ギャップを感じる瞬間に、人は何か大切なことに気づくきっかけが与えられる
- 2022.04.11
- MESSAGE講演&研修PERSONAL COACHING
昨日、今日と初夏のような気候。我が家のプチ花壇にもチューリップとムスカリが綺麗に咲いています。
今日から息子も幼稚園の年長クラスがスタート。そして今日が6歳の誕生日。渋谷から逗子に引越してきたときは、ちょうど2歳になるときでしたが、時の流れは早いですね~
先日もお伝えしたように年度末から年度始めの期間は、個人的に研修講師の仕事や方針発表会等のサポートなどが重なり、それなりに忙しい期間なのですが、今週から標準時間に戻った感じでしょうか。
そんなプロセスの中であらためて感じたことを今日は書きたいなと思います。
キーフレーズは、『ギャップ』
かなり忙しくしていていたからこそ、通常時の落ち着きを取り戻せることがありがたいなとかほっとした気分に浸れる。今はそんな気持ちを感じ取れている自分がいます。
つまり、日々の生活や仕事の中で、『ギャップ』を感じ取れることって大事だということ。
社会人なりたての20代、経営コンサルタントになるための修行期間、それはそれはハードな毎日の連続。1週間に2日~3日は徹夜をしていたようなイメージでしたかね。そんな日々の中で束の間の休日の楽しい予定をイメージしながら日々のモチベーションをキープする。そこに向かって頑張ろうと自分を奮い立たす。
だから、束の間の休日や休息タイムがどれだけ貴重に感じられたことか!!これこそ、まさに『ギャップ効果』の1つだと思うのです。毎日だらだらと暇な日々で遊ぶ予定も入れ放題だったら、束の間の休日や休息タイムという感覚すらないんだと思うのです。
数年前のゴールデンウィーク、10連休を家族と楽しく過ごそうと思っていたらなぜかそのタイミングで『溶連菌感染症』に・・・
ほぼ10日間、家から出ることもできず、感染症だから家族と一緒に過ごすこともできず、喉がかなり痛くて食事をすることもできない・・・かなり寂しい時間を過ごしました。そうなって感じることは、日々健康であることのありがたさ。家族と一緒に楽しく過ごせることのありがたさ。(その記事を以下にリンクしておきます)
以前、このブログで『人間の器は”喜怒哀楽のふれ幅なり』という記事を書いて、それなりの反響をいただき、保護者向けの講演会などでお伝えするテーマの1つにしているのですが、やはり日々の中に喜怒哀楽を感じ取れるような刺激があったほうが、人間は成長するということ。(その記事を以下にリンクしておきます)
その喜怒哀楽を感じとるための要素として大切なのが『ギャップのある日々』なのかなと思うのです。
相手との競争があって勝ち負けがある。
目標が設定されてそれを達成できたできなかった。
一緒にいて価値観が会うので居心地が良い人と、価値観があまりに合わないので居心地が悪い人もいる。
普段は仲良くしている友達や家族とけんかしてしまって居心地が悪い時間が増える。
そうやって、良くも悪くも・・・
『ギャップを感じる瞬間に、人は何か大切なことに気づくきっかけが与えられる。』
でも、毎日が同じで変化がなくて、そんな時間の繰り返しだったら、つまり日々の中にギャップがほとんどない人生だったら、喜怒哀楽も最小限でしょうし、何かに気づけるきっかけも最小限となる。
同じ状況に置かれていても、ギャップがある人とギャップがない人のその状況の受け止め方は大きく違う。何気ない日常の中に幸せが潜んでいることに気づけるかどうか。そのために必要なことは『ギャップ』なのかなと思うのです。
もちろん、ポジティブなギャップもあれば、ネガティブなギャップもあるのが人生。でも一番よろしくないのは、ギャップのない刺激のない人生なのかもしれませんね。
大変で苦しい状況が一生続くこともないわけで、一時的な苦行や困難を乗り超えた先にはポジティブな何かがもたらされる。成長するためには、少々苦労しながら意図的に経験を積み上げることが必要。これを感覚的にわかっている人は、そのギャップを自分の時間軸の中で幾度か経験してきた人ではないでしょうか。そして、そのギャップ体験の中で、何かに気づくことを多く積み重ねてきた人ではないでしょうか。
そんなプロセスの中で・・・
『日々のギャップを楽しめる人になる』
『上手くコントロールできる人になる』
ギャップに振り回されている自分から、それを楽しんで自分でコントロールできるようになると人生のアップステージに突入するということなのかなと思います。自分もすべてのギャップを楽しめて、上手にコントロールできる領域にはまだまだ突入できておらず、日々のギャップに振り回されそうになるときもたくさんあります。でも、ギャップのない、喜怒哀楽の少ない人生にはしたくないなと思っています。
今日は、日々の生活シーンや仕事シーンの中で感じる”ギャップ”の捉え方と必要性について自分なりの見解を整理してみました。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。