何かを問われたときに、自信を持ってプライドを持って説明できる仕事ができているか?
- 2024.01.25
- MESSAGE園トータルサポートCONSULTING
ここ数日はだいぶ寒い日が続いているので、気持ちだけでも暖かい画像を・・・
焚き火ってずっと見ていられますよね~
毎日、多くの人があらゆる職場でなんらかの仕事や業務を遂行しているわけですが、コンサルティングの現場でふとしたタイミングで組織やチームメンバーに確認するようにしていることは、
『なんでその仕事や業務をそのように行っているのか??』
ということ。
以外と、その質問に明確に回答できる人や即答できる人が多くないのも事実。例えば、回答例としては、
「うちの会社では昔からそうやっているから・・・」
「先輩にそうやってやるように教えられたから・・・」
「そのやり方しか知らないから・・・」
そんなふうに回答する人もけっこう多いように感じています。
残念ながら、そんな感じで仕事に向き合っている人は、いわゆる”仕事をこなしているだけの人”であり、いつまでたっても同じことしかできない人・・・個人的にこれからの社会では、そういう仕事感覚では生き残っていけないのではないかと思うわけです。
CLPが多くサポートしている幼稚園やこども園で考えてみると・・・
『なんで、運動会をそのように行うのか?』
『なんで、発表会をそのように行うのか?』
『なんで、その教材をそのように使っているのか?』
『なんで、その教育プログラムを導入しているのか?』
『なんで、その遊具があるのか?』
『なんで、掃除をそのように行うのか?』
『なんで、教室のレイアウトはそうなっているのか?』
まあ、あげていけばきりがないですが、すべてに意味があるはずですよね。
しかし、その質問に対して、
『昔からそうやっているみたいですよ・・・』
『なんとなく皆がそうやっているので・・・』
といった回答をする人達が多い園は・・・上記と同じように考えれば、いわゆる”園のあらゆる活動をこなしているだけの人達”でありいつまでたっても同じことしかできない人達・・・となってしまいますよね。その結果として、成長も鈍化してしまいます。
その逆に、
あらゆる仕事や業務に対する『なんで?』という目的や理屈をちゃんと相手に説明できる仕事が日々できている人。
常に仕事や業務の目的・ねらい・重視するポイントを考えながら時間を過ごしている人。
そういう人は、今自分が直面している仕事を通じて成長できる人ですよね。
私はこのような思考を『Make Betterの精神』という言葉で教わりました!!
”もっとよくなるために考え続ける”ということですよね。
かつて、ある有名な幼稚園の園長先生がこんなメッセージを発信していました。
『私たち園長やリーダーの仕事とは今よりもより良いカタチにして、近い未来に手渡すこと!!』
まさに、Make Betterの精神ですよね。そんな精神が連鎖して引き継がれていけば、絶対にその職場や仕事や世の中は進化し続けるわけです。
だから、昨年よりも、前回よりも良いカタチにするために常に考えて、工夫することを繰り返すことが大切だと思います。もちろん、昨年や前回と同じようにやったほうが楽なのはわかっています。しかし、少しでも良いカタチを追求することで、未来の役に立つことが自分の役割や貢献だと思ってその時間を過ごせている人こそ、社会にとって必要とされる人なのでしょう。
自分が若い時によく言われた指標は”貢献度”という指標。
自分が所属しているチームや組織や会社に対する貢献度を常に意識しなさいと・・・
『そこに自分がどれだけ付加価値を提供することができているのか??』
未熟で実力やスキルがないときに、貢献度をあげるためには、当然、時間で貢献しなければならないわけですよね。まあ、20代は当然未熟でしたから、貢献度をある程度維持するためによく徹夜したものです。けっこうきついときには、週に3日くらいは徹夜していましたかね。
キャリアに応じて、年相応の力がついてくれば、時間ではない部分で貢献度を上げることができるようになっていくわけですよね。つまり、仕事の質で貢献できるウェートが高まっていくということ。
『今の自分が、相手に提供できる貢献度指標と相手が自分に求めている貢献度指標をすり合わせることは大切』
だって、それがズレていたら、自分では頑張っているつもりでも相手が求めている頑張りではないこともありますからね。以外と、この”貢献度指標のすり合わせ”を上司と部下の関係や、職場の仲間同士やお客様や取引先との関係でおろそかにしているケースもあるんですよね~。
だから、よくトップや幹部の方々には、メンバーに新しいポジションを与えたりとか配置転換をするような場合には、必ず、こちらがそのポジションでどんなことを期待しているか、求めているかをしっかり互いが共通理解するまで伝達する時間をとるようにしてもらっています。
”貢献度指標のすり合わせ”をしっかり行うことも、仕事を上手に進めるスキルですし、チームマネジメントとして重要なポイント。
少なくとも、目的もなく意図もなくただやれと言われたからやっている状態で時間を過ごすのは時間の浪費でしかないと思いますね。
『何かを問われたときに、自信を持ってプライドを持って説明できる仕事ができているか?』
それが日々できていれば、着実にその人に対する信頼度や評価は高まっていくことでしょう。だから私としてはコンサルティング現場で、その思考を常に持ち続けていただために・・・
『なんでその仕事や業務をそのように行っているのか??』
という質問を意図的にするようにしています。これはチームマネジメントの視点でも大切なことであり、チームリーダーやマネージャーの方々がそういう質問をしているか否かで、メンバーがこなし仕事をしてしまう集団になるか、Make Betterを創りだせる集団になるかの差がついていくと思いますね。
今日は、コンサルティング現場でのちょっとした思考や意図的なメッセージ発信についてお伝えしてみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。