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自分に向いている仕事はどこにある?? ~所属する場所探しに必死になっているあなたへ~

先週末は我が家に小学2年生の娘のお友だちが集まってハロウィンパーティーが開催されました。

自分が子どもの頃にはまったく存在しなかったカルチャー&イベント。

渋谷に住んでいた頃は、駅前がパニック状態になっていましたが、コロナの影響もあって、ホームパーティーのサイズ感がちょうど良い感じかなと思いますね。

コンサルティングサポート先の幼稚園や保育園の先生たちと個別面談しながら相談に乗ったり、悩みを聞いたり、次の伸びしろを一緒に考えたりする時間を設けることがあるのですが・・・今までおそらく数百人以上の先生とその時間を共有してきました。この経験は非常に自分にとって大きいものです。

私のような第三者で現場のことも、他園のことも、他社のことも、それなりに知っている人物が、なかなか外の世界に触れることが少ない先生たちの相談に乗ることも大切だと思っています。

先日、顧問先の園で1年生の先生の口からポロっと出たフレーズは・・・

「自分にこの仕事が向いているかどうか不安になっているんです・・・」

そんな気持ちになっている若い人には、「手紙屋」(喜多川泰著)を読んでみたらとおススメすることがあります。

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就職活動をする学生に向けて、喜多川さんなりの考えをメッセージにした著書なのですが、個人的にとても共感する内容ですし、仕事の意味や働く意味や会社という法人の役割などもすごく私の考えとリンクしています。(私が概要を解説するのもおこがましいのですが・・・)

そんな中で好きなフレーズを少々ご紹介しておきましょう。

「ある仕事が自分に向いているかどうかは、やってみなければわかりません。」

「向いていると”思う”職業なんて幻想です。」

若い人たちは「これは自分に向いている」とか「向いていない」と工夫も努力もせずその本当の面白さや重要性を理解することなく、第一印象のみで仕事の種類や会社を取捨選択したがりますが、会社は、本人が気づいていない可能性を開花させる方法は、本人だったら選ばないような仕事をやらせることだということをよく知っているのです。

あなたが重視しなければならないのは、その会社という船の航海の目的が、乗組員であるあなたをワクワクさせるものかどうかです。

就職する先が、”制限された将来への入り口ではない”ということ、そして”自分に向いている職業”を探しても見つからないということ。

どのような業種のどんな規模の会社に入ったとしても、最終的に自分が思い描くゴールにたどり着く方法はあるんです。ですから、今のあなたは、今の自分に向いていそうな職種を探すよりも、考えただけでワクワクするような目標を持った会社を探すことに専念したほうがいいと思うのです。

まあ、この文章を自分が就職活動をする学生のときに読んで、どこまでその真意をインプットできただろうか?と思いますが、今となっては、ものすごく理解できますね。それは私自分が通った道がその通りだったからなのでしょう。

自分もコンサルタントに向いている思ってコンサルティング会社に就職したわけではありません。ただ、なんだかワクワクする仕事だろうなと思ったことは確かです。

そして、向いているかどうかなんて考える暇もなく、ひたすら目の前のことや指示されたこと、理不尽なときにもなりふりかまわず頑張っていたら、いつのまにやら、自分に向いているかもなとちょっと思えてきたのが、入社4~5年目くらいからでしょうか??それは、自分で仕事をいただけるようになって、チームリーダーに任命された頃です。

「手紙屋」の中で、”所属する場所探し” というフレーズが登場します!!

最近、所属する場所探しに必死な人が多いな~と思うこともしばしば・・・

そんな人は、「この場所は自分に向いていない・・・」といって転職を繰り返し、そしてまた繰り返し、そして一生、自分に向いていると実感できる場所を見つけられないまま年だけとっていくはめに・・・そんなプロセスを辿りつつある方の相談にのる機会もありますね。

個人的な経験や感覚では、

『自分がまわりの人たちに必要とされる力をつけない限り、自分に向いている仕事や職業なんて見つからない』

と思います。それなりの力をつけるためには、少々の時間(年月)と経験と苦労が必要。

ということで、社会人になりたての人が、いきなりここは自分に向いていると心底思えること自体おかしいのだと思います。自分の思い通りにできないことなんてたくさん起こります。でもそこで、自分でふんばって逆境を乗り越える精神力や体力があるかどうかが分かれ道。

だから、「手紙屋」の中にはこんな文章もあります。

人間は乗り越えた逆境の数だけ強くなれます。

その数が多ければ多いほど、どんな状況にも負けない強い人になれるんです。

だから人生の成功者になるというのは逆境をたくさん乗り換えるということと同義でもあります。

前向きに頑張って成長し続ける人間には、必ずご褒美として必要とされる場所が与えられるのでしょう。
 
自分に向いている仕事・・・

それは、探していれば勝手に自分に前に現れるものではなくて、自分で苦労して逆境を乗り越えて、自分で確立していくものなんだと思います。

『今大変だけれど、これを乗り越えた先には、何か絶対にプラスになることがある』

この感覚や考え方を信じられる自己肯定感や逆境があってもあきらめず地道に進んでいくための忍耐力(レジリエンス)を身に着けることが大事だという所以はそういうことなんだと思います。

これが自分なりの答えでしょうか・・・

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

明日からファミリーキャンプに行ってきます。天気が良さそうなので楽しみ!!

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