ワークマンから学ぶマーケティングトレンド!! ~一点突破水平展開~
- 2021.04.23
- MESSAGECONSULTING
”ワークマン女子”という言葉までトレンドワードになるくらい
ここ数年のワークマンの勢いと進化はすごいですね
自分もまあまあアウトドア好きなので、アウトドア系のアパレルブランド
の商品は常日頃チェックしているタイプなのですが・・・
これかっこいいなと思うと、だいたいけっこうそのお値段が高い
パタゴニアとかノースフェイスとか・・・・
つまり、マーケティング視点で考えると、そのポジショニングの
商品はレッドオーシャン市場というわけですよね~
もともと、自分の実家が設備工事店を営んでいる関係で、ワークマンは
自分の父親が作業着を買っている店。自分としてはそんなイメージしか
なかったわけですが、ここ数年はそのイメージが大きく変わりました
これまでは、おしゃれで機能的なアウトドアアパレルは、高価格帯
のゾーンが主戦場だったのですが、そこでワークマンは、
新たな市場である、おしゃれで機能的なんだけど格安というポジショニング
を確立したことが、業績アップの大きな要因と言われています
これは、全国にユニクロよりも多い店舗数を展開していたことが
とても大きくて、大量ロットで製造することができるので、もちろん
お値段もかなり安くすることができる これがワークマンの優位性の1つ。
ニッチな職人向けの作業着を取り扱っているブランドから、
おしゃれで機能的なアウトドアアパレルブランドへと客層を拡大すること
に成功したということですよね。
これを、自分では『一点突破水平展開』と呼んでいます。
何か1つのことに特化、追求し、てある程度のクオリティーレベルまで進化して
その分野におけるトップブランドを確立していく。
そのプロセスで培われたトップブランドへと押し上げた強みや優位性が
それまでとは異なるターゲットにとって魅力的要素として伝わるように
マーケティング視点を広げて思考していくと、更なる展開と進化へつながる
しかし、多くの組織や企業の場合、一点突破した領域内でどうにかしようと
試行錯誤してしまう・・・ことがけっこう多いんですよね~
飛躍のヒントは、ポジショニングの変化やターゲットの変化、
伝え方や魅せ方の変化にあるのに・・・
『同じ商品でも違う魅せ方をすれば、違う価値が生まれていく』
これって、一点突破を追求してきた方々に少し頭をやわらかくしてもらう
ときに私がお伝えしていることですかね
そもそも、その商品やサービスや製品のいくつかの要素がハイレベル&クオリティー
であることが前提にはなりますが、その業界にいるとそれが当たり前になってしまい
自分達の強みを見失っていたり、わからなくなっていたりすることがあるんですよね
だから、まずは『一点突破することが大前提』ということ。
どうしても、その業界で長年商売をし続けていると、思考が固くなってしまう
ものなのですが、そこでワークマンがとったマーケティング施策が素晴らしい。
『インフルエンサー&アンバサダーマーケティング』
アウトドアアパレル系のSNSで何万人もフォロワーを持っている影響力の
あるインフルエンサーに協力してもらい、情報発信をしてもらうこと。
そして、その中からマッチングのよい人に、アンバサダーになってもらい
一緒に商品開発をしてもらうことで、ニッチな職人向けの作業着ではなく
おしゃれで機能的なアパレルの要素を取り入れた商品開発力&情報発信力を
手に入れる工夫をしているというわけ
ここで学ぶべきは・・・
自社の目指すべき方向性に対して、マッチングの良い
第三者の意見や協力を積極的に取り入れていくスタンスでしょう
歴史があるところほど、そう思っていても自分達のプライドや慣れ親しんだ
商習慣が邪魔をして、まわりの意見は聞いて参考にしても最終的には旧態依然のまま
結局は”水平展開”の思考が乏しいんですよね~
先日、テレビで『カンブリア宮殿』を見ていた時に、
釣り具メーカーとして有名な『ダイワ』の特集をしていたのですが、
釣り業界では、各種製品の信頼性から1つのブランディングに成功して
いた『ダイワ』ですが、更なる飛躍のために協力を求めた人が・・・
『佐藤可士和さん』
誰もが知る日本のトップクリエイターですよね。
ユニクロも楽天もセブンイレブンも可士和さんとのパートナーシップ
により大きく業績アップに成功していることは有名な話
ダイワのロゴを変更してイメージアップを図り、釣り業界で培った高い技術力
を武器に、アパレル業界でのブランドづくりを進化させようとしているという話でした。
これもまさに『一点突破水平展開』でしょうね。
水平展開を図るときに、第三者の発想や違った視点で強みを整理して、
伝え方や魅せ方を進化させることができる人の手助けを求めた方が
進み方が加速しやすいという事例なんだとも思います
ダイワのアパレルサイトになりますが、これまでのイメージとは
かなり違っておしゃれで洗練されていますよね
今日は、最近のマーケティングトレンドで自分が感じていることを
お伝えしてみました。
では、CLPがメインでお手伝いしている
幼稚園・保育園・認定こども園はこの学びをどうやって活かしていくとよいのか??
それは次回のブログで私が10年前から提唱しているコンセプトをベース
にお伝えしたいと思います。
お読みいただいた方の何かのヒントと未来のハッピーに少しでもつながれば幸いです。
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