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自分の上限を勝手に決めつけない!! ~自信と過信を間違えない~

秋から冬に段階的に変化する時期ですね。季節の変わり目という影響なのか、再びコロナの感染者数が増加傾向にあります。今一度、マスク、手洗い、うがい、換気などの徹底を・・・

仕事がらいろいろな立場、いろいろな年齢、いろいろな価値観の方々の相談対応をする機会が多いわけですが、ちょうど今、サポート企業の幹部&リーダークラスと社長との面談に自分も未来創造戦略室の室長という立場で同席していて、今週は面談時間が多くなっています。

個人的に、人の話を聞くのは得意なほうなのかなと思っていて、基本的にはこれまで数多くの人達の相談対応をする中で、量が質に転化してきたのかなと。基本的には、『傾聴のスキル』というものナチュラルに活用しているだけですけどね。

聞くスキル、傾聴のスキルに関しては以前書いたブログ記事を以下にリンクしておきますね。ご興味ある方はぜひご覧ください。

水曜日~木曜日は1泊2日の関西出長でした数年前からコンサルティングサポートをしている保育園に訪問。コンサルティングサポートの頻度もいろいろなスタイルがありまして、毎月訪問するところ
2019-10-18 11:58

そんな日々の中で出会う人には自信満々な人もいるし、ものすごい自信がない人もいるし、人の心はいつも揺れ動いていることがよくわかります。

個人的に、自信を持つことは良いことだと思いますが、たまにそれって過信じゃない??と思う人に遭遇することもしばしばあるのです。

では”自信と過信の違い”って何なのか?? 

「自分のポジショニングをちゃんと把握しているか」

ということがポイントではないでしょうか。もう少しわかりやすい言葉で言うと

『自分の身の程を知っている』ということ。

物事を知っている幅と深さには人それぞれ大きな隔たりがあるものですよね。人間や組織のレベルにも当然、幅や深さが存在しています。

その中で今の自分や組織がどのレベルに位置づけられるかを見極める!!これが、自分のポジション把握。しかし、これを正確に行うことはとても難しいことなのだと思っています。だって、いろいろなレベルの幅と深さを完璧に知っている人なんていないですよね。

だからこそ何が重要なのか??

世の中のいろいろなレベルを知ろうと努力し続けること”ではないでしょうか。「井の中の蛙」という言葉がありますが、なるべくそうならないようにするためには常に自分の身の回りに存在するレベルを把握する努力をしたほうがよいでしょう。

~ノミの実験・ノミの法則~
1メートル飛ぶことができるノミを、30センチの高さのフタがついているビンの中に入れて、しばらくほうっておくと、そのノミは30センチの高さまでしか飛べなくなってしまう。

しばらくして、そのビンのフタをはずしてあげても、本来は1メートル飛ぶ力を持っていたノミは、30センチしか飛べなくなってしまう。という実験法則。

この実験では、1メートルというレベルを持っていたノミが、30センチという低いレベルの環境設定を与えられた時、30センチという実力で十分だと誤認してしまいそれで自己満足してしまう・・・

まさに、この状態に陥ることを ”過信” と言うのではないでしょうか。

これって人間の世界でも日々起きていることでしょうね。1メートルのレベルを知っている人から見たら、30センチしか知らないで、そのレベルの中で自己満足している人は、視野が狭いとか知見が浅いとか経験値が足りないなどと思われてしまう。

世の中の全体像やレベルを知ろうとせず、自分の知っている領域だけで満足している人(井の中の蛙くん)にはならないようにしたいものです。

でも1メートルが最良なのかという判断は一時的なものであり、それらのレベルは常に変化するものです。だからこそ、常にそのレベルを間違えないように、いろいろ情報収集したり、一流を見たり体験したりする必要があるのでしょう。そして、そこに自己投資できない人間は、いろいろと過信していることが多いのではないかと・・・

私が自分に言い聞かせていることでもあります。

いろいろなレベルを知った上で、この部分は自信を持っても大丈夫、しかし、この部分に関しては、まだまだ発展途上だと判断するのが、正しい判断でしょうね。そのプロセスを得た上で持っている自信であれば、 ”正しい自信” なのだと思います。

だから、面談や相談のときには、一緒にそのあたりを整理整頓する役になることが多いのかもしれません。視野がすごく狭くなっている人もいます。過信している人もいます。自信をもっと持つべき人もいます。でも、自分自身で正しい身の程やポジショニングはわかりにくいものです。過信している人ほど、世の中や自分のまわりの最上級を知ろうとしていない傾向がありますよね。

そして、世の中の最上級(ハイレベル)を知れば知るほど、自分の未熟さにぶち当たる機会が増えます。私が出会った一流かつ本物だと心から思う方々は皆さん謙虚であるという共通項を持っています。

それって、あらゆることの最上級を知っているからなのではないでしょうか。もしくはそれを知ろうと努力しているからではないでしょうか。つまり・・・

『自分の上限を決めていない』ということです!!

だから常に学ぶ姿勢を持っているのだと思います。

自信がまったくないのというのもそれはそれで問題でしょうが、個人的に一番良い心のあり方とは、「”自信”と”不安や危機感”が共存している状態」 なのだと思います。

更にちょっと付け加えてみると、上記の話の前提として大切な人間の資質や要素は以下の2つだと思います!!

素直さ(受容力)=あらゆるものに対するフラットな物差しを持つこと

成長意欲(負けず嫌い)=どうせやるなら最上級を目指したいという意欲を持っていること

この2つがないと、自分に都合よい環境の中で、自己満足していることに気づいていない過信くんになってしまうのでしょう。

面談対応をしながら人のあらゆる精神状態や心の揺れ動きに触れて、そんなことをふと思ったので、書いてみました・・・こんなメッセージを書いてしまったので、自分も過信くんにならないように気をつけようと思います。

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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