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失敗やミスをしても好感度が上がる人? ~プラスのギャップと意外性~

20210623

ちょうど今日から1か月後にオリンピックの開会式があるようですが、
オリンピックモードへの心のスイッチがなんだか入らないのは
私だけでしょうか

選手たちは、コロナの影響下、体調管理やらモチベーション管理やら
けっこう大変だと思いますね。

今日のテーマは、ヒトの印象や評価について。

AさんもBさんも同じことをしているのに、それを見た人達からの評価が異なる。
そんなことってちょこちょこありませんか??

例えば、なんらかの失敗やミスをしたときに、当然評価が下がる
人のほうが多いと思いますが、中には、逆に評価が上がって好印象
を持たれる人が存在する??

これを『プラットフォール効果』と呼ぶようです。

では、失敗やミスをしちゃったのに、評価が上がったり、
それが好印象につながったりする人はどんな人なのか?

それは・・・

『まわりから一目置かれている人やリスペクトされている人』

確かに、完璧な人だとなんだか近づきがたくて距離感を感じますが、
そんな人がちょっと失敗やミスをするシーンを見かけると、急に親近感
がわいたりする
ことってありますよね

 有能だと思われている人がふと見せる弱さは、
人間らしく親しみやすい印象を与える

でも、有能だと思われていない人が見せる弱さは、同じ弱さなんだけれども
上記のそれとは評価が異なり、無能な印象を与え、好感度や評価を下げる

ということなんでしょう。

例えば、弊社CLPがメインでお手伝いしている幼稚園・保育園・認定こども園などの
現場の事例をお伝えすると・・・

A先生のクラスの園児が遊んでいて怪我をしてしまった。
B先生のクラスの園児が遊んでいて怪我をしてしまった。

A先生は、保護者から激高されて、責任追求されて損害賠償や裁判沙汰に・・・
B先生は、保護者から、「B先生が見ていてもそうなったんだからしょうがないわよ』
と言われた・・・

これまさに、日々現場で起こっているリアルな実例。

もうおわかりのように、A先生は以前から信頼されておらず印象も悪く有能な先生とは
思われていなかった
B先生は以前から信頼度抜群で、人気のある有能な先生という評価を得ていた

その違いが、同じ現象でも評価の違いつながるわけですよね。

リーダーシップやマネジメントをテーマにした講演や研修をするときに
よくお伝えしていることがあるのですが、

『リーダーは完璧すぎてもよくない』という話をしています。

仕事に厳しくて、有能で、おしゃれでかっこよくて・・・
それはそれで素晴らしいリーダー像であり、憧れや尊敬の対象にはなるのでしょうが、
そういう印象が強すぎると、後輩や若いスタッフにとっては近寄りがたくて距離が遠くて
緊張度が高い存在になりがち

かつ、そんな自分を維持し続けることに、本人も疲れてしまう

だから、そのステージから更にお互いの良い方向に持っていくためには、
おちゃめな一面やユーモアセンスなど、完璧ではない部分を少し散りばめたり、
親しみやすい雰囲気を感じてもらう部分を吐露していったほうがいいですよ~
という話。

つまり、人は人に対して、”プラスのギャップ”や”プラスの意外性”
感じたときに好印象を抱きやすい
ということになりますよね

例えば、恋愛でも”ギャップ”によってキュンとなるなんて話はよく聞きますよね。
特に恋愛などでは、

『ゲインロス効果』というものが作用しているパターンが多いでしょう。

ゲインロス効果とは・・・

「最初にマイナスの印象からスタートすると、その後にプラスの印象が
見られたときにプラスの印象を更に大きく感じる」
という心理効果。

パーソナルコーチングなどでは、女性の方の恋愛相談などもけっこう
あったりするのですが、まあ、ナチュラルにプラスのギャップがある男性もいるけれど、
意図的にゲインロス効果を利用しようと演じている人もいるからそこは
少々気を付けた方がいいですよなんてアドバイスをすることもありますかね~

ありのままのギャップなのか、偽りのギャップなのかを見極める
人間観察&分析はなかなか難しいものです。

やはり、完璧に見える人でもすべての要素において完璧ではなく、
少なからずの弱みや苦手な部分は持っているものです。

そんな素の自分を偽って完璧を装って過ごしている人も
世の中にはいらっしゃると思いますが、どこかでぼろがでるでしょうし、
一生隠し通せるわけもないわけで・・・

だったらありのままの自分をちゃんと見せてくれる、弱みも吐露してくれる
人のほうが好感を持てますよね

そのほうが本人にとっても偽りの自分でないありのままの自分で過ごせますから、
変な違和感や疲労感を抱えながら生きなくていいでしょう

多くの人達の相談にのりながら、偽りの自分を維持することに必死で、
本当はそこに苦しんでいるということに気づいていない
なと感じる人も
少なくないなと感じます。

他人との関係に苦しんでいると思っているけれど、
本当は偽りの自分で生きている自分に苦しんでいるという事実。

でも、本人は人間関係で悩んでいると思い込んでいる。

心の中ではこんなフレーズが日々登場している・・・

『こんなこと聞いたら、バカだと思われるかもしれない』

『こんなこともできないと相手に知られたくない』

それって、相手は関係なくて、自分がそう思っているだけなんですよね

『バカな部分もあるのが人間、知らないことがたくさんあるのも人間。』

当たり前のことなんだけど、それを受け入れて生きていない。

無意味なプライドが邪魔をして、偽りの自分で生きている間に、
本当のありのままの自分がわからなくなってしまう

そんなケースはけっこう多いのかなと思います。

話を元に戻しまして、『プラットフォール効果』のポイントは、

まわりから一目置かれている人やリスペクトされている人が見せる弱みだから
こそ、プラスのギャップ&意外性として、好印象につながる

ということ。

だから、勘違いしないようにしたいのは、弱みをずっと見せ続けること、
失敗やミスを繰り返すこと・・・それはただただ評価を下げる、そして
印象を悪くするだけということですよね

だって、そこにまったくギャップがないわけですから

6月の書いたブログ記事の中に、”ギャップ”という言葉が頻繁に登場して
います。先日書いた記事を以下に貼りつけておきますね。
 https://www.crosslifepartners.com/2021/06/18/

日々の生活の中でギャップを感じとること、そしてプラスのギャップを
上手く活用していくことは生きていく上で有益なんだと思います

お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。

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