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行動が結果を変える!! ~量を質に転化させていく~

さあ今週も始まりました。週末はあまり天気が良くなかったですが、今日は良い天気。

最近、各種相談案件が増えていて、今週は3件の相談が予定されています。

今日は、閉園を検討していた幼稚園を引き継いで、再生へのチャレンジを進めたいと考えている保育園のトップからのご相談。その他、2件は幼稚園運営の中期戦略なども含めたご相談。

十年前くらいまでは、今のレベルまで園児数が減るなんてことすら予想していなかった園が多かったのかもしれませんが、この数年で毎年1クラス分くらいの園児が減り続けている例も少なくありません。そんな中で運営改革に対して本当の意味で危機感を抱いている方々が増えている。

新制度への移行、園舎の建て替え、後継者問題、園児募集、リクルート・・・

検討事項は山積みなのですが、なかなか具体的な施策や打ち手をプランニングできず、とりあえず検討中ということで、保留のまま時間が経過してしまっている園も多いと感じています。

そこで思うことは・・・

『行動が結果を変える』 ということ。

地域のマーケット状況や各家庭のライフスタイルの変化、そして幼稚園や保育園という枠組みを超えた競争が起きている中で、自分たちがその変化に対応できるように変容していくことが求められていることは誰もが頭でわかっている。

しかし、様子見という言葉を使って、なかなか具体的な変容を行えていない園が園児数を減らしているという現実。こういう時こそ、まわりに先んじて変容していくことが生き残るためのポイントだと思い、的確な判断で変容をしかるべきタイミングで行えるように弊社CLPは各園のコンサルティングアドバイスやサポートをさせていただいています。

先週も、近い将来に認定こども園化を検討している幼稚園の相談対応をしたのですが、私がコンサルティングサポートをしている園が取り組んでいることやこれから具体的に実行計画がある施策イメージなどをお話ししたら、自分がいかに既存の幼稚園運営の枠に捉われていたかがすごくわかってかなり刺激をもらいました。自分が持っている情報が不足していることがよくわかりました。そして、こども園化を進めていきます!!と力強く宣言をされたのですが、そうやって、正しい行動変容のきっかけを与えることも自分の大きな役割だと思って相談対応も行っています。

自分も日々意識していることは・・・

『先に駒を進めないと、次のヒントは見えてこない』 ということ。

いろいろ思いを巡らして頭でシミュレーションすることもとても大切なことですが、そのプランやシミュレーションで完璧なものを求める必要はないと思っています。

でも、すごくまじめな人や今の若い人の傾向として感じているのは、

『できるだけ失敗や迷子を避けたいので、完璧な地図を求めてしまう』

完璧を求めてしまうとなかなか最初の一歩を踏み出せなくなるんですよね。だから、完璧ではなくて、『仮決め』レベルでGOできることが大切だと思います。『仮決め』のレベルもある程度は精査する必要はありますが、基本的には、仮決めのイメージがワクワクする前向きなものかどうかも大切にしてほしいとお伝えしています。

そして、プラスαでお伝えするならば、

『GOして行動したからといって、すぐに成果や結果につながることのほうが少ない』

ということ。これは誰しも経験則でなんとなくわかっているでしょう。

だから、研修や講演などで”行動を結果に結び付けていくためのポイント”としてお伝えしていることは、

①最初の一歩を踏み出すこと(着手・動き出しをまわりよりも早くする)

②スポットで終わらせず、継続的に行動をしていくこと

③行動の幅や量を増やして多角的な行動をしてみること

④行動量を通じて、その質を高めていくこと

迷っているんだったら、まず一歩を踏み出すことが大切ですよね。だってやってみないとわかりませんから。考えているのはあくまでも仮説でしかないわけで。このフェーズの時点でけっこう人によって大きな差がついている。考え続けて、一歩を踏み出せていない人がかなりたくさんいるということですかね。

そして、行動してみたらなんだかうまくいかない・・・それって多くの人たちが遭遇する現象ではないでしょうか。そんな簡単に思い通りにプラン通りにモノゴトは進まない。だから大切なことは『行動の継続性』

但し、同じ行動をそのままの方法で継続するのではなく、その幅や量を増やして多角的な視点でトライし続けていくプロセスが大事でしょう。自分で深く再検討してみる、いろいろな人に相談したりアドバイスを求めてみる、そうやってパターンを変えたり増やしていく。

なぜそんなプロセスが必要であり重要なのか?

そのプロセスこそ、行動の質を生み出すプロセスだからなんですよね。

私は若いころの上司にこんな言葉で教わりました。

『量を質に転化させていく』

未熟な頃は、的確な判断や目利き力がないわけだから、一歩を踏み出して、うまくいかない中でいろいろパターンを変えたり、量を増やしたりしながら試行錯誤&トライ&エラーをしなさい。

そうやって進んでいく中で、効果的な行動スタイル(やり方とか進め方)を身に付けていきなさい。それを別の人には、『体験を意図的に積み上げていく』という言葉で教わりました。

最近は、YOUTUBEやその他メディア媒体が充実しているので、それらの1つの活用目的として

『答えを見つけにく』

という使い方をされている方も多いのかなと思います。もちろん自分もそのひとり。とても便利で効果的な使い方であると思いながらも、ちょっと注意したほうがいいと思うのは、そこに自分にとっての完璧なる答えは存在しないということ。

だから、トライ&チャレンジプロセスのヒントにするならいいけれど、答えを見つけるスタンスでそれをインプットしないほうがいいと思いますね。だって、その誰かと自分がまったく同じ人間でもないし、だからこそかかえている背景や環境も違いますので。

まあ、上記①②③④のポイントを踏まえて、意図的な体験や行動変容を増やしていくことが、その人や組織にとっての行動の質につながり、結果や成果に結びついていく。そのプロセスの中で、いろいろなヒントは以前よりもインプットしやすくなっているのは確かですよね。

弊社CLPが事業としている経営コンサルティングやパーソナルコーチングも上記のプロセスに寄り添って適格なるサポートやアドバイスをしていく役割を担っていると思いますので、より多角的なヒントを得ながら成果につなげていきたいと思っている方はぜひ気軽にお問合せ下さい。

今日は、日々の経営相談の現場から感じていることをお伝えしてみました。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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