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人生は想定内と想定外の連続で成り立っている ~対処しかできない人と解決できる人~

日本代表まさかのコスタリカに敗戦・・・さすがに、敗戦は自分も予想していなかった~

昨夜は時間的に家族全員でテレビ観戦できたのですが、途中から悲鳴やら叫び声のオンパレード状態。

まさにこれがワールドカップという舞台なのでしょう。

もう終わったことだから、誰が悪いとかメンバーの使い方がどうとか言っててもしょうがないので頭を切り替えるしかないですよね。

こうなったら、ある意味スペインとガチンコ対決なわけですから、それはそれで楽しみ!!

今日のテーマは『想定内と想定外』

今回で言えば、初戦のドイツに勝ったのは”良い意味での想定外”。そしてコスタリカに負けたのは”悪い意味での想定外”。そう思っている人も多いでしょう。それが短期間に両方起こったわけですから、ここから学べることは何かを考える良い機会なのかなと思いまして・・・

一般的に人は想定内の範囲のことが起こっていれば、上手く対応できるのですが、悪い意味での想定外が起こったときにバタバタしたり、焦ったりしてしまうことで、パフォーマンスが下がるわけですよね。初戦ではドイツがそのスパイラルにはまってしまった、そして第二戦では、今度は日本がそのスパイラルにはまってしまったということでしょう。

自分がよく指導現場でお伝えしているフレーズに

『前始末の法則』というものがあります。

仕事の質は準備の質で決まるということなのですが、今回、日本代表が準備不足だとは思いませんが、現状の経過を踏まえて考えられることは、どこかに、不足している部分があったと考えるべきなのかなと思いますね。心技体のあらゆる部分の準備の中でどこかに・・・

自分自身もなんとなく勝てるだろう、最低でも引き分けには持ち込めるかなといったちょっとした楽観的思考があったのも確かですからね。だからこその想定外な結末。

前始末の法則でお伝えしている内容は・・・

過去や今の想定外だったことを想定できるようになるのが成長である

悲観的に準備をして、楽観的に行動をする

モノゴトは困ってから考えるのではなく、困る前に考える

失敗とは想定外を想定内にしていけるチャンスを得る機会である

未来への前始末を常に意識する

そんなことをお伝えしているのですが、上記からすると、やはり経験や体験を通じて前始末ができるようになっていくわけですから、次のスペイン戦にどうやって修正してくるか、どうやって勝ちにいくのかが楽しみですよね~

『モノゴトは困ってから考えるのではなく、困る前に考える』

でも実際には困る前にめちゃくちゃ考えても困ることってあります。それが今回のコスタリカ戦ですかね。もちろん森保監督も熟考してセレクトしたメンバーと戦術で挑んだはずですから。メンバーもドイツ戦の勝利に一喜一憂せず気を引き締めている姿勢は伝わっていましたから。

考えた通りにならず、想定外が起きた段階で、人の対応を見ていると、その人の力量が垣間見えるのかなとは思っています。大きく分けてしまうと・・・

『対処しかできない人と解決できる人』

今回、コスタリカ戦はどちらかというと対処止まりの悪循環で、挙句の果てに失点までしてしまって・・・逆にドイツ戦では、前半の課題をちゃんと後半に解決する仕掛けとメンバー交代で最終的には勝利につなげたということ。

だから、すべてそしていつも完璧な人やチームなんていないということも今回の学びの1つなのかなと思うわけです。違う視点で捉えれば、ワールドカップなんかは、想定外の試合経過や結果になることがあるから盛り上がる部分もあるわけですよね。つまり・・・

『人生は想定内と想定外の連続で成り立っている』ということ。

自分に降りかかることが想定内の連続だということは、ある意味新しいチャレンジをしていない保守的な自分がいるということかもしれません。想定外は嫌だけれどもそれを恐れてチャレンジしないと成長にはつながらない。だって、想定できることのレベルは上がっていませんので。

だから、『想定外を経験していく中で想定内を増やしていくこと』が成長していくプロセスだと思っています。それを、昔からなんて言っているか?

『失敗は成功のもと(母)』

失敗をしてしまったということは、想定外を想定できるほどのレベルにはなっていなかったということですから、準備の質が低かったということに他なりません。もしくはそれを成し遂げるためのスキルや能力が伴っていなかったということ。ワールドカップの試合のレベルともなると準備の質やスキルだけでは測り切れない因子もたくさん絡んでいるとは思いますが、一般的な仕事の進め方などでは、準備の質で成果の質は大きく変わると思います。

一生懸命努力していても、そうやって想定外のことが自分の前にやってくることがあります。そこでふてくされてフェードアウトしてしまう人なのか、その事実から目を背けず、想定内を増やす機会が与えられたと捉える人なのか? 

その思考の差異が、対処しかできない人と解決できる人のレベル差につながっていくのではないでしょうか。

しかし、先ほども学びということでお伝えしたように、それをすごいレベルで積み上げている世界トップのプロフェッショナルでも、想定外が起こってしまうのですから、人生において想定外が完全になくなることなんてないんだと思いますね。

だからこそ、向き合い方が大切ではないでしょうか。起こってしまったこと、過去は変えられないのですから、ポジティブマインドでその現実を受け入れて、次につなげていくこと。

良い意味での想定外も、悪い意味での想定外も、どちらも自分の未来へのエネルギーにできるようなマインドで捉えていけたらいいのかなと思いますね。それが未来への前始末につながっていくポイントではないでしょうか。

さて、ワールドカップモードで生活リズムが少々崩れ気味ですが、これはある意味4年に1度の想定内なので、スペイン戦を楽しみにしたいと思います。皆さんも結果うんぬんは置いておいて、楽しんで応援しましょう。”良い意味での想定外”が起こることに期待しましょう!!

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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