(明日にする)となるらしいですね。
今やるべきこと、やれること、すぐに終わることを明日でいいか・・・と先延ばししているとき、それは自分の運を下げる行為そのものということ。
『先延ばしグセが、あなたの運気をどんどん下げていく』
ということなので、自分ももちろん完璧にとはいきませんが、なるべくできること、やるべきことを、先延ばししないように日々気を付けて生活しているつもりです。
自分の目の前で、誰かが何かを先延ばしにしているシーンを見かけると、余計なお世話かもしれませんが、その人の運気が下がっていくイメージを持って見てしまいます。
トップやリーダーという立ち位置になると、まわりからとやかく言われる機会が減っていくわけですが、だからこそ、セルフマネジメントの差がそいういう部分に色濃く反映されていくんだろうなと思うわけです。
でも、ちゃんとまわりの人間は、その差を観察していますし、自然とチェックできてしまいますから、気を付けたほうがいいですよね。
私なりに、この人優秀だろうな、信頼できるだろうな、この人いまいちだろうな、信頼できないだろうなの1つのチェックポイントとして
『着手・動き出しが早い!!』
という観点でその人を観察していることはありますね。そういう観点で見ていると、本当に人によって大きな差があることがわかります。
新年度がスタートしました。目標達成や実現につなげていくためにも、ぜひ皆さんも日々のあらゆるモノゴトに対する着手と動き出しの早さを意識されるとよいかもしれませんね。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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